固い話題が続いたので、ティーブレイク。
といって、コン・ユを知らずまた韓国ドラマにも映画にも興味のない人には
息抜きにもならぬだろうから、なるべく一般論化して語ってみたい。
「なるべく」であって、所詮コン・ユへのオマージュでしかあり得ない、すみません。
今、日韓/日中/日米問題を人、とりわけ女性に伝えるのにどういう
文体がいいのか試行錯誤していて、「ですます」で打っていたものを
また元に戻しているので、ちょっと変な感じ。
実は性格が結構激越で、時に下品なまでに罵り、啖呵を切る如き文章のほうが性根には近い。しかしそこを、こらえて「ですます」で穏やかに語るほうが、逆に伝わるのかなあ、とも思ったりしている。
文章は腹いせのために書くわけではなく、人様にお伝えするために書くのだし、プロの端くれなら。
コン・ユの出ているものなら、何でもいい、コン・ユを見つめているだけで幸せという女性ファンとは違うので、いかにコン・ユが出ていても作品が
退屈だと寝てしまうし、見る前から敬遠しているものもある。
「いつもドキドキ~仁川空港恋物語」と、タイトルからして要らんわぁと思う作品もあった。作品本位で推すなら「サクペクト」「トガニ」。コン・ユを擬似恋人に楽しみたい女性層には「コーヒープリンス1号店」や「BIG]だろうか。
「いつもドキドキ」というドラマを、ふと見てみる気になったのはコメント欄に、4話目(だったかな)、
「初めてで二度と見られないコン・ユの姿がある」という投稿があり、
はて、何だろうと思って好奇心でその回だけ覗いてみたら、何とコン・ユの女装、それも女学生のコスプレなのであった。
ほとほと感心した。
ほどを心得て上手いのである。やり過ぎず、やらな過ぎず、下品に堕さず。
男顔なので美女にはならないが、ベースは美形なので、そこそこにはなれるものを、道化に徹したメークと笑いのツボを心得た演技、いや惚れましたなあ。
手指が美しいことは以前書いたことがあり、男で気づくのは珍しいと言われたが、いえいえ、「龍が如く」の監督さんは男性だが、コン・ユの登場は
手から先に映していた。(記憶違いでなければ。思わずニヤリとしたので
たぶん、間違ってないと思うが?) 「素材」として見る目が私にもある。
女学生のミニスカートで足を出しているのだが、足も真っ直ぐで美しかった。
頭の形もいいし、声もいい。スラリとしかし、逞しい肢体。それでいて、しなやかな指、きれいな爪の形。なんか、欠点はないんかい。語るところを見ると、頭もよさそうだし。感受性は繊細で豊か。神は不公平や、おもろないわ。
足がすごーく臭いとか、でべそとかなんか、ないんかい。
韓流というと、さして見もしないで韓流ゴリ押しだった頃の反発と偏見から「面白くない」という人もいるが、そのサービス精神には並々ならぬものがあり、私などは勉強させてもらうこともある。
コン・ユに女装させるだけでは飽きたらず、風にあおられたスカートから
パンツが見えるというサービスショット。(後ろ向きである)
韓流ならではの、これでもかというサービスショット。
そしてスカートを抑えるコン・ユの「おもしろ色気」。
男子トイレでスカートをたくし上げ、立ち小便するお約束シーンも。
というわけで、遡って1話めから見始めたのだが、作品的にはやはり
どうなの‥‥・・という感じで、途中は一気に抜いて最終話を見ることにしたのだった。ただ随分前の作品なので、今のセンスでつまらないという評価も不当であるかもしれない。
コン・ユは5番手くらいの小さな役で、クレジットも3人連名というまだ
新人の頃なのだろうが、目立つこと、オーラのあること。
私は連ドラを書いている頃、これぞと思う新人にはセリフをどんどん増やして行くのが常であったが、コン・ユみたいな新人を作品内に見つけたら、局とケンカしても、のめり込んでどんどん役を大きくして行き、最終的に準主役にいつの間にかなっているだろう、と思う。
DVDのジャケットも、日本発売版では主役たちメインキャラを抜き去りに、
コン・ユの画像がメインなのも笑える。
しかし韓流を見ていて、思わず目を伏せるのが食事ーシーンである。
行儀の悪いこと。民族風習の違いだけではない何か。
単なる行動を様式化するのがマナーであり、文化なのだから。
しかし日本も昨今言えなくなってきた。食卓に肘をつく、
足を組む、上半身を器に傾けてかき込む・・・・・
昔なら、どこのお女郎屋にお勤め? という食べ方を
日本人もするようになった。
私が和服を着て欲しいというのは、着れば少なくとも背筋は伸び、丹田に意識が降り、食事の最中の無作法が失せるからである。
韓国も自国の文化の伝統を言い張るなら、たった食事の作法レベルで、
自ら言い張る“文化”に見合う「作法」が組み立てられてないことを自省すべきであろう。
私も韓国批判したりコン・ユ上げしたり忙しいが、日韓関係が
ここまで深刻に煮詰まってくると、コン・ユを語ることにも
忸怩たる思いは、ふと抱く。かといって、韓国批判をすると即「嫌韓」に
カテゴライズされるのも心外である。いいものは、いい。
「いつもドキドキ~仁川空港恋物語」でもう一つ、ドラマとは関係ないところで、
ちょっと、思い出してどんよりしたのが日韓合同ワールドカップのポスターと
話題がちょっと出たことで、あのワールドカップこそは日本と世界にとっての
悪夢であったことは、大勢の人々が知っている。
もともと、日本単独開催であったものを韓国がゴリ押しで合同に
