さいたま市見沼区で刃物を持ち暴れる男に、警察官二人が発砲した事件。
ニュースでちらっと見て(足を狙うわけにはいかなかったのかな)と
頭をよぎりはしたが、周辺には無防備の市民もいることだし、警告は何度もしている。
警察官が不当な発砲をしたとは思わなかった。
足を狙えば、と思うのは安全圏にいる者の感想であり、現場の
緊迫性を考えれば警察官に落ち度はないと思う。もし警棒だけでの
対応で、ピストルが犯人の手に渡ったら被害は一般市民にも
及ぶ。
それにしても刃物をふりかざして襲ってくる犯人に発砲した、という
その事自体がこれほど話題になるだけ、日本が平和なのだという
ことを私たちは噛み締めたい。
警察官を批判的にあげつらう人たちがいることに、いささか
慨嘆の念を禁じ得ないのは、憲法9条でがんじがらめに
なり、防衛上最大に必要な先制攻撃が禁じられていることが
脳裏に浮かぶからだ。
それと共に栃木だったか? 攻撃してきた中国の工作員に警官が
発砲した事件、これが裁判において警官に非ありとされた判決への憤りが
まだ尾を引いているせいもある。
日本人の「優しさ」は、美質であっても防衛上は
欠点であることを、改めて腹に入れておきたい。
警察の皆さんには、今回のことでどうぞ萎縮しないように
願いたい。
・・・・・上記の記述とはやや脈絡を外すかもしれないのだが、
昨年ハワイで起こった日本人襲撃犯への判決が考えられない
緩さであったことを思い出す。
ハワイのカカアコ地区で昨年5月、 親子4人で観光に来ていた日本人男性が
公園のトイレ内で、 歯が折れ、顔が腫れ上がるほどの激しい暴行を受け、
様子を見に行った妻が背後から首を絞められ、気絶させられた。
先月この事件の裁判が行われただが、明らかに人種へのヘイトクライムだと
思われるこの事件の犯人に下された判決は4年の保護観察処分に過ぎなかった。 検察側の求刑も1件の罪状につき、禁錮18ヶ月という軽さ。
日本のように安全な国は他にない。トイレに入る際も十全な身構えを。
私の友人は駐車場で、ホールドアップを経験している。
胸ポケットに、最初から差し出すお金を入れておいたお金で
難を逃れた。相手からお金を要求され、ポケットに手を入れたら
拳銃を取り出されると思われて、やられる。
「胸のポケットにお金はある。取って行け」と言えるように
用意しておきたい。相手の顔は絶対に見ないこと。
有り金巻き上げられた時の用心に、大使館に駆け込める
程度の金額の札を靴底に敷いておくこと。
と言いつつ、私は面倒で時々それを怠っている。
外国人居住者が多くなるにつれ、この国の安全度は低下する。それは
覚悟しておきたい。