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憲法と自衛隊、そして天皇陛下

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「自衛隊幻想」という鼎談からなる本の、その座談会のお一人
明治神宮「至誠館」の、荒谷卓館長から献本頂いた
ご本を、読んでいる最中です。

手術後の視力がまだ定まらないので、速読の私が牛歩の
読書を余儀なくされていて、しかしまだこちらは活字が大きいので
いいのですが、取り寄せた他の本2冊はいずれも、字の小さいこと、
まともに読めたものではなく、がっかりです。

一冊は医療関連、もう一冊は葬儀ビジネスについてのルポルタージュで
いずれも、読者は若い層ばかりではないだろうに、心配りがないと
感じますが、出版社の人自らが不自由にならないと、ピンと来ないのでしょうね。

というわけで「自衛隊幻想」はいまだ粗読みの段階で、きちんとした
読後感を述べるには至ってないのですが、今のところ私が
掴んだ要点は以下の通り。あくまでも、今のところ読み取った内容です。
全てを通読しているわけではないので。

わたくしの主観によるまとめであり、こういう文章表現が本の中に
あるわけではありません。従って以下の記述は、井沢に文責があり鼎談の
お三方に責任はありません。

自衛隊ははっきり違憲なのに、ごまかしながら営まれていて、国軍としての
機能と権限を持たぬので、半端な自衛しか出来ない。

日露戦争と、先の大戦で日本軍の物理的強さと精神力におののいた
アメリカは、日本が二度と立ち上がれぬよう「平和憲法」を押し付けた。
(わたくしに言わせれば、平和憲法ではなく、日本非力化憲法です)

その非力化憲法を後生大事に、日本は平和を71年間維持してきたと
主張する人たちがいますが、日本が戦争を経験せずに済んで来たのは、
アメリカ軍と、アメリカの所有する核のおかげです。
憲法など一ミリの力も持ってはいません。こと国防においては。
国防以外の憲法でさえ、他ならぬ天皇陛下が「生前退位」という憲法違反に
抵触しかねないことをなされて以来、その盤石性にブレが生じています。

アメリカ軍と核の保護のもとにあっても、国民は拉致され、領土は不法占拠されたままです。また、慰安婦問題は捏造され日本の名誉は傷つけられっぱなしです。

なぜなら、上記はアメリカの国益に何も関係ないからです。日本を護るというよりは、その逆。ことを荒立てるなと牽制してきます。そのためには、お前たちが悪者になっておれ、と。

日本が二度と立ち上がれないようにして、占領軍は去りましたが、
数年後に彼らは自らの過ちに気づきます。すなわち朝鮮戦争の
勃発です。彼らの相手にすべきは、本来日本より共産主義なのでした。

というわけで、アメリカの「許可」を得て、自衛を言い訳の保安隊が作られました。陸上自衛隊の前身です。自衛と言いつつ、いざという時、アメリカ軍のため、アメリカの国益のために役立つ「軍隊未満」の誕生です。

そのような半端な位置のまま、現在まで来ています。そして拉致被害者はもう、誰も助ける気を失っているかのようです。胸のバッジは飾りです。拉致問題に関心がないわけではない、というささやかな、アリバイ。
誰も本腰で救出する気もないまま、敢えて申せば実のところ、見ないふりで事態が風化するのを待っているかのように、見受けます。

竹島問題も然り。誰も本気で奪還しようとはしていません。
永遠の棚上げ、永遠の溝。

本来・・・・国民が拉致され、領土を不法占拠されたら開戦です。
でも、黙ってうずくまったきり立ち上がろうともしない政治家、そして
わたくし自身を含めて、アメリカに牙を抜かれた国民です。
拉致被害者を救い出そうとする機運は高まりません。
なぜなら、国民がそのために戦う気力を喪失しているからです。
その状態を「平和」と唱えるまやかし。
領土盗られ、国民をかどわかされても立ち上がれずにいる状態を平和と
称する、都合のいい幻想。

平和、人任せ。国防、アメリカ頼み。

しかしそのアメリカも、拉致や竹島、慰安婦問題で日本に力を貸してくれますか? くれましたか? 自国の利益にならないことには、知らんぷり。当たり前です。しょせん「他国」のこと。尖閣も基本的には、あてになりません。
自国を危険にさらしてまで、守ってくれるものですか。

そこへ沖縄からの海兵隊の撤退もありえなくはない、トランプ氏の登場です。

日本は、腹をくくるべき時に差し掛かっているのではないですか?