突っ込んで来て、何の利権が絡む人々か、日本人でも
せっせと協力した手合がいた。
韓国の掟破りの汚いサッカーと、スポーツにまで反日や反独の
横断幕や看板を持ち込む連中がいて、それが国内で批判も
されない異様さを、世界が目撃したのであった。
韓国サッカーへの世界のサッカー界からの怨嗟の声は凄まじく、
一方の開催国である日本へは賛辞の嵐だった。
おまけに合同をゴリ押しして来ながら韓国は、「韓日」という順序での
表記を主張。日本が飲んだ。いつものことだ。
そして呆れたことに、スタンドの建設費がないから貸してくれ、だと。
ああ、これもいつものことか。返してきたのか踏み倒されたのか
知らない。平昌五輪は、日本が利用されないよう目を光らせておきたいが、
あげる気満々の舛添さんが都知事だし、油断は出来ない。
しかしこの人頭がいいのか、悪いのか、ウィリアム王子来日の折、
王子と一緒に、にまぁっと笑って沿道の人々にお手振りしていて、びっくりした。
あなた、王族でも皇族でもないでしょ、人々、あなたに手を
振っているわけじゃないのよ。
ドラマを見ながらもついつい、日韓問題が頭をよぎるのも、難儀と言えば難儀だが私はそれでいいと思っている。私は普通に日本が大事な日本人なのだから。
コン・ユが好きで、それからいくつかの韓国映画の作り手を時に敬愛しているからといって、それらを見呆けて日韓問題を忘れはしない。
それにしても、韓国を批判すると嫌韓になり、韓国人をあげつらうと
差別になるのはなぜなのか。フランスを批判しようと、フランス人を
批判の対象としようと嫌仏や、レイシスト呼ばわりはされないのに。
イタリアとイタリア人を批判しようと、そのかたわらに美術や
ファッションや素晴らしい物が傍らにある、という共通認識のせいか、
嫌伊とも差別主義者と言われはしない。
こと南北朝鮮に関して批判すると即嫌韓とレイシスト呼ばわりされる理不尽。
そこが、日本の抱える特殊な病理。韓国の抱える特殊事情でもあろう。
正直な所、日本は韓国を嫌い云々以前に(戦前戦中を知る高齢者以外に)無関心であった時代が長くなかったか? それが「冬のソナタ」「チャングムの誓い」で韓流というものが現れ、視線がそちらに向き、すると韓国がやたら日本を叩いていることに気が付き、びっくりして調べてみると何だか嘘ばっかりついて日本を貶めているし、歴史まで改竄、忍者から和牛から俳句まで韓国が発祥と主張され
「知れば知るほど韓国が嫌いになる」状態が日本の今。
「嫌韓」を日本発の罪のように言い立てる人がいるが、それは私は違うと思う。
まず韓国には、おおむね無関心であった。性的なビジネスを期待して行く国が韓国であった時代がしばらくあった(これは韓国の人々には不快なことであろうが、しかし今は韓国から出稼ぎ売春婦が韓国側の調査で詳細は忘れたが、数万人と言われている)
無関心であった日本人に、やたら石がぶつけられ痛いので振り向くと韓国人であり、あまり続くので抗議すると「お前は、私にこれをした、あれをした」と言い立てられ、身に覚えのないことでキョトン。「水に流す」事のできる日本人の感覚で、聞き流しているうち、韓国の日本への罵りはエスカレートする一方で、
その内容には大いに捏造も含まれ、しかし調べてみれば、日本は韓国に膨大に「してあげた」ことばかり。口汚く罵られることにやっと言い返し始めたら、今度はヘイトスピーチと言われ、日本人が日本人から批判され、じゃあ戦後70年間日本が韓国に罵られ、金をむしりとられた歳月って一体なんだったのだ、日本人がやっとまっとうに言い返し始めたのに、日本人だけヘイトスピーチ呼ばわりかい、と余計にムカついているのが今。
韓国ギャラップが2月24日から26日までの3日間、全国の20歳以上の男女1005人を対象に国民意識調査を実施した結果。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150302-00000037-rcdc-cn
日本に「親しみを感じる」と答えた人は17%。
「親しみを感じない」と答えた人は74%。
親しみを感じないと婉曲化されているが、「嫌い」「憎む」「軽蔑する」が、
ほぼその内容だろう。全国民が日本を憎悪しているわけではなく、
歴史の真実を承知している知識層もいる。
韓国では、17%も日本を好きな者がいるのか、と
怒った意見も出ているようだが、私が現在まで観察して来て、まあこんな
割合であろうと思う。
韓流スターが好きな人が陥りやすい陥穽は、その人への好意のフィルターで
韓国民の日本憎悪を軽く見てしまい、日韓の歴史を学ばぬまま一方的に韓国に好意を過剰に抱いてしまいがちで、時にはあからさまな反日のタレントに金を貢ぐありさまで、だから日韓の歴史と実情を知悉する愛国保守層に疎まれることもある、ということは承知しておきたい。韓流を好きになったら、むしろ愛国保守層よりもっと多く勉強するぐらいの気構えを持たぬと、これからはいよいよ肩身が狭くなる。
ところでコン・ユ、コン・ユと言ってたら、知人からどこから拾って来たのか
こんな画像を送ってきた。
スナップショットなんであろうか? スナップに見せかけた、雑誌用の写真?
あるいはファンなら当然知っている写真なんだろうか。
著作権のありかも解らないので、一定時間経過したら
削除するので悪しからず。(削除を忘れてたら、もっと悪しからず)
・・・・・ってことで。