三ヶ日は禍々しいことを書き連ねるのを控えておこうとしたのが、
さてそうなると話題がなく、せっかくまめに訪れてくださる
皆さまに気が引けて、なるべく温和に記すとして。
やはり関心事は海自のP1哨戒機が韓国駆逐艦から火器管制レーダーの
照射を受けた問題であろうか。
韓国国防省報道官は3日、日本側の主張に反論するための映像の作成が
最終段階にあり、
「準備ができ次第、掲載する予定だ」と述ベたというのが、最新情報だが、
映像公開を韓国が言ったのは、12月の31日である。
なぜ、そんなに手間取っているのかが不明。日本の防衛省の仕事の迅速さを思えば
韓国側もとっくに公開できるはずだと訝しく思っていたら、
「映像には、哨戒機自体は映っていない」と報道官の発表。
要するに韓国の視点からP1哨戒機に難癖をつける材料を、哨戒機の
姿がないままに映像を印象操作仕上げに「作っている」というのが
実情なのではないだろうか。哨戒機は韓国駆逐艦から水平に
約500メートル離隔、高度も150メートルを維持。
違法性なく、韓国の言い立てる「威嚇飛行」でないことは
明らかだが、おそらく「威嚇」を言い続けるだろうと思われる。
他に反論の材料がないはずだ。
断交ということばを温和な保守層まで口にするようになり、
この情勢であれば感情で口走っているのでもなさそうだ。
放射能を口実に、日本の安全が保証されている海産物を輸入禁止など、
こういう「些末な」嫌がらせはもう日本人は目にも留まらぬほど。
国会議員によるこれ見よがしの竹島上陸、旭日旗を理由に
海自の追い出し、徴用工、慰安婦など韓国側の日本への仕打ちは日常化して
わたくし達も麻痺しているきらいがあるが、さすがに火器管制レーダーは
トドメではなかろうか。それに追い打ちをかけるように、新日鉄住金の
韓国内にある同社資産の差し押さえ。
金儲けのためには、日韓問題など脇へ押しやって来た日本の経済界も
さすがに、腰が引け始めているのではないだろうか。
TPP11は間接的に韓国を締め付ける。韓国は国内に目を向けるのが
先決であろう。
断交はどうか知れぬが、さしあたり考えられるのは韓国人の日本への
渡航にあたりノービザの禁止からか。
日本側の報復かどうかいまだ判然としない段階で
「韓国の半導体業界に緊張が走っている」
と報じた。
フッ化水素の韓国への輸出を断つだけで、サムスン電子やSKハイニックスなどの
韓国の基幹産業の腰骨が砕けかねない。
カードは実は日本が握っているのだということを、どれほどの韓国の
人々が知っているだろうか。下手をしたら、米国相乗りの
制裁もないことではない。少数の人たちは無論状況を正確に
把握しているが、それらの声は押しつぶされる。
お付き合いのある呉善花さんによれば「恨(はん)」という言葉には 憧れというニュアンスもあるようだ。これは記憶がおぼろなので
恨については、韓国の人々の精神構造を知るためにきちんと
学ぶ必要があるようだ。 もし憧れの要素を含んでいるとするなら、憧れる存在に自分は
決してなれない絶望に身をよじるというニュアンスもあるのだろうか。
韓国儒教により位置づけからすれば、日本は韓国の格下で
「あるべき」なのだ。 朝鮮通信使が日本の文化の高さに驚嘆しながら、これがなぜウリの国では
ないのか、と身悶えするくだりがある。
普通なら追いつけ、と目標にするところを「なぜこれが我が国であって、
野蛮なはずの日本人が達成しているのか」というのが特有の
メンタリティなのかも、あるいは知れぬ。 「恨」には無常観をも含むとされているが、多彩な言語を持つ
わが国の言語感覚からすれば、なんとも解りづらい言葉の
一つではあろう。 わたくしの常々の「言葉は国の防波堤」である、日本語を
粗略にしてはならぬという主張を今年もまた続けよう。