わたくしは、皇室尊崇の立場ですがそれでも、いえそれゆえ首をかしげる事に対しては、ある一線を越えぬよう慎重にしかし、能う限り卒直に記したいと思うものです。

日本の自立を目指し、戦後のアメリカ支配からの脱出を目指し、憲法改正へ向けて安倍内閣が動き始めたとき、とんだ伏兵ありで、それが
天皇陛下の「生前退位」のお気持ち表明です。内閣は、天皇陛下のお気持ちに添ってないという批判があるようですが、とんでもない、内閣は天皇陛下のお気持ち表明自体が憲法違反であることを、なるべく国民には気取られぬよう配慮しながら、大急ぎで特措法を成立させ2年後には元号を変える、と慌ただしく対応に追われ、他ならぬ平和憲法護持派でいらっしゃる天皇陛下の憲法違反をフォローすることに追われ、国防上喫緊の課題である憲法改正に取り組む時間とエネルギーを奪われているという、皮肉な茶番劇が現在です。

「戦後の知日派アメリカ人に感謝」とまで、おっしゃりながら天皇陛下の、占領軍押し付け憲法護持表明は、つまりアンチ安倍政権ということであり、これもまた政治に関与してはならぬという憲法への違背でございましょう。

このあたかも、倒錯したごとき構図にマスコミは触れません。
知識人も触れません。従って、多くの国民は気づかず「ご高齢でお疲れだから、ご退位賛成」などというレベルです。摂政制のあることすら、把握していない様子。神武天皇以来、天皇のそもそも何たるかその存在意義すら知らぬ様子です。

天皇とは、ひたすら祈る存在です。国家国民に降りかかる苦難は我が身を通せ、といわば贄(にえ)の精神とお覚悟です。本来は。

しかしながら今上(陛下)の、ご思想は明らかに、GHQの工作員と思しきヴァイニング婦人の洗脳と、まだ少年期にあられた当時の皇太子殿下に向けられたGHQの、恐怖洗脳に由来しているかと存じます。

皇后陛下もまた、「GHQの作った憲法」支持を折りに触れ、それとなく表明していらっしゃり、憲法作成に関与したもとGHQの、ベアテ・ゴートン女史に並々ならぬ心情をお寄せで、またご交友も憲法護持の立場である「九条の会」の人々が目立ちます。

(h

ttp://ameblo.jp/kameyamamomo/entry-12090482067.htmlより拝借しました)

ところが、皮肉なことに真剣に皇室をお支えしたいと願い、弥栄を祈る天皇尊崇愛国者たちの全てが、憲法改正を旗印に掲げていて、中には「天皇主権」「不敬罪」の復活まで唱える人々もいます。しかし両陛下共に憲法改正反対、護持のお立場。この、アンビバレンツ(二律背反)を愛国保守層は見ないふりをしています。

いずれにしても、国民の間で意見が真っ二つに割れることを、両陛下がどちらかの意見に与(くみ)されることは国民を分断し、更に両陛下とは意見を異にする国民層と皇室を乖離させてしまいます。「国民統合の象徴」ではなくなります。

先の天皇陛下は、ひいきの力士の名すらお答えになりませんでした。

先の戦争への、過剰な反省やお詫びは「開戦の詔勅」を出され、意に反しなぜ戦争をせねばならぬのか切々と述べられた昭和天皇に対し、背きあそばすことではないでしょうか。

「象徴」ということの意味は、畏れながら今上のおっしゃられるごとく
被災地ご訪問や、慰霊という名の反省・謝罪旅行でもございません。
ただ、日本という扇の要として、そこにおわすこと。
祭祀をなさること。そしてたまの国事行為。

