今朝の東京は、春めいて暖かく両手を広げて朝日を受けながら、
公園の土を裸足で踏みしめ、日拝。
これ、ドラマの冒頭シーンだなぁと思いつつ、「明日の君がもっと好き」には
衣装という形で自分の分身が紛れ込んでいて、見ていると面映い。
言われるまま、出演したことはあるけれどこんな形でドラマに分身が
映るのは初めてだ。
今夜、11時20分からの5章はとりわけ、市原隼人さんが私の普段の格好の
ほぼまんま。
狙ってそうしたわけではないが、初めての経験なのだが衣装に口出ししているうちにこうなった。
寒い季節にまとう着物ではないのだが、ドラマでは風に裾をあおらせたかったので
着て頂いた。(5章目ではまだ、あおられてはいないが)市原さんが着ていらっしゃるのは、
私のものではなく、同じ反物で仕立てた着物と羽織りである。
イタリアマントは、私のものをお貸しした。だから自分の一部が
映像の中にいるようで、なかなかに恥ずかしい。
衣装といえば、中国人の女占い師が登場するのだが芝居が上手で衣装も楽しく、どなたかと訊いたら
岡本麗さんとのこと。達者なわけだ。衣装は自前なのだそうだ。大昔に「みちしるべ」というプラハ国際テレビ祭でグランプリや国内で受賞した作品に、出て頂いた。三十代だった私もちらっと出ている。
国際的な賞の受賞のおかげで、国内で何度も再放送が繰り返され、海外でもオンエアが
ひんぱんだったので、おそらく4,5千万人程度の人々に見て頂いただろう。
あと20年、書くつもり。
20年後の私は、私ではないが私が着ていた着物を見て「若かったなあ」と思うのだろうか。
それにしても、市原さんは帽子も着物も似合う。俳優と同じ格好をするものではない、と
思い知った。いや、俳優の格好を私が真似たわけではなく、自分と同じ格好を
してもらったのだが、それにしても落差が。
さて今夜の5章目、なお混沌。7話目でどう収束つけるかお楽しみに。
誤変換他、後ほど。