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Channel: 井沢満ブログ
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日本の「原罪」を信じ込む「韓国教」

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無論韓国にも冷静な良識派がいて、この度の日本の措置へ理解を示し、韓国政府への批判を述べる人達もいる。

しかしながら、そういう人たちの多くも「日本は韓国とその国民にかつて極悪非道なことを行った」という縛りから解き放たれていないように見受ける。

たとえば韓国の元議員、鄭斗彦(チョン・ドゥオン)氏である。

「チキンゲームに進んではならないのに政界でチキンゲームにしきりに追い込もうとする人たちがいて心配」

 「乗用車とトラックが互いに向かい合って走っているのにどっちの被害が大きいだろうか」

 「不買運動に反対する。反日感情やこうしたものをいま掲げる時ではない」

「話にならないのは韓国製品もみんな日本の機械で作り日本の設備で作る。国産品は日本を抜いたら作れない」

「親日感情をあおったり、いや、あおるというよりも親日感情を掲げるとか、そうでなければ反日感情をあおるとかいうことは気を付けるべきこと」

・・・・・と、いたってまっとうな意見を述べつつしかしその総括的な立場としては、

「(この問題は)日本の植民地侵略と支配の不法性を認めるかという問題で日本で実際に不法的に強占したものなのでこれまでの立場をちょっと変えて認めろといわなければならない」

「その代わりに強制徴用者賠償問題は韓国が国内的に解決するから日本は侵略と強占に対する不法性を認めろとしていかなければ。その上で折衝しなければならない」

 

と、要するに韓国の今の日本の対応は間違っているし、実利もないと分析しながらもその根本に「日本悪」があるという認識なのである。
似たような論調に、韓国政府の非を挙げながらも、日本より上に立ち日本をむしろ利用する「用日」へと転じなければ、という論調がある。

崔相竜(チェ・サンヨン)元駐日大使も似たり寄ったりである。

「外交を道徳化し、相手国を善悪の二分法で測るようになれば、どんな問題も解決することができなくなる」

と一見正論に見えるのだが、しかし善悪の悪を双方に見るのではなく、一方的に日本を「悪」「道徳にもとる国」と決めつけての発想であることは、以下の発言を見れば解る。

 

 「文在寅政権は道徳的優位という観点で韓日関係を見つめている。道徳性は非常に重要な価値観だが、外交を道徳化して相手国を善悪の二分法で見る場合は交渉が不可能で、どんな問題も解決することができない。道徳的に優位に立った方が寛大な姿勢を見せることで、名分・実利を同時に確保した前例が日本の植民地支配に対する反省・謝罪を具体化した「金大中・小淵宣言」だ。故・金大中元大統領は当時、日本の国会演説で『日本には過ぎ去った過去を直視する勇気が必要だ』と主張しながらも、戦後日本が平和や経済成長、韓国の通貨危機克服などに貢献した点についても感謝の意を表した」

崔氏は韓国が口癖の「2トラック」外交については肯定的であるが、しかし韓国の言う「2トラック」とは一方の手で永久に謝罪を要求し日本を叩きつけながら、もう一方の手を差し伸べ賠償と技術供与を要求することに他ならない。

崔氏は中国を引き合いに2トラック外交が可能であることを述べるのだが、中国の捏造に基づく日本叩きは韓国と同じだが、違うのは韓国のように寝ても覚めても日本に罵詈雑言を浴びせかけてくるわけではないことである。

この度の日本の措置が仮に何らかの終結点を見出したとしても日本の原罪というありもしない韓国側の認識が是正されない限り、日韓は永遠に平行線であり、いったん友好国としての位置にそれぞれが戻ったとしても、また同じことを繰り返す、と私は思う。

日本は、「侵略」「戦争犯罪国」「慰安婦」「徴用工」「独島」という韓国側が執拗に用いるキーワードとしての虚偽を根気よく論破して行かねばならぬし、それに対して韓国が聴く耳を持たぬなら関係はそこまで、としてそれなりの姿勢で臨まねばならぬ。

日本の「原罪」をいつまでも韓国が自国民に刷り込んでいる限り、友好はない。あるとしても戦後74年間に及んだ「友好ごっこ」が繰り返され、真実が隠蔽されて行くだけのことである。虚偽の上に立った友好など砂漠の蜃気楼でしかない事は、今度で少なくとも日本国民は思い知ったのではないか。

文在寅氏を要する政権与党「共に民主党」の狙いは明確である。
「不買運動」や「日本語駆逐」のていを取りつつ、その狙いは韓国民の反日感情を煽り立て、より北朝鮮との連邦国樹立へと押し近づける算段なのだ。
いかに現政権が浅慮で幼かろうと日本製品の不買運動など、実質的効果がないことぐらいは承知であろう。不買運動など日本の統治時代から近年に到るまで何度となく繰り返されたことであり、それらはことごとく中途挫折して終わっている。

今回、長続きするとしても日本製品の徹底的排除など不可能である。病院の医療機器からテレビ局の機材にまで日本製品は細かなところまで入り込んでいて、日本由来の樹木を引っこ抜くように日本語由来の言葉を排斥するとなれば、韓国人の暮らしが成り立たなくなる。
目立つ日本のブランド製品の紙箱や袋を足で踏み潰すパーフォーマンスをするのがせいぜい、それを報道するカメラもテレビカメラもキャノンやパナソニック、ソニーなのである。

 

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