伊勢海老カレーを銀座の某店に予約しようとしたら、伊勢海老は禁漁期に入り
秋口まで待たねばならないということを書いたら、コメント欄で通販の存在を
教えてくださる人がいて、伊勢観光ホテルに早速注文して打てば響く
素早さで届いたのが今日である。
銀座で頂けば1万円ちょっとだが、通販のは1万2千円で2人前。
半分の価格である。
伊勢海老の半身も2尾梱包され、他にサフランライス用のブイヨンと
コーンポタージュまで入っていた。
現地のホテルで食した時の半分の味に満ちていたらよしとする
つもりだったのだが、カレーには伊勢海老特有の
風味が溶け込み、三分の二ほどは味をカバーしていたようだ。
伊勢海老本体もそれなりにお湯で甦った。どのみちカレーを
かけるので、さほどの新鮮さは求めなくてもよい。歯ざわりはそのまま、
十分に伊勢海老を堪能した。
おかげで、秋の解禁日まで待ち焦がれずに済んだ。
伊勢観光ホテルは伊勢海老のスープも出していて、缶入りのそれは
お歳暮でずっと頂いていた時期があるのだがカレーまで
通販しているとは知らなかった。
それにしても、ホテルで頂いた時もコーンポタージュが
添えられていて、なぜコーンポタージュなのかその時も
不思議だったのだが、伊勢海老カレーには合う。
他にスープを思い浮かべてみるのだが、結局コーンポタージュに落ち着く。
試行錯誤の末の定番なのだろう。
サフランの黄色いご飯はさして好きでもないので、通販のそれは
白いご飯にした。私には至福だが、伊勢海老愛がさほどない人には
お勧めしない。
伊勢海老風味を差し引けば単なるカレーではある。
冬が苦手なのに、食べ物は毛蟹、ふぐ、伊勢海老と寒中のものばかり。