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Channel: 井沢満ブログ
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空母を空母と名乗れぬ日本

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昨日、銀座で行き交う中国語にいささかめげた話を
書いたが、一つ書きそびれていたことがある。

通り過ぎる人々の会話がほとんど中国語だ言っても過言ではない
銀座6や資生堂パーラー界隈なのであったが、そこへ
今度は街宣車のスピーカーによる大音声、それが
驚いたことにまた中国語。
車体の看板の漢字から察するに「中国に民主化を!!」というごとき
ことを訴えているらしいが、立ち止まって看板など見ているのは
私だけで、肝心の中国人観光客は見向きもしない。
外国とはいえ本国に向けて用心しているのか、それとも本当に無関心なのか。

改修の護衛艦「いずも」は、戦闘機を運用する事実上の空母になる。
要するに甲板を改修、艦載機が発着艦できる「多用途運用母艦」を導入、
米最新鋭ステルス戦闘機F-35Bを用い、空母艦載機であり要するに
軍艦であろう。だが九条の縛りで、そう名乗れないもどかしさ。

防衛を充実させることは平和を守ることであるという
残念なパラドックスがある。そのパラドックスを理解できない
人たちが、日本の右傾化だ武力化だと騒ぐが、海外における
大きな報じ方の内容は、中国韓国を除いておおむね
歓迎の意を示している。理由は中国の脅威である。

日本人より客観的に状況を把握しているようである。
憲法改正を望む。好戦ゆえではない、私も戦争は嫌悪する。
だが平和を守るために、九条の改正をして空母を空母と
堂々と名乗れる環境づくりが急務であろう。

各国の憲法改正回数は以下である。

米国 6回
ドイツ 59回
フランス 24回
日本 0回

 

海外の反応も多くが、なぜ日本は憲法を改正せぬのかという論調である。
国と国が接し、国防に敏感なためであろう。日本は長く海の要塞に
守られて来たが、もはや海が要塞となる時代は去った。

昨日「人民解放軍」のことは書いたが、日本のあちこちにある中国語の
駅名表記は「国防動員法」発令時の、
人民解放軍兵士のための道案内みたいなものではないか。

トランプ大統領の出現を機に、アメリカは本気で中国つぶしをやる
気構えだと見て取れるが、仮想敵は中国ばかりではない。

防衛省によると、20日に日本海で警戒監視の飛行を行っていた
海上自衛隊のP1哨戒機が、韓国軍の艦艇から射撃管制用のレーダー照射を
受けている。自衛隊機へのレーダー照射は国防相の言う通り、
「攻撃直前の行為だ。不測の事態を招きかね」ない。

このところの言葉による情報という名の武器無き日本への韓国の
仮借無き戦争仕掛けと併せると、看過出来ぬ一件であろう。

そもそも、領土を盗られ慰安婦と徴用工で名誉を毀損され続けながら、
何の友好か。お人好しもとっとと卒業しないと、
日本の子供たちに大きな負の遺産を押し付けることになりかねない。

北朝鮮は徴用工問題に相乗りで日本を撃って来るし、文在寅大統領は
その北朝鮮と韓国を統一する夢を抱いている。

ウェイクアップコールはかくも、大きく鳴り続けているのに
平和という砂上の楼閣で眠りこけているのが我々日本人では
なかろうか。


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