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安倍総理の平昌出席で、総理を見失わぬよう

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まだ確定というわけでもないのだろうか・・・・
いずれにしても安倍総理の平昌五輪開会式への出席自体は、私はあり得ると思っていたので
さしたる衝撃は受けてはいない。

失意は、いやそれより「恐怖」はむしろ、安倍総理をめぐる党内と、それから現在日本が置かれている
状況とに感じている。

原稿に専念したいので、報道をチェックするのも最小限、発言も控えて来たのだが
この一件については、いくらか発言しておいたほうがよろしいのかもしれない。

まず総理側が作戦を誤ったのは、「国会の情勢によっては出ない」と発信したことで、
これで要らざる期待を保守国民に持たせてしまった。「さすが、安倍総理」と。
いったん持ち上がった期待を落とすと、反動が来る。
更に、若者たちからの支持率が非常に高かったのに、まずいことをなさる。
とりわけ団塊の世代が敗戦後のGHQ由来の自虐史観左翼教育刷り込みによりピークに愚かしく、
この世代は頭も固くもはや救いようもないけれど、若者は新聞やテレビの
報道を疑ってかかる柔軟性を持ち、さらにはネット情報から真実を探り当てる嗅覚と
リテラシーを保持している。

さればこそ、安倍総理への圧倒支持となったのに平昌出席で、彼らがそれを裏切りと
感じないか、そこを憂慮する。

愛国と壊国議員が相乗りの自民党に更に他党が乗り合わせた船の操縦は、至難である。
まず、それがありき。今回の一件で、わたくしたちは安倍総理を失ってはならない。
日本が更に危険なことになる。「安倍一強」の堡塁は、もうない。
国会も、安倍総理が平昌出席なるよう、与野党の売国さんたちが調整したのではないか、
とわたくしは勘ぐっている。ホワイトハウスからの要請も、可能性がある。

マスコミも改めて、不気味だと思い知った。平昌に行くべきではない、という意見はわたくしの
知る限り皆無であった。わたくしが、今もコメンテーターの席を保持していたら絶対に言う。
干されても叩かれても言う。慰安婦の強制性が皆無で、単なる性ビジネスの従業者であったことも
言う。それも大変な高給取りで、日本人も多くいた、と言う。韓国だけがそれを今更、
問題視して反日のカードに使うのは不当である、と。韓国兵はヴェトナムの婦女子に何をしたか、
己を省みよ、と言う。ヴェトナムで、韓国兵に蹂躙された婦女子の銅像を建てられても、抗議ができぬのは、
韓国であろうに。朝鮮戦争時の、従軍売春婦の存在があれは何だ? 彼女たちは補給品として
モノ扱い、嗜虐の極みであったのに何をもって罪もない日本を打ち据えるのか、嘘つきめらが。

絶えざる妥協を強いられる政治家ではなく、単にコメンテーターなのだから、なぜ
皆、真実を言わぬ。不勉強ゆえの阿呆も多いけれど。

よく安倍総理批判派がいう「お坊ちゃま」「脇が甘い」と、それはわたくしとて
思わぬではない。著書「美しい国へ」における記述の凄まじいほどの韓国への甘さが
当時の戦略としてのそれなのか、本当に無知でいらっしゃるのかわたくしには
判断をし兼ねるのだが、著書の何箇所かは書き換えねば、将来に禍根を残すと、
申し上げたい。

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

安倍晋三『美しい国へ』(文春新書) P.157

日韓両国はいまや一日一万人以上が往来しているという重要な関係にある。日本は長いあいだ、韓国から文化を吸収してきた歴史をもつ。その意味では、韓流ブームはけっして一時的な現象ではない。わたしは日韓関係については楽観主義である。韓国と日本は、自由と民主主義、基本的人権と法の支配という価値を共有しているからだ。これはまさに日韓関係の基盤ではないだろうか。わたしたちが過去にたいして謙虚であり、礼儀正しく未来志向で向き合うかぎり、かならず両国の関係は、よりよいほうに発展していくと思っている。

 

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「韓国から文化を吸収してきた歴史」など、ない。半島経由で中国文化を得た歴史なら、ないでもない。
一体、李氏朝鮮の文化とは何なのだ? 日本が合邦するまで、糞便の泥道を裸足で歩いていた国のどこに、いかなる文化があったのか。キーセン文化か、キムチなのか? 唯一、白磁か? さりとて陶磁器そのものは中国発祥であろうに。

「韓流ブームはけっして一時的な現象ではない」。

 

一時的であったことが、証明された。

「わたしは日韓関係については楽観主義である」

 

本音なら、甘い。極めて甘く、甘さも度が過ぎれば愚かしい。
オルレや偽造日韓史である朝鮮通信使に加担の夫人放置もその、甘さの一端なのであろうか。
反原発を掲げそれはすなわち反自民、憲法改正にアンチなら自民党党是への批判だが、夫人の
個人としての意見は自由だが、しかし総理夫人という立場で言ってはならない、加担してはならない
組織というものがある。それも、明らかに不勉強、無知から来る要らざる言動を。

