ここ数年、ずっと韓国を観察して来て‥‥‥‥・日本のことを考えると
日韓問題は切実なので・・・ある程度、彼らの精神構造は読めるようになりました。
日本が賛成票を入れた「百済後期の遺跡、世界文化遺産登録」については、
さぞ、鼻高々に自らを持ち上げ、そのかたわら日本を貶めて来るであろうと
思ったら、早速来ました。
昨日の文章にこう書いています。
韓国は「奈良に多大の影響を与えた百済がこれで
世界に認知された。ウリの歴史的文化の高さが
証明された」とお祭り騒ぎになるのでしょう。
(予想のまま、ですね。しかし、私のような素人でも読めることが、なぜ外交のプロの方々が読めぬのか?)
日本語の「くだらない」の語源は百済で、要するに百済でないから価値が劣るという意味なのだ、と大学の教授が堂々と発表する始末です。珍説を堂々と出すのも彼らの特技ではあります。
チェ・ジウ主演の韓国ドラマのロケ地に奈良が選ばれていて、ドラマの
セリフでも、いかに奈良が優れた百済に倣って作られたかを述べるシーンが
あり、私はそのくだりだけはお尻がムズムズしたのですが。
百済は、むしろ日本の勢力圏の中にあったこと、高句麗の「広開土王碑」に
記されているのですが、そこはスルーしてしまうのです。「391年、日本が海を越えて、百済や新羅を破って服属させた」と明記されているのに。
史料は広開土王碑にとどまらず、日本の「日本書紀」、支那正史の「宋書」、
朝鮮の「三国史記」でも述べられています。
更には、神功皇后による「三韓征伐」もあります。応神天皇の母である神功皇后が、百済と高句麗を含む朝鮮半島の広域を、服属下に置いた遠征を言います。
単なる伝説としたがる人もいるのですが、「古事記」「日本書紀」に記され、朝鮮や支那の歴史書にも記述があります。
武寧王などは日本(九州)から百済に渡っているので、天皇の先祖は朝鮮人であるという説は成り立ちません。百済に絡めて韓国の人々がいかにも、また
言い出しそうなので、予め釘を刺しておきます。
このたびの世界遺産登録で、韓国の百済史の学者は「百済がいかに国際的だったかを示す証拠」として、正倉院にある百済の義慈王が藤原鎌足に贈った碁盤などを上げ、百済人たちは優れた航海術や造船技術で日本や中国はもちろん、東南アジアにまで行っていた、と胸を張るのですが、いやそれは「朝貢」でしょう。
それが韓国の学者の脳内では「朝鮮半島歴代の王朝の中で、海を渡って領土を広げたのは百済しかなかった」となっています。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/06/2015070600998.html
韓国がかつて、いずれかの国の優位であったことはありません。
ないからこそ、百済神話にこだわり、こそ泥で盗んでいった竹島を
唯一の「戦利品」として後生大事に抱きしめ執着するのでしょう。
彼らが主張するような、優秀な国であったのならなぜ日韓併合時には
世界の極貧国として、人々は糞尿混じりの泥道を裸足で歩き、
中国の属国として、使役されていたのですか?
