「火をつけて来い!」とそこだけが切り取られ報道されていた時は、
何だこの市長、言語道断と思ったのだが後追いで報じられた
放火して来い発言の前段階に、部下の長年のたるみがベースに
あったようで、市長は市民の安全と命が関わる案件に
対してお前らは一体、何をしていたのかと怒鳴ったようだ。
私にも激情家の要素がないわけでもなく、市長の感情抑制が
利かなくなった点が解らなくもない。
発言自体は無論ぺけであるが。
経緯を知った時点で市長擁護を書こうかなと一瞬思ったのだが、
曲解されて鬱陶しいことになりそうだったので控えた。
しかし、事情を知るにつれ市長擁護の意見が増えているようである。
この件で思い出すのは、教師が高校生に暴力をふるってすっ飛ばしている
動画の、テレビにおける拡散である。その時も、酷いなと
思ったのだが、その生徒が暴力を受けるまでの経緯を知るに及び
むしろ教師を応援したくなった。クズ高校生は本来、放校でよい。
それを教師が謝罪させられたのは、こちらまで無念の思いを抱いた。
親は、黙ってその謝罪を受け入れたのだろうか。私が親なら
自らを強く恥じる。
この場合も暴力を肯定しているわけではないこと、無論である。
報道も前後の経緯を全て掴んでからなされるべきで、一瞬の切り取り報道は
フェアではなかろう。しかし、後追いででもそこへ至るまでの
経緯を多くが知るところとなったことも、また報道のお蔭か。
私は、市長と教師を支持する。
暴言・暴力部分は除いて、
とくどく書き添えねばならないだろうか。