卓球の世界選手権における女子ダブルス決勝。
伊藤美誠と早田ひなの「みまひな」コンビが中国人選手に敗れ、
銀メダルであった。
しかし、明らかな誤審によるもの。つきものと言えばそうだが、
悔しすぎる。「LIM En Lian」と審判の名から解かるように中国語を解する中華系である。マレーシアであるが。
出場選手と国籍ないしは出自国がかぶる審判は排除する、とこれだけの
ことがなぜ出来ぬか、といぶかしい。偏見と批判されるのを覚悟で
申せば、とりわけ相手が韓国と中国である場合は。
中国人選手も、ずっと「誤審で得た金」とネガティブな評価がついて回る。双方にいいことはない。
選手の国籍を鑑みつつ審判の出自にシビアであること、ヴィデオ判定の導入を望みたい。
以下は判定ではなく判決であり、並べるのもどうかとは思うのだが
不愉快で納得行かぬこと「みまひな」問題より、陰鬱で吐き出したい。
ご寛恕を。
小学生の頃から父親に殴られたり蹴られたりしていた女性がいる。中2の頃からその父親が胸に触ったりなど性的なことをしかけついに性交渉を強要、高校から専門校に至るまで、父親によるレイプは続けられた。
胸が悪く、また法律に詳しくもないので口をつぐんでいたのだが、その後少し調べたところで、この父親が無罪になったことはやはり道理に反すると考えるに至ったので書いている。
訴えられた父親を無罪にした裁判官の挙げた理由は「抵抗すれば逃れられた」というのである。
小学生のときから殴られ恐怖を植え付けられ、中学生の時から恫喝され性行為を強要されていた娘、抵抗するなら学校の金は出さない、と言われていた娘がやっと意を決して19歳で父を訴えでた、その結果の判決が無罪なのだ。
おかしくないか。
〈被告人の手を払ったり、執拗にAのズボンを下げようとするのを引き上げたりして抵抗したところ、被告人からこめかみの辺りを数回拳で殴られ、太ももやふくらはぎを蹴られた上、背中の中心付近を足の裏で2、3回踏みつけられたことがあった〉(週刊新潮)
このような家庭環境下に育った彼女が中学2年生になった頃、父親は頻繁に娘の胸などを触り始めた挙句、
〈その年の冬頃から性交を行うようになった。(中略)高校を卒業するまでの間、週に1、2回程度の頻度で行われていた〉
〈一連の暴行の後、Aの耳元で「金を取るだけ取って(教育費のこと)何もしないじゃないか。」〉
授業料を恫喝の材料に使ったこの父親、大学進学を諦めた娘に授業料と生活費の返済さえ求めているのである。
法律を杓子定規に運用すれば、父親無罪もあり得る。なぜなら「父の前で自分から服を脱いだこと。また周囲の人に父親の送迎を断るよう助言されたのに、車に乗ってホテルに連れて行かれたこと」による。
しかしながら、小学生の頃から暴力により中学生から生活費と学費をネタに娘を脅して性交を週に4回強要していた父への恐怖心がある娘に、一般の感覚で拒絶を要求するのはおかしくないか。
抵抗したり、訴えたりしたら一緒に暮らす弟たちが犯罪者の子になってしまうという娘のためらいもあった。
法律に心情を持ち込むべきではないという意見は尤もではあるが、法律も解釈しだいなのは、裁判にも逆転勝訴があり、また有能弁護士が黒を白と言いくるめることからも解かるだろう。
司法の場にも妙な人たちが入り込んでいて、今回の判決を出した裁判官について私事は知らぬが、名古屋地裁岡崎支部における鵜飼祐充という裁判長に強く抗議したい。