考え事にふけると身辺が疎かになり、あちこちに
財布その他ぽいぽい置いてくる癖があり、
スマホもその一つ、あまり忘れ物が多いので
自戒のためにも観ようと思い立ったのが
表題の映画。
だったのはいいが、散歩がてら自宅から映画館まで歩いたのはいのだが、
時間を勘違いしていて映画はすでに始まっていた。
こんなところでも、生活不適応者。
帰ろうかと思ったのだが、ちょうど始まる映画があったので、
迷いながらも観たら、紙のコミックで10分あれば
読了できる程度の内容、コミックでなら成り立つ
人間像も、実写ではムリ、途中で出ようかと思ったのだが
ひょっとしたら終わる頃、ちょうど次の「スマホ」が
始まるのではないかと、ふと思ったので忍耐して
最後まで。
案の定、終わったら間もなく「スマホ」が始まる時間だった。
映画の怖さより、スマホを落とすことにつきまとう
こわさが、これでもかと描かれていて、私にはいいクスリだった。
成田凌という人の芝居が、抜きん出ていた。異常者という
特徴のあるキャラは演じやすくはあるのだが、それにしても
優れた表現者だった。
・・・・とこんなこと読みに、アクセスしてくださったのでなかろうと
思うのだが、例のヒップホップグループに関しては書きたくもない、
報道の影にこそ、もっと幾つかあるようだが、辟易とするばかりである。
キム・ジャンフンという韓国の歌手、この人は竹島(独島)は韓国領土だと
いうアピールに泳いで渡ろうとして途中で溺れかけ、過呼吸を起こした人だった
ように記憶しているが、安倍総理の写真付きで日本のこのたびの
騒ぎを批判、この人が何をいうかは予め解かるので読みもしなかったのだが、
趣旨であるらしい「加害者である日本人が被害者ぶるな」というのは
原爆のことである。
主張の全体が誤認識による惨憺たる論理だが、この人が特殊な人だと
いうわけではない。
ヒップホップグループと価値観を共有する人物でもあり、それは
韓国における一般思考・感性でもある。日本人はそれを腹に据え
再認識したほうがいい。
それが彼らなのだ。
幼児期からそういう教育を受けている。だからグループも自分たちが
糾弾される理由が、さっぱり解らないでいるだろう。だから個人としては
謝罪はいっさいしないし、またすれば国で袋叩きである。
事の真相を心得た人もいるが、あの教育体制の中でよほど
傑出した感性と思考力のある人々なのだろうが
発言した途端、袋叩きである。お付き合いのある
呉善花さんも、日本に来て暫くの間、幼い頃から刷り込まれた
歴史観から脱出できずにいらした。真実に気づき声を
上げ始めたとたん、帰国すら叶わない身の上となられた。
この件について余り書きたくないのは書くすら憂鬱だからだが、もっと
憂鬱なのは、彼らを許容するどころかかばい、称える日本の若者が
相当数いたことに脱力気味、加えてマスコミの報道内容の
浅さにも。かの国が絡んだ際毎度のことではあるが全てが報道されている
わけではない。テレビをつければコメンテーターの認識の
浅さに(言いづらい部分は忖度しつつも)歯噛みするというふうで
精神衛生によろしくないこの数日間である。
「歴史を忘れた国に未来はない」が韓国の人々が日本を撃つ時に
使う決まり文句だが、日韓関係にも未来は見えない。
ただそういう国、そういう人々なのだと腹をくくって付き合うなり
距離を置くなりするしかないだろう。断交は言うほど易くはない。
普通に道理で物を言っても韓国に関しては、即「嫌韓」と
変換されてしまうのも憂鬱の種。
ところで、私のひんぱんな忘れ物、落とし物が思えば
手元に戻って来なかったことがない。運もいいのだろうが、
日本なりゃこそでもあるのだろう。そういう国で
あり続けて欲しいのだが、外国人が多くなるにつれ行く手は覚悟。
全ての外国人がそうだというわけではないが、全般に日本の
倫理の水域は下がる。
それにしても外での遺失物は、ことごとく戻って来るのに
室内での紛失物は、多くが失せたまま。むろん、どこかには
あるのだろうが、失せ物探し不得意も私の欠陥の一つではある。