美輪明宏さんの、ひょっとしたら最後になるかもしれない「黒蜥蜴」を拝見しに
初台の新国立劇場に出かけた。
美輪さんの最初の自伝のタイトル「紫の履歴書」にちなんで、長襦袢と着物と
草履を紫にしてみた。
昔は愛車のロールスロイスを紫に塗り替えたほど、紫がお好きな方なので。
美輪さんにはお褒め頂いたが、写真は相変わらず不細工で、
お目汚しになるかと、掲載をためらったのだが着物だけ展示というのも
愛想がないので、お目汚しだが不細工写真を載せようと思ったのだが
デジカメからやっとの思いでパソコンに画像を取り込んだと思ったら、
今度はブログにどうしても、持って来れないのである。
お目汚しせずに済んだのかもしれない。
楽屋の廊下で高嶋政宏くんと、ぱったり会い、久々でそういう意味でも
楽しかった。
終演後、「わが家」のプロデューサー・演出家である竹園さんと
食事へ。餃子と北京ダッグがめっぽう美味しい店であった。
画像の画素数を落とすと取り込めると解ったが、落とし方がわからず
いじっている間にこんな具合。不細工なんで小さくしました。
目立ちませんが、着物には模様が入ってます。
草履は藤色です。
長襦袢 広げるとけたたましいですが、着ると襟からちらっと見えるか見えないか。
羽織の裏が、英泉の浮世絵です。
ついに着ぬまま、季節が終わりそうな新品の袷。いい黒檀色の表に
裏地の桜の花びらを散らしたような模様が面白いなあ、と。
外からは見えませんけどね。
帯は美輪さんの観劇用におろしたて。京都の産で、分厚く締めにくいので難儀しました。
乳白色の地に、ほのかな金糸が細かく縫いこんであります。
白い皮草履は、誂えてもらったもので革です。これは三田佳子さんのディナーショーの時に
おろしました。
美輪さんの観劇に履いていったのは着物に合わせて、藤色の草履です。
紫の色の濃淡の羽織が欲しいと思っています。
あと、滅多になさそうですが縞の羽織。
これも袖を通さぬまま、季節が終わりそうな袷です。
お女郎さんのような長襦袢ですが、半襟を黒にしてあるので、
外からは見えません。袖の隙間からはずみで、ちらっと見えるか見えないか程度。
墨色の無地の和服の下に、知らん顔して着てたい感じです。