今回、公明党が相乗りしてさらに候補者が元民主・(告示前までは)民進党党員であったり(港区のケース)と、ここへ来て、数さえ得ればいいという小池都知事の姿勢が露わになって来ました。
都知事選の時は、他候補がいず小池氏一択を余儀なくされ、また都議会も根腐れを起こしていましたから、選択を間違っていたとは思いません。
しかし、今後を考えた時今回、都民ファーストをというより小池氏や元民進党や民主党の議員を都議会に送り込むのは危険でしょう。
安倍自民がさまざま困難に直面し、支持率を大幅に降下させていることに大いなる危惧を覚えています。
今、安倍政権を失速させたら日本という船は難破しかねません。
それは、外交においてもまた憲法改正においても、さらには皇室問題を
たとえわずかながらでも、正しい軌道に導けるのは安倍晋三氏のみです。
以前、赤坂にあるミッドタウンに暮らしていた関係で港区から出馬の自民党都議の応援を個人的に頼まれ、しかしご辞退した経緯は昨日のブログで述べました。
しかしこうも形勢が危うくなって来ると、たとえ他の区の候補の方であろうと、出来るお手伝いはすべきであったかと後悔している・・・・・と書いたら、今からでもしたらどうだ、というお声をコメント欄に2つ頂戴しました。
いかにも遅きに失しはしましたが、私の小さな声でもいくらかはお役に立つであろうかと、応援させていただきます。
現在、港区は2議席をいずれも自民党が占めています。
ここを仮に2議席共に失うと、いよいよ安倍政権臨終のイメージが高くなり、よろしくありません。
港区(定数2) 菅野弘一(自) きたしろ勝彦(自)私は、上記の現役お二方を支持します。
直接お会いしたのは、きたしろ勝彦氏であり3期12年を勤め上げた現役の方。「今回で、最後のお務めです。この世を去る前の束の間の4年、この命を都民の皆さまに捧げたいのです」という言葉が、耳に残っています。
高校時代に柔道部のキャプテンを務め、社会に出てからは「おまわりさん」。その実直さを買われて政治家の秘書・・・・だったか? 記憶のまま述べていますが・・・・
華はありません。地味です。高齢です。
しかし、そのことがいけませんか? 物事を極めるに最低10年とするなら、12年は都議会のプロフェッショナルと言うべきでしょう。
小池さんの都民ファーストが若さや美貌、テレビ局をバックの華々しい経歴とまばゆいばかりの候補者でショーアップしているこんな時期だからこそ、きたしろ勝彦氏と、それからこちらはお会いはしていませんが、やはり地味ながら、実績ある菅野弘一氏を推したいと思うものです。
こういう局面になって、小池氏を下げるのも好みませんが以前、小池塾をテレビのコメントで、またブログでも批判したことがあるので、一言。
小池塾の受講費が、女性が男性より1万円安いことに納得がいかず、それについて述べたら「値段のことでがたがた言うな」とコメントを頂戴してその文意の読めなさに驚いたのですが・・・・値段のことではなく、価格設定のジェンダー差が、妙なフェミニズム発想からではないか、と危惧したのです。
危惧はそのまま、現実のものとなりました。
妊婦を出馬させるという暴挙に出たのです。うちお一人は、いまだ安定期にすら入っていず唖然としました。
これを批判されて小池氏は「差別」と「女性の人権」へと論議をすり替え、危ぶんだとおりです。
何も、妊婦が政治をしてはいけないとか、産休・育休を否定しているのではありません。
みすみす、都議会を休むことが解っている候補者をよく立てるな、とその厚顔さに驚いているのです。
それまで実績のある議員が産休、育休で議会を休むのとは異なります。(都議会に育休はなかったと思いますが、もののたとえです)「あらかじめ、欠席が解っている」候補者を、都税でまかなわれている都議会銀候補として立てることと、それ以上に母体とその胎内の子をなんとお思いか、という観点から述べています。
都議会にも育休はあっても良いとは思いますが、それは別問題です。
それにしても、子供のためにはせめて1年、2年は母子が密着しているほうがよろしくはありませんか、事情さえ許せば。
安定期にあってさえ、炎天下の中、選挙カーの昇り降り、挨拶、神経のすり減り方で、母体と赤ちゃんが気遣われるのに、ましてこの間までつわりがあった人を候補者として立てるとは。
まだお二人とも若いのです。なぜ「今」なのですか。
子をある年齢まで育ててからでは遅いのですか。
今、とりあえず籍を確保しようという狂乱劇の一員に妊婦を引っ張り出して来ただけではないのですか?
当選したとして授乳や育児は人任せですか。
子育てって、そんな片手間でできるものですか。
政治も育児も半端になりませんか。
港区の自民党現役お二人にエールを送るつもりが、小池都知事批判が長くなりました。候補者選びのずさんさ、そして妊婦をお二人立てるという神経の粗さに、自分で思っていた以上に私は憤っているのかもしれません。胎児への虐待でしょうに。