たまには、連ドラ「黒革の手帖」をオンタイムで見ようと、テレビをつけたら
サッカーの試合。
時間を確かめるのですが、ドラマ開始時間からもう3分経っているはず?
時間がずれ込んで、30分遅く始まるのかな? と思い待つも、
その気配なし。
よもや? とネットを開いてみたら、サッカーのために本日の放送は中止と。
がっかりです。
そして、ネットには私と同じ思いの人々が「愕然」「楽しみにしていたのに」
とツイッターで呟いていました。
サッカーの日本勝利はめでたいのですが・・・・
サッカーより「黒革の手帖」の「次を見たさ」のほうが
上回る人々も、私以外にいるのですね。
思えば、連ドラにはまったという記憶がありません。
テレビの登場など私が生まれて後のことで、そのせいも
あるのかもしれません。
テレビより、活字に浸っていることが多い暮らしでした。
だから、この仕事に縁を得てからも、人がなぜ連ドラに夢中に
なるのか、解らないまま書いていたのです。
次はどうなるのかな? と連ドラを面白いと思うようになったのは、ここ数年です。
「このドラマは私の生きがい」とまで言う人の気持ちも解るようになりました。
と、視聴者側の気持ちが解ったところで、久々に連ドラを書くかもしれません。
単発のいわゆる文芸路線から逸れて、面白さ重視の劇画展開にしつつ、
要所要所で立ち止まり、「文学やっちゃおうかな」という志。
昨今、流行りのコミック原作ではなくオリジナルです。
そのドラマを楽しみに、一週間を過ごしていただけるような物語を綴れたら
作家冥利に尽きます。
今は、録画やオンデマンドの時代なのでオンタイムで、作りてと受けてとが
「わくわく」を共有する時代ではなくなりつつありますが。
人気ドラマを書くと、そこを舞台にした街から人影が絶える、と私もそれは
経験しました。ドラマをオンタイムで見たいばかりに帰宅してしまうと
言うのです。今の作家はそういう、視聴者とのときめき共有が失せて
気の毒ですが昔を知らなければ、どうということもないのでしょう。
ヒットドラマを書くと、主演女優さんと共にファーストクラスで欧州の訪れたい国どこでも
何カ国でもご招待します。スタッフがついてまいります。とそういう時代がありました。
誤変換他、後ほど推敲致します。