わたくしが最も許しがたく思う昭恵夫人の発言は、慰安婦に関する安倍総理の発言を夫人が訪米直前にテレビメディアの前で、たしなめるごときことをしたことであり、これは断固日本人としてわたくしは許さない、絶対に許さない。

総理夫人が韓国や中国のプロパガンダに乗せられる頭のレベルで、なんとする。
単なる総理の女房だが、立場に乗じての発言はそれなりの影響力をとりわけ海外では持つ。その直後の米国議会における総理のヘタレぶりが、如実であった。

ただでさえ、いもしなかった強制の慰安婦が現代の「女性の人権」問題にすり替えられ、日本がゆえなき糾弾を特亜はじめ、しょせん戦勝国連合でしかない国連から浴びている時に、なんという愚かしい、無知ゆえの反日女性なのであろう。

その夫人を放置するどころかかばっている安倍総理には、わたくしも歯ぎしりするほど「だらしない」とは思うが・・・・いったい何の弱みが夫人に対してあるのだ、殴りつけてでも黙らせなさい、といささか民主主義、男女平等主義に反する感情さえも持ってしまうのだが・・・・しかし、今回の平昌出席で総理を見捨てないで欲しいと思うのだ。

理由は単純である。

この男を見捨てたら、他にいない。

どんなに、不甲斐なくイライラしようと、この人しか残念ながら、いない。現実論として、である。
理想だけで言えば、いるのかもしれぬが戦後72年間、いまだ敗戦国としての縛りにがんじがらめになっている
日本で、皇室を含めそれなりの対処が出来るのは、安倍総理だけである。

あまりの甘さ緩さに、ふざけるな、と言いたいのは山々だが他にはいない。

 

「韓国と日本は、自由と民主主義、基本的人権と法の支配という価値を共有しているからだ」

 

韓国は人治国家であり、法治国家ではない。法治国家が日韓合意を覆すものか!
それ以前に、日韓基本条約と請求権協定をなおもしつこく、無視するならそれは
国家ではなく恐喝を伴う物乞いであると、申し上げたい。

韓国は法治国家ではない。情念で動く、衝動国家、火病国家だ。

「わたしたちが過去にたいして謙虚であり」

 

謙虚であらねばならない、日本の過去とは何だ? 日韓併合か。乞われてなした合邦であり、違法性はなかった。
植民地などではなく、日本から莫大な持ち出しの「援助」でしかなく、韓国の近代化はお人好し日本の
莫大な援助を基盤としているのに。

無論、歴史の中にはネガテイブな要素は皆無ではなかろうが、そもそも歴史は大局で俯瞰するものであり、
瑣末なネガティビティをつつきまわるのは、それ専門の歴史家だけでよろしい。2カ国間の付き合いで
正負の正だけが存在する関係などあり得ない。

謙虚であれという言葉自体は美しいが、それなら韓国にもそれを要求せよ。

 

「礼儀正しく未来志向で向き合うかぎり、かならず両国の関係は、よりよいほうに発展していくと思っている」

 

あり得ない。それこそ歴史が証明しているではないか。

やっと思い知ったからこそ、総理も22日の国会施政方針演説から「重要な隣国」という言葉を今年は外したのだろうが、遅い。

昨年は「戦略的利益を共有する重要な隣国」と日韓関係のランク付けを下げ今年はそれすら外したが、遅い。

 

・・・・・というわけで、「美しい国へ」のほんの一部を取り上げても、血が逆流するほどの構えの甘さと
誤認識なのだが、それでもわたくしはGHQにいまだ支配され続けている「敗戦国」日本と敗戦国支配をこれも免れなかった皇室は安倍総理を今、失ってはならぬ、と主張するものである。

想定外のトランプ政権で、ジリジリと局面は変わりつつある。微々たる動きではあるが、皇室とて
ヒラリー氏かトランプ氏かで抱えている闇への浄化作用は大きく異なった。
ヒラリー氏当選なら、国連まで抱き込んで女性天皇、ひいては女系天皇擁立への道筋にあった。
民主政権下で、危うく女性宮家創設がなされつつあったことを、保守は忘れまい。

はなはだぬるいやり口ながらも、皇室が密かに抱える問題に向き合えるのも安倍総理だからだ。
他に、今のところ、いない。皇室が抱える闇という表現に食らいつく向きもあることが予見されるが、
では訊く。

あなたは万世一系の皇統が途絶えてもよいのか、と。
穢れを祓い国体の安穏と繁栄を祈る祭祀の忌み火が宮中の神域より消え果ててもなお、是となさるのか、と。

さて、久々に政治問題を綴ったが、これにてしがない脚本家のほそぼそとした原稿執筆に、戻ることとする。

 

誤変換他、後ほど。

 


 


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