これが全てです。ご高齢であれば、摂政に委ねられる制度がございます。
なぜそれをお用いにならぬのか、今回述べるゆとりがあるかどうか定かでは
ありませんが、内閣の苦慮した挙句の特措法にすらご不満の様子で、
ご学友の口を通して、抗議をなさっています。

内閣へのお口出しも、むろん憲法に定められた政治関与への禁止に
該当致します。(お友達の口を通すとしても、それが世間に
放送を通じて流されることをご承知の上で、ご学友にわざわざお電話をなさって
いらっしゃいます。ご学友が公に流した情報に抗議も、否定もございません)

総理が、政府専用機を使う時必ず搭乗口に自衛隊員の姿が
あります。専用機の管轄は自衛隊なので、当然のことなのですが、
両陛下のときには、自衛隊員の姿は影も形もありません。
自衛隊を忌避なさっているという憶測は、あながち的外れでは
ないでしょう。お誕生日会見における「平和憲法護持」という政治上の
立場の表明は、煎じ詰めれば自衛隊否定です。
(両陛下から姿の見えぬところに立てと言われた護衛の自衛官の嘆きを、何かで読んだのですが何であったか思い出せません)

といえば、きっといや陛下は平和の希求者として、軍隊を否定なさっているのであり、防衛のための自衛隊は否定していない、という声が聞こえてきそうですが、その言い分自体が矛盾を含んでいます。
つまり、国軍としての機能を備えない組織に、100%の
自衛など出来ないからです。

秋篠宮殿下に対する、自衛隊の堵列(とれつ)はそれにつけても、見事でした。
海上自衛隊の若者たちの殿下への「心意気」がひしひしと、伝わって来る画像でした。

(ネットに頻出する画像で、出典が分かりません)

その一方、両陛下が自衛隊を内心疎まれているらしきことは感じざるを得ず、彼らの志気を落とします。それは国家と国民のためにはなりません。

書こうか書くまいか、さんざん迷いながら結局書かずにいることがあるのですが、国家中枢の仕事に携わっている方から由々しきことをお聞きしました。
皇太子妃の父上にまつわる、あることです。キーワードは日清戦争以来蓄積の皇室財産。
ある一点に触れねば公表しても構わぬということでしたが、わたくしが腹をくくって書いたとして、万一にもわたくしに情報を下さった方に累が及びはしないかと、それを恐れます。中枢部複数の人々には、既知のこととはいえまだ少数ではあるでしょうから。

結局わたくしは、それをあからさまに口にすることはないでしょう。
しかし、外務省他皇室周辺は・・・・・事実なら・・・・知らぬわけもなく、もしそれを承知で生前退位、すなわち新皇后の即位を黙って準備しているとしたら、それは日本国と国民への裏切りではないでしょうか。もっとも、わたくしが耳にしたことが事実なら、ということですが・・・・。

他にもいくつか、その御方からは驚愕すべきことを聞き及んでいますが、もう一つこれは明らかに言わせて頂かねば、天皇親修の祭祀が絶えるという、皇室史始まって以来の危機を迎えるかも知れず。

皇太子殿下に於かれましては、祭祀を行える身体条件におありでしょうか、と。
ウロストミー(尿路ストーマ)を装填なさっているとわたくしは聞き及び、お写真の幾つかからズボン越しにその形状が目視できるように・・・・・思われます。

もし皇太子殿下の病が事実なら、精進潔斎ならず祭祀が行えぬことを承知でのかくも急速な即位推進を、皇祖神、先帝の方々は肯(がえ)んじるでしょうか。

皇祖神、そして神武天皇という神話と、祭祀を抜きに、皇室は存在し得ません。

神道の祭祀王としての権能の喪失は、天皇を代替えの効く存在に貶めはしまいますまいか。

一見、不敬罪のあった戦前のほうが、国民は皇室への無条件尊崇を求められていて、天皇陛下は現人神で絶対的主権者であられたと思われがちですが、実のところ権力の強大さは、現在のほうが上回るのではないかと、わたくしは危惧しています。

