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Channel: 井沢満ブログ
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終戦記念日に

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鳩山元首相が、いよいよ変になって来た。
奥さんとしばらくお付き合いがあったので、言いづらいが
しかし、あったからこそ鳩山さんがある部分、奥さんの
遠隔操作で動いていることも知っているし、その奥さんが
ぼかして言えばかなりエキセントリックな方であることも
知悉している。

あることで、お付き合いを断ったのだが
それから間もなく民主党政権が誕生、身近にいた
人が総理夫人となったことに加え、自民党時代には
(時に呆れながら怒りながらも)感じなかった
異常さを感知、それまで興味が
なかった日韓問題を手始めに、政治の手習いを
遅ればせに始めてみて仰天したことには、それまで
私がマスコミ他で教え込まれていた事実と信じていたものが
ことごとく嘘であったことである。

なぜ?

その疑問に突き動かされるように、このノンポリ、学生時代からの
無知が勉強を重ねたのだった。もともと、凝り性なのでやるとなったら
腰を据える。仕事もそっちのけで、勉強に没頭し、時に
日に6時間、7時間。
少ない長所の一つに、集中力と情報収拾力に加え解析力が多少ある。
俯瞰で日韓の歴史を眺めたその基礎にあったのはGHQであった。
GHQが敗戦日本に仕掛けたもろもろは、自己増殖しながら
今も、ある。

日米同盟が日本の安全をとりあえず守ってくれているのは
事実であるが、戦後の日本にアメリカという戦勝国が
なしたことは、腹くくり身にしみて知っておきたい。
でないと、歴史を見失う。

鳩山さんの中国における談話は稚拙に過ぎて、語る気にもならないけれど、
しかし、発言が中国に利用されること、信じ込む日本人も多少はいるだろうことから
触れぬわけにはいかぬ。

北京で開かれた国際シンポジウムで曰く、

「安倍首相は、常に東アジアの安全保障状況はますます厳しさを増すばかりとのうたい文句で、日米同盟の強化や自衛隊の配備の増強を図っている」

日米同盟の強化、自衛隊の配備の増強は現実的な情勢を見れば、
しごく当然のことなのに、この人の見ている世界には桃色の
靄がかかっているのだろう。

 


中国が進める一帯一路構想について曰く、

 

「習近平主席は、目的は平和をもたらすことだと述べた」

 

チベットやウィグル、東トルキスタンでの残虐行為、あれが平和目的か。

 

安倍総理の対北朝鮮政策に関しては、

 

「対話の時代は終わったなどと述べ、世界から失笑を買った」

 

失笑を買ったのは、鳩山氏であろう。
この方は、本気でこういうことをおっしゃっているのか。
単に頭からネジが2,3本抜け落ちているのか、それとも明確な目的を持った確信犯なのかいまだ、判別ができない。

 「右手で握手しながら左手でこぶしを握り占めている。これでは真の友情は生まれない」

というのも鳩山さんの言らしいが、チベットの人々に向かって鳩山さんは中国と真の友情を結べと説けるのだろうか。もし説くのなら私は殴りに行く・・・・というのは悪い冗談だが、それほどにもこの方の日本毀損、中国称揚に憤りを抱く。

韓国では、あろうことかお詫びの土下座をして来た。
私には脳のシナプスが乱れているとしか、思えぬ。

それにしても、私の高校時代の日本史の先生が妙な史観に染まっていず
私はまだしも、刷り込みを受けていない部類だがそれでも
無防備なところへ、これでもかと虚偽を教え込んだ相手は
GHQのプレスコードを後生大事に引き継いだマスコミなのだろう。

 

さて末尾になったが、終戦記念日。原爆で、空襲で亡くなられた赤ん坊から
老人までの国民の方々、そして国外で散華された
兵士の方々へ、特攻隊の若きおみたまに黙祷で祈りを捧げたい。
志あられる方は、私と共にしばしの黙祷をお願いできれば
ありがたく存じます。

戦争の阿鼻叫喚を避けるに、9条にその効力は無い。

 

付記

2012年 「開戦70周年記念展」靖国神社の遊就館に春先からしばらく掲げられていた拙文です。



君よ桜花に一掬の涙を注げ 


戦があり、いくつもの別れがありました。
防人(さきもり)たちの別れの言葉がそれぞれにありました。


「妻よまだ見ぬ我が子よ、行ってきます。
 生来不器用にして、はかばかしい言葉は残せぬが、
 つきぬ想いは胸に張り裂けるほど。
 妻よ、君のために、生まれ来る小さき命のために、
 緑の故郷を背に荒野(あらの)へと向かいます。
 親を頼む。子を頼む」

「君に秘めた想いを告げぬまま、僕はあの大空を目指します。
 無骨な戦闘服に包んだ思いのやわらかきを君よ知るや。
 さようなら。ありがとう。君に逢えてよかった。
 逢えなければ 僕は恋を知らぬままだった」


「ふたりきり寄り添って生きてきた妹よ、人形をありがとう。
 小さな手でこしらえた人形は戦闘服の背中にひっそり
 縫い付けようね。
 特攻する時に君の人形がこわがらぬように。嫁ぐ姿を
 父親がわりに見られぬ兄を許しておくれ。
 幼き妹よ。泣くな。元気で幸せに生きておくれ」


「拝啓母上様。笑顔でうち振る日の丸の、小旗のその陰で、
 胸のうちなるすすり泣き、わたくしは聞いていました。
 生んでくださってありがとう。
 あなたに頂きし命ゆえ、あなたを護るために使います。
 息果てるその間際には、母上様の名を叫びましょう。
 お母さん!と」


「国に次の花咲く春にはもういません。
 桜吹雪の花影に、こんな男がいたことを
 思い出してください」


御国(みくに)を護(まも)るは、大切な人々を護ることだと信じた。
日出ずる国の民の誇りを胸に行ってきますと手を振った。

靖国で逢おうね。

ほろほろと、薄桃色に煙りながら散る、ひとひら、また、ひとひら。
花びらの身じろぎに防人(さきもり)たちの声が聞こえるような。
散った命を惜しむのかなつかしむのか、花は散る散る靖国の庭に。


散華(さんげ)の頃は思い出してください、今なお遠き異国の氷雨に打たれ、
祖国へ帰る日を待ちわびる防人たちが横たわっていることを。

命絶える時、彼らが虚空に差し伸べた手が掴んだものはきっと愛。

泥土(でいど)の道に倒れ伏し、わたし達のしあわせを防人たちは願った。

雨が降り注ぎ、風が吹き抜けた。
雪が防人を覆った。そこには何事もなかったように。

季節めぐり花の扉がまた開いたら、君よ舞い散る桜のひとひらに
一掬の涙を託してください。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誤変換他、後ほど。


 


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