麗しい5月の初日に、太陽を虹が取り囲む「虹色現象」が各地で見られたそうですが
私は粗忽に、見逃してばかりです。
雲が含む氷の粒に太陽の光が屈折、虹色を発光するらしくイメージは
まことに美しい。
だが、虹色現象にも数種あり、その中でも今回の種類は「ハロ」と言い、「日暈(ひがさ)」とこれも
きれいな名前がついています。
ただハロの場合は、低気圧や前線の予兆だそうで、半日か1日後に雨になるそうです。
「幻日」と呼ばれる、太陽の横に虹が浮かぶ現象は目撃したことがあり、プリズムのように
輝きを放ち美しく、何か吉兆のようで写真に収めました。
以前、ブログにアップしたことがあり、もし見つかったら掲げておきます。
「母。わが子へ」という打ち合わせを銀座のホテルか何どこかで行っているときで、
吉兆のように感じたのでした。作品はおかげさまで、賞を頂いたのですが。
「ハロ」が雨を呼ぶということで、ふと連想するのは板門店(パンムンジョム、はんもんてん)における南北の「仲良しショー」です。
今まで見たこともない親しみやすい笑顔やら、言動というのはそれが「作り物」だからでしょう。
人柄というものは一瞬で感知できることもありますが、概ね一定期間人に見せる
表情や過去の言動の累積から判断せねばなりません。
板門店にかかった虹が、吉祥であるのか雨を呼ぶものか冷静な考察が必要です。
雨はインドでは吉兆であり、雨じたいに何の否定的要素はありませんが
しかし天照大神を仰ぐ我らは、炎暑と干天に悩むインドの民とは異なる感性を
雨には抱いているでしょう。
とはいえ、日本特有のみずみずしい緑は水を豊かに湛えた肥沃の国土のおかげであり、
それは降雨の恵みでもあります。
水と緑は切っても来れない関係があり、樹木が少ない山は水を蓄えられません。
そういう豊かな山や水源地が、中国に着々と買われている現実。買われるほどに
我らは国土を喪失していることと同義では、ないでしょうか。
以前、あるドラマを書いた時、国土交通省の方々にお会いして、日本の森林に
ついて学ばせていただき、その時書いたセリフの一つ、
津川雅彦さんに言って頂いたのですが「緑を守るって事は、国を守るってことなんだ」。
誤変換他、後ほど。