戦前はお上が方向を誤られれば、身を挺して諫言申し上げる忠臣がいて、天皇もまた耳を傾けられました。皇族への罰則も厳然とありました。
コメント欄で質問を受けてお答えした「旧皇室典範」がそれです。

皇族を民間が訴える際の決め事まであったのです。
ふさわしからぬ皇族の、身分剥奪も盛り込まれています。

皇室の財産を蕩尽する皇族への罰則もありました。

 

第50条

 

 人民ヨリ皇族ニ対スル民事ノ訴訟ハ東京控訴院ニ於テ之ヲ裁判ス但シ皇族ハ代人ヲ以テ訴訟ニ当ラシメ自ラ訟廷ニ出ルヲ要セス

 

 第52条

 

 皇族其ノ品位ヲ辱ムルノ所行アリ又ハ皇室ニ対シ忠順ヲ欠クトキハ勅旨ヲ以テ之ヲ懲戒シ其ノ重キ者ハ皇族特権ノ一部又ハ全部ヲ停止シ若ハハク奪スヘシ

 第53条

 

 皇族蕩産ノ所行アルトキハ勅旨以テ治産ノ禁ヲ宣告シ其ノ管財者ヲ任スヘシ

  

以上のごとく、昔は「不敬罪」として民にも厳しかったが、一方の皇族に対しても厳しい掟がありました。

遥かそのかみには、廃太子、天皇の入牢、島流しもあり
現代のような何となく気分だけでの「天皇無謬説(天皇は過ちを犯さない)」はありませんでした。
尊崇も現代より遥かに高く濃かったぶん、民も皇室もお互いに厳しい
覚悟と折り目正しい緊張関係があったように思います。

現代では、ストッパーは何もなく、不敬罪もないまま「不敬」の名のもとに、憲法まで一部お変えになりかねない絶大な力をお持ちになられました。お気持ちというのは、実質的命令でありそれゆえにこそ、内閣は一瞬の逡巡もなく、皇室典範改正へと動きました。

危惧を感じ宮内庁に電話した際に「NHKの放送はあくまで、お気持ちの表明です」

とおっしゃるので、

「表明なさるからには、目的がおありですね。その目的というのは皇室典範の改正でございましょう。それを受けて内閣は即座に動いているのだから、お気持ち即命令ではございませんか? そしてそれは、憲法違反ではないのでしょうか」

そう申し上げたら、絶句して黙り込まれてしまわれましたが・・・・・宮内庁の職員も、何だか最近薄っぺらくなったように感じています。
以前はもっと、国民の声に対して親身で真摯な人たちがいました。
宮内庁には、小和田氏ルートの外務省から、だいぶ来ているのではないかと
想像しますが、もしそうなら、よろず保身に走り性根で皇室のことを考えている気配がないのも、それゆえでしょうか。

そしてうすうすと国民が感じているのは、天皇陛下よりもなお権力の頂上に立たれていらしゃるのが、今や皇后陛下だということです。
多少は勉強している国民すら知らないことがあります。
大変言いづらきことながら、ご実家正田家がアメリカ産小麦粉を媒として、戦勝国アメリカGHQと癒着していたのは、事実です。その数年後に正田美智子さんの、ご婚約がありました。
そして皇后陛下ご自身が、男女同権を憲法に盛り込んだ元GHQメンバーにお心を寄せられていらっしゃることも、事実です。フェミニズムほど、本来の皇室から遠いものはないのですが。西欧的偏頗な価値観から見れば、皇室は男女平等ではありません。民間における平等とは、質を異にします。

ベ平連の創始者の一人である鶴見俊輔氏が、その姉鶴見和子(元 共産党員)氏と皇后陛下との、慰安婦問題を媒にした交流について証言しています。

 

