「あすきみ」の撮影が行われている調布の日活スタジオにお邪魔したのが
昨日です。
ここは初めてで、歩きながらここを裕次郎さんや浅丘ルリ子さんも
歩いていたのか・・・などと思いながら。
日活出身の俳優さんとはご縁がなく、ルリ子さんとはジャニーズ事務所ご招待のディナーショーで
隣り合わせで、お話したことがある程度。
仕事では唯一、川地民夫さんと以前単発の頃の東芝日曜劇場で。
スタジオには、三田佳子さん、柳葉敏郎さん、市原隼人さん、森川葵さん、志田未来さん、伊藤歩さんがいらして、
ジンジンこと白洲迅くんと渡辺大さんは、出番なしで会えず。
旧知の三田佳子さんとずっと、お話していたのですが合間に若い俳優さんたちが役の
相談を兼ねて雑談に、次々に来てくれるので退屈せず。
この間、若者たちと飲んだ時市原さんが私にウォッカを一気飲みさせたのは
記憶にぼんやりあったのですが、森川葵さんの証言だとその後、さらに
二度、私の口に押し付けて飲ませていたとのこと。
ご本人に確かめたら、ご本人も2度目以降は記憶にないそうな。
私はと言えば、「気に食わないやつにはセリフを書かないからなー」と
叫んでいたそうで、いやはや・・・・・。
本気で思ってたら言いはしませんけどね・・・・。黙って書くのを微妙に止めます・・・・
って嘘。
昔は微妙にという”配慮”(配慮か?)すらなく露骨にやってましたけどね、突然田舎に帰って頂いたり、
一番ひどかったのが「ギャーッ」と叫んで家から外に飛び出したきり帰って来ない人物がいたり。
その女優さん、打ち上げには来ませんでしたが。唐突に帰郷なさった
男優さんも、そういえば打ち上げには姿がなかったような・・・・。
ロケ先の宿屋で主演女優を泣かせたり、血気盛んな頃は罪作りを
やってます・・・・。今は穏やかなもんです・・・・。
(台本上)田舎に帰ってもらった男優さんは、あるシーンに関して「◯◯のコマーシャルに
出ていて、そのイメージを損ねる」と言って来たので「あ、さいですか。どうぞCMを大切に、ではお元気でね、田舎で穏やかにお過ごしくださいね、CMのイメージにふさわしく」と帰省して頂いたのでした。
スタジオには、イタリアのマントを羽織っていったのですが帰りはマント無し。
市原隼人さん扮する亮の衣装として、着ていただいたらぴったりだったので、
使っていただくことにしたのでした。
5話目の最後から6話目の冒頭にかけての亮のマントは、私のです。
着物もト書きで指定したら、私の着物とお揃いでした・・・・
下に書生シャツを着ていたのまで私と同じになってましたが、スタイリストさん立会いのもと、市原さんと
話し合って、書生シャツはやめてラフに着崩し肌を覗かせたほうがいいね、
ということになりました。
強風を吹かせて、裾を翻らせ足を出して欲しくて、着物の素材まで台本には
書き込んだのでした。今回は衣装にこだわりましたが、普段はおまかせです。
女性の視聴者の方々には「市原さんの骨がエロい」と言われてるんですよ、と
市原さんに伝えたら、照れてなんとも言えない顔をしていました。
セリフに使えないかな・・・・・と思ってますが。
「骨がエロい」は女性視線で、男にはなかなか書けないセリフです。
言われてみれば、なるほどなぁと感心するわけです。
市原さんはスタジオでも色っぽいです。普通に趣味のカメラで
スタッフを撮ったりしてるだけなのですが。なるほど、骨からエロかったか・・・・。
男の鎖骨に目が行ったりするのも、女性ですね。鎖骨なんか、男は
見てないもの・・・・。
「柳葉さんが出るとホッとする」も、柳葉さんにはお伝えしましたから・・・・書き込んで
下さった方。「そんなに私、ホッとしないドラマ書いてます?」と訊いたら笑って
お返事はありませんでした・・・・。
セットの間取りも、細かく見て来たので動きを書きやすくなりました。
本当は早めに見て、芝居の参考にすればよいのですが。
たとえば、居間のかなり高い位置に神棚がしつらえてあるのですが、
踏み台を使わせて、榊を取り替える時に足を滑らせて転げる・・・・などというト書きも
神棚の存在を知っていれば、発想しやすくなります。
あと、小道具で思わぬものが置いてあったりすると、それをひょいっと使えたりします。
スタジオにいる間も最終話の7回目をずっと考えているので、俳優さんたちとの雑談他から
何かが拾えたりします。今回は柳葉さんとスタッフのどなたかとの会話に聞き耳立て、動きを収集していたのですが
ひょっとしたら使えるかもしれません。
・・・・・・・・・今頃気づいたのですが、飲み会の時の若手の皆さんから次々にラインが入ってて、
今返信している始末です。ラインも携帯メールも両手打ちが出来ないので苦手。
ヘタなりに、機械音痴なりに、執筆に使っているのでデスクトップのキーボード打ちは速いほうなのです。
誤変換他、後ほど。