水泳の池江璃花子選手の白血病公表に関して
また桜田義孝五輪相が、ふらちな発言をなさった。
いわく「本当にがっかりしている」
「1人がリードすると皆、その人につられて全体が盛り上がる。そういった盛り上がりが下火にならないか、若干心配している」
これで二度目である。
こういう発言をしたら、どういう反応が返って来るかという
のは想像力の欠如であり、危機管理のなさは
パソコン発言時の浅慮にも通じる。
麻生さんは、もうほとんど宿痾レベル。
失言してなお傲岸不遜な麻生さんに比べれば、桜田大臣の
人の良さは画面を通じて伝わって来るが、しかし
発言のゆるさは困る。私人なら、つい言ってしまう心情は
解からなくもないが、大臣がこのレベルの感想を
ぽろりと述べるのは、不用意であろう。
「がっかり」発言でマスコミに囲まれれば
硬い表情で視線を落としたまま、無言。
言葉が貧相な政治家は要職には不適格であろう。
岩屋毅国防相と共に、政治家の武器である
言葉を持たない人は時に、国を損なう。
といって、野党がこれを材料に自民党批判にすり替えての
攻撃はなおさら浅ましい。
命が関わることを、政治の道具に使うべきではなく、
まして辻元清美氏は、どの口で。
他者に放つ矢は鋭く、自己への検証能力が甚だ薄弱なお方。
池江璃花子選手は、今は治療専一になさって頂きたい。
同病を得て、再び立ち上がった人達は大勢いる。