過度のフェミニズムは忌避する私だが、
しかし東京医科大学における女性受験者の点数を意図的に
減らしていたということは論外で、こんなことを
考える男たちがいたということじたい、この現代に
信じがたいことではある。
結婚や妊娠で女は辞めるから、というのが理由だそうだが
女性医師の全部が結婚するわけでも、出産するわけでもなし、
また家庭での役目を終えたら現場復帰もあり得る、と
書きながら、なんでこんな当然のことを
書かねばならぬと思う。
世界にも恥じっさらしで、困った人たちだ。
日本のワイフのように、夫が稼いでくる財布を握って家庭の舵取りをしている
女たちも世界スタンダードでは当たり前というわけでもないのに、
そこは報道されない。日本では専業主婦が夫に「お小遣いをあげる」
状態だと、アメリカでいえばびっくりされるだろう。
封建時代の女たちもしたたかで、従うように見せながら
実は旦那を賢くてのひらで転がしていた例も言われない。
男女同権が幅をきかすアメリカの西部劇では、何かと言うと
女たちは気絶して、気付け薬をかがされていた。
あれは、一体なんだったのだろう。アメリカの男たちが
望んだ「か弱い女性」を演じていたのか、思い込みで
気絶していたのか。日本の女性は
ちょっとショッキングなことを聞かされただけで、へなへな
気を失うほど古来より脆弱ではなかった。
呆れているだけで、看過していたのだが「外科医 有森冴子」で
その後の医療ドラマ全盛の下地を作ったと言われているらしい
私が黙っているのもどうかと思うので、一言。
ついでに申せば、子供を産まぬのが非生産であるという某議員の
言い分も、世界スタンダードでは恥ずかしい部類。
誤変換他、後ほど。