「美智子皇后は姉の和子に対して、彼女の学友だった女官を通して「宮中まで来てほしい」とお呼びになったことがありました。そのとき、『あなたがこのあいだの講演で慰安婦の問題を取り上げてくださって、とてもありがたかった』とおっしゃった」

要するに皇后陛下は、国内左派や韓国、中国と同じご見解で、強制の慰安婦の存在を信じていらっしゃるようで、これはいかがなものでしょうか。
左派鶴見和子氏との親密な交流は、和子氏が世を去るまで続いています。

強制慰安婦は、吉田清治のでっちあげでそれを左翼や韓国が悪用して、「性奴隷」などという大嘘を言いはじめて、現在に至ります。

慰安婦を虐待したのは、日本ではなく韓国です。

また、万世一系を批判する「女史差別撤廃委員会」は、いまだ「敵国条項」のある反日的傾向の強い国連に設置されていますが、鶴見和子氏もその候補となった国連難民高等弁務官、緒方貞子氏とも皇后陛下は昵懇であり、女性天皇擁立を結論づけた知識人委員会のメンバーに緒方氏は名を連ねてます。(緒方氏は、日本は難民を大量に受け入れよというお立場の方でもあります)

http://www.yuko2ch.net/mako/makok/src/1458200148993.jpg

▼韓国、慰安婦像60体に増殖へhttp://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170113/frn1701131130001-n1.htm

皇后陛下が、いかに人道的見地からとはいえ、慰安婦についての特亜側見解に立たれるのは、よろしくないでしょう。また事実誤認をしていらっしゃいます。
それ以前に政治や外交がまつわることへの、お口出しは妥当ではありません。
天皇陛下でさえそれは禁じられています。

皇后陛下は、皇太子殿下の次は、報道された天皇陛下のお言葉他から推して、愛子さまを女性天皇にと、望まれていらっしゃるように思います。

 一連の皇后陛下の言動を綴りあわせると、カトリックへの傾倒と男女同権のフェミニズムへの傾斜がうががわれますが、わたくしごとき者が申し上げるのも僭越ですが、皇室はそもそも、フェミニズムのような世間一般の価値観とは隔絶したところにございます。そして日本最大の神道の「お家」です。

皇太子のご成婚に際して、君が代を排除なさろうとしたのが、皇后陛下だと「週刊新潮」は伝えています。

http://livedoor.blogimg.jp/royalfamily_picture/imgs/1/8/18f1dd81.jpg

自衛隊と国歌忌避、強制慰安婦の実在肯定は、左翼の技であり、上記の報道が事実なら大変、残念なことに思います。それはいずれ皇室否定につながります。

皇后陛下の、正田美智子さんとしての入内の際に、国会でその入内にまつわる疑義点・・・・・皇太子殿下(今上)への、教育のゆるさ、婚約をなぜ、日本政府よりアメリカが先に掴んでいたのか・・・・などを鋭く追求した議員たちがいて、今も残るその議事録を一読、よくもこういう発言が国会で出来たものだと、驚愕したのですが・・・・・・しかし、思えば昔のほうがまだ、皇室への批判と疑義は自由でした。

 議事録  第031回国会 内閣委員会 第5号 昭和三十四年二月九日(金)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/031/0388/03102060388005a.html

議事録には、当時すでに天皇の人権という観点からの「退位」も議論されていて、いささか驚きました。

今、天皇陛下及び皇后陛下に対する一切の、公の批判と疑義は認められず、国会でそれをなす議員がいれば、即議席を失うでしょう。
民主党の中井なにがしの、秋篠宮殿下への無礼は,不敬ではあっても宮家存続の根底を揺るがす如き、批判や暴露ではありませんでした。