しかし、私もまだ読みが浅いなあと思われるのは、今回の軍艦島を土台に、
次に日本が登録するかもしれない佐渡金山を、朝鮮人虐待の証にしようと、
早々と考えていることで、これは相手と同じく心根をいったん卑しくしないと、
日本人には発想もできませんね。
ーーーー以下転載ーーーー
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150706-OYT1T50005.html
また「外交問題の可能性」と韓国紙…候補の佐渡
2017年の審議に向けて世界遺産候補に名乗りを上げている4候補のうち、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(新潟県)の鉱山には、「明治日本の産業革命遺産」と同様に朝鮮半島出身者が働いていた歴史がある。
日本が世界遺産への登録申請を決めれば、韓国との対立が再燃する可能性がある。
韓国外交省報道官は5月の定例記者会見で「佐渡鉱山の遺産群」に触れ、「日中戦争以来、約1000人程度の朝鮮人が強制労働をしたと把握している。登録推進の動きを注視している」と述べた。
韓国紙「文化日報」は、韓国政府関係者の話として、「日本が登録を推進すれば、『明治日本の産業革命遺産』のように外交問題になる可能性がある」と指摘している。
「佐渡鉱山の遺産群」を構成する7資産は3鉱山を含む。新潟県によると、相川金銀山では1940年から42年にかけ、募集に応じて訪れた朝鮮半島出身の労働者計約1000人を受け入れた記録があるという。
ーーー転載ここまでーー
韓国側は「強制労働」といい、日本は「募集に応じて訪れた朝鮮半島出身の労働者計約1000人を受け入れた記録がある」と、もうこの時点で食い違いがあります。蓋を開けたら、また外務大臣とユネスコ大使が大幅譲歩というより、
捏造に、これは真実ですと保証書をつけてあげるのでしょう。
余りにも幼稚な騙され方に、私は日本を損ねたい自称日本人と韓国との
出来レースをふと疑いたくなるくらいです。
私ごとき素人が、これはこうしてこうなる、と正確に読めたことをなぜ
外交の大プロが予測できなかったのですか?
同じ疑念を河野談話の主にも持ちます。余りにも稚拙な騙され方をした上に、
強制性の無さが証明されてもなお、反省どころか日本を打ち据え続けます。
日本人だろうか、と疑う気持ちは分かって頂けるかと思います。
戦時徴用と、強制労働とは全く異なります。
それを、今回ごっちゃに岸田文雄外務大臣と佐藤地ユネスコ大使が
認めてしまったので、当時の戦時徴用者は兵隊を含め日本は
強制労働させたと言われ続けることになります。
なぜ毅然と線を引かないのでしょうか。
朝鮮通信使に関しては町興しの願いは分かるので、あまり
声高に批判はしないようにして来ましたが、ユネスコの例を見てみれば、
韓国側の意図は明確で、日本の自治体のお金で朝鮮通信使イベントを
やらせ、そこに「文化の高い朝鮮人が、低い日本人に教えに来てやった」
と、刷り込みたいのです。
朝鮮通信使のイベントが定着すると、文化の高い韓国が野蛮であった
日本に文化をもたらしてやった、という彼らの言い分がいよいよ
事実として定着します。
日本を貶めるイベントに協力なさる安倍昭恵さんのお顔と、ユネスコ大使
佐藤地さんのお顔が、ふと重なって索然たる思いを抱きます。
朝鮮通信使のイベントは日本が積極的にやるべきものではありません。
やるなら、「日東壮遊歌」はきちんと読み、実態は文化の低かった朝鮮人の
一行が日本を訪れ、あまりの文明の高さに目を見張り、なんで
これがウリの国でないのだ、と嫉妬と憎悪に身悶えした、その事実を
発信すべきです。それが出来ぬなら、朝鮮通信使のイベントは
日本を捏造で貶めます。今まで辛抱していましたが、今回の
一件を見ていると、言うべきでしょう。日本で韓国側の捏造に
基づいた朝鮮通信使の祭りなどやるべきではありません。
外交の専門家のはずである人たちがコロコロ罠にひっかかって
騙されたのが今回。それも河野談話に続いて二度目ですよ。
地方自治体の人たちは、簡単に騙され、いいように
持っていかれます。
今回の胸の悪くなるようなユネスコの一件で、一つだけいいことが
あったとすれば、相当のんきな日本人でも、多少は韓国の
悪どさを思い知ったと思うのです。
知ることがとりあえず、第一歩です。
あらゆる友好のたぐいは不毛であること、恩は仇で返されること、
腹に据えておきたいものです。その上で韓国とは距離を置くこと。
極力関わらぬこと。