主要3候補が、とついマスコミの区分けに乗せられて言ってしまうのですが、
小池百合子氏、鳥越俊太郎氏、増田寛也氏のお三方が、生放送の
テレビでやられたそうですが、私は見ていません。
韓流連ドラ「星から来たあなた」のキム・スヒョンとチョン・ジヒョンという男女優の出色の演技、脚本の上出来、監督の才能と感性、脇役の人々の秀逸さ、衣装や音楽の良さ、などなどに目下はまり込んでいて、1日に6話分くらいを一気見している最中で都議選候補の討論など見てる時間はないのです。
というと、都議選を疎かにしているようですが、そうではありません。
むしろ逆で、初動期に散々考え調べ、今度の選挙の仕組みと
それぞれの候補者がもう解ったこと、それゆえ投票の腹は決まったこと、
からさしてもう候補者の舌戦や動向に興味が持てないのです。
政治を語るととかくギスギスするし、目下気に入っているジューサーで
毎日桃や西瓜、メロンを砕いて豆乳他で割って飲んでいることなど
書こうかと思ったのですが、しかし今それどころではないだろう、とも
また思うわけです。
なので、簡単に都知事選について述べます。
なんでも、小池氏の「病み上がり」発言に、鳥越氏が「癌サバイバーに
対する差別だ」と食ってかかったそうで、左翼の人々は本当に
“差別”を武器に攻撃するのが好きですね。
やや調べてみたのですが、小池さんにキャンサーサバイバーへの
差別心などはなく、ただ都議選に絞って(当然です、都議選最中なのだから)
鳥越氏の病歴で、都知事の激務が大丈夫か、という問いかけであったようです。
これは、私も思います。不安定ではないでしょうか。差別心ではありません。
友人を癌で失っているので、そんな心は全くありません。
ただ、都知事という重責を担えるのかという、それだけの懸念であり、
癌サバイバー一般に広げるのは、いささかヒステリックではないでしょうか。
鳥越氏は2005年に65歳で直腸癌、2年後に転移した左肺の部分切除、
同年同じく、今度は右肺の部分切除、その3年後の2009年に
肝臓の部分切除をなさっていて、オペ歴4回、現在76歳。
一般に「大丈夫かな」とは思いませんか? 都知事という重責が任期中、
担えるのかな、という懸念は差別ではなく単なる懸念です。
出馬していい年齢と病歴ではないのではないか、という問いかけは
当然想定されるわけだから、鳥越氏は感情的になるのではなく、
スカッとした切り返しを用意なさっておけば、よろしかったのです。
それが政治家というものでしょう。マイナスイメージを一気に
プラスに転換する話術というのはあります。事前に用意していれば。
「癌サバイバーへの差別」は余りにも素朴過ぎる反応でしょう。
癌のサバイバーが全員、一介の議員などより職責の大きい
都知事を目指すわけではありません。鳥越氏は特殊例を
一般例にすり替えておいでです。
挙句小池氏に『政策論争のうちに入らない。政策論争の場を自ら放棄されるのは良くない』と正論で、うっちゃり食らわされてしまっています。
以前、これ以外では「中国は攻めて来ない」と言い切り、ではなぜ
自衛隊が要るのかと切り返され結局「中国は攻めて来るかもしれない」と
腰砕けになったお方。
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ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160719-00010009-agora-pol
参考記事
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160719-00010004-agora-pol
>鳥越氏の超高齢立候補は美談でなく究極の無責任
>癌をおして史上最高齢の知事に立候補する元気があるのは感動ものだ。しかし、議員ならまだしも知事という大きな組織の長で、任期が全うできなければ数十億円かけて再選挙をしなくてはならない仕事に就こうというのは、美談でなく・・・