めぐり合わせと言うしかないのですが、国会議事録で正田美智子さん入内への疑義を鋭く述べた議員の一人は、平井義一という方なのですが・・・・

一度、わたくし寿司屋でお会いしているのです。人様のご紹介でした。
内館牧子も一緒でした。その時、平井さんは皇室のことは全く
お話にならず、もっぱら芸能界とプロレスの裏話でした。
平井さんを横綱審議員としての肩書でしか存じ上げず、時が過ぎて、
議事録に遭遇したのですが、「あの時の平井さん」だと結びつくまで、随分時間がかかりました。ある時ふっと、何だか似たお名前の議員さんだな、と思い調べたら、わたくしが寿司屋でお酒を酌み交わしたお方は元議員でいらしたことを知り、やっと結びついたしだいです。

国の中枢部にいる方からの普通はあり得ないリークといい、平井さんとの偶然の邂逅といい、その後の議事録発見といい、何か因縁めいて感じ、お前これを語らねばならぬ、とどこからか言われているような気が致します。どこかで「関わりたくない」と思いつつ、逡巡しつつも。

恐懼して問わずにはいられないのです。畏れながら皇太子殿下におかれましては、祭祀を執り行えるご身体条件におありでいらっしゃいましょうか。
また皇太子妃のご尊父が、某国で、あることを原因に不自由な身になられ、ご帰国できずにいらっしゃるという情報は事実でございましょうか。政府が救出に向かうも不首尾に終わった、と聞き及んでいます。

もし事実なら即位の儀にご尊父のお姿なきまま、国民にどのように説明されるのか。
あるネガティブな立場の父上を持たれた、精神疾患の皇后陛下と、ウロストミーをつけられ祭祀不能の天皇陛下というのは、あり得る・・・・許されることなのでございましょうか?

肉体を病まれた皇太子殿下と、皇室に「不適合」として精神を病まれたお二方なら、第一継承権を返上の上、養生に専念なさる方が、お幸せではないのでしょうか。愛子さまもご健康優れぬようですし、もともとご家庭最優先の皇太子殿下です。天皇という厳しきお立場は、お気の毒かもしれません。

まだ他にも幾つか胸の潰れるごときことを聞き及んでいます。そのうちの幾つかは、つとにネットで言われ続けていることと、符合しています。

両陛下におかれましては、全てをお含みの上で、退位と移譲とをお望みなのでしょうか。もしそうであるなら、天皇ご親修の祭祀はもはや宮中の神殿からは、途絶えても良いとお考えでいらっしゃいましょうか。

祭祀無き皇室が、皇室であり続けるゆえんとは、なんでございましょう?

平井義一氏と横審を通じてその後も交流のあった内館牧子に訊いたら、
お亡くなりになられたとか。わたくしは、寿司屋の帰りに平井氏とタクシーに
同乗し、平井氏所有の確か赤坂であったか、所有の?(記憶がおぼろ)マンション前で下ろしたのですが、車中、病弱な奥様の自宅介護をなさっているようなことを、うかがったのでした。わたくしに、「健康でいたいなら冷たい酒を飲みなさんなよ」とアドバイスも頂き、わたくしはずっと教えを守って来ました。

皇室に関して鋭い見解を戦後間もないころからお持ちの方であるなら、芸能界やプロレス界の裏話などお聞きして興じた代わりに、皇室をテーマに卒直なお話をうかがいたかったのに、と残念なのですが・・・・・思えば、当時の私は政治にも皇室にも関心のない、不出来な国民でした。

私の記憶のなかにある平井氏は、小柄で洒脱、酸いも甘いも噛み分けてひょうひょうと、慕わしいお人柄でした。

・・・・・・こんな危うげなことを書き連ねたのも、あちら側からの平井氏の意志ではなかろうかと、平井氏のせいにして、拙稿を終わります。

平井さん、拙宅に電話を頂いたこともあるのに、当時わたくしが繁忙のピークにあり、また交友も不得手だったこともあり、その後のご縁を結ばなかったことを
悔いています。

ご冥福を心よりお祈りします。

 

 

*誤変換及び瑕疵は、後ほど推敲致します。

*コメント欄へ皇室への疑義、ご批判は自由ですが、言葉使いに敬意を失わぬよう
お願いします。

 


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