従軍慰安婦が性奴隷であった、という韓国側の捏造に関しては
あちらには証拠は皆無、「なかった」という証拠なら出せる。
だからいかようにも、今後の努力で修正可能だが
日本が朝鮮の人々を強制労働で使役したと、
外相とユニセフ大使が自ら発言、しかもそれが存在したと
証明する情報センターを作ると世界へ向けて公言してしまったので、
これを覆すのは、不可能に近い。
ありもしなかった性奴隷を、世界にばらまかれ、それを払拭するのさえ
「民間が」四苦八苦して闘っているというのに、そもそも火元となった
政府は知らん顔。
河野洋平という火種を抱え込んだ本体なので、今更訂正も
きかぬのだろうけれど。
しかし、あろうことか、今度は強制労働を自ら認めてしまったのである。
日韓の歴史に関わる重大な虚偽が事実として定着しつつあるというのに、
マスコミは、些末事ばかりを報道する。些末事というのは、
日韓歴史上の虚偽が真実としてすり替えられている事柄に
比べれば、という意味で他の事件を軽んじるわけではない。
それにしても、新国立競技場。審査委員長の建築家は欠席という
無責任さのうちに開かれ、結局予算修正ないままゴーするという。
ありもののスタジアムが新宿から、遠くない場所にあることは
述べた。味の素スタジオだが、代案としては悪く無いと思う。
しかし公共事業に、今まで変更のためし無しという。
幾つかの利権がからんで、がんじがらめだからなのか。
門外漢でそこは、解らないがしかし、「素人でもわかる失態」を
プロ(のはずの)人々がやらかしているのは、ユネスコ登録と
同じであろう。
不必要で、お金ばかり食うキールアーチはそのまま、驚いたことには
予算に加え、仮設座席にかかるお金が計算外だったので、
そこに更にプラスされるという。
座席抜きの予算で、物事が進められていたのだ。
失礼だが、児戯ではないか? そもそも審査時点でなぜ、
かかる費用の概算をしなかったのだろう?
あんな奇矯とも見えるデザインを支えるのは技術も高度、高度であるほど、
かかるお金も莫大と素人でも読めるではないか?
改革変更なしの理由として「見直していると工期が間に合わないから」だと
言うが、そんなもの嘘である。五輪に間に合わないのでは
なく、正確に言えば森喜朗氏が噛んだ2019年ラグビーワールドカップに
間に合わないのである。
五輪は翌年である。ラグビー会場を他に設定すればいいだけのことでは
ないのだろうか。
個人的エゴと、おそらく利権の兼ね合いと、ドロドロと醜く引きずりながら
物事は進行して行く。
ユネスコと競技場と、鬱陶しい現実に胸を塞がれていたところに、
涼しい風が吹き入るように、山形大ナスカ研が、地上絵を新たに
24点も発見したというニュースを聴いた。
ただ現場近くには、鉱山奸計の作業場がある上に、市街地が拡大して行き
ナスカ絵が損なわれる可能性があるので、保護地区に指定して
守っていく必要があり、山形大ではペルー文科省と特別協定を締結して
保護活動に邁進しているという。
同じ文科省がらみでも、キールアーチという不急不要の屋根に
バカバカしい大金を捨てることに較べ、涼やかな話ではないか。
キールアーチを目の敵にするようだが、出来上がってみれば
素晴らしいのかもしれない。しかし価値観の優先順位が
あるのではないか? それに、神宮の杜にあのデザインと
色彩が融け合うのかという懸念に加え、地震大国日本で
あの特殊な屋根を支えきるためには、いったいどれだけの
技術と、そのためのお金が要るのだろう。
審査の際に、日本が地震国だということを、忘れてはいなかったか。
ユネスコもそうだが、国益をないがしろに個人エゴが先走っては
いないだろうか。
世界遺産に登録された時の、その土地の経済効果は解るが、
しかし今回のように、ユネスコが韓国による日本貶めの場に
利用されては、日本が担った世界一の分担金40億円前後は、
溝に捨てるにも等しいこと。
登録辞退とともに、日本も「政治を絡められるのが心外」として
アメリカのように、分担金を凍結したらどうか。
今のところそのくらいしか、外務省の連中がやらかした無様を
ケアする手立てを思いつかない。
韓国は、従軍慰安婦という切り札が数々論破されている時に、
日本のほうから差し出してきた「強制連行により奴隷」という
カードを得て、ほくそ笑んでいるだろう。
一般の韓国国民はまだ、韓国が得たカードの凄さを解らず、
日本の施設が遺産登録されてしまった、とそこにのみ目が向き、
韓国外交の敗北と言っているが、いえいえ、韓国の外交は
実に鮮やかであった。手段は卑劣であったけれど。
その卑劣も騙しも前提に置かず、相対した日本の外務省が悪い。
そこまで読まなかった首相も、非は免れない。
国民は懸命に収拾策を考え、また努力するので政府も
腹をくくって、このたびの失態の挽回に努めて欲しい。
死に物狂いで努めて欲しい。偽りの歴史を世界に発信する施設を
日本の島に置き、どうするつもりだ。
ユネスコに捨てる日本には害にしかならないお金の一端を
山口大のナスカ絵保存に寄付したほうがよほど、爽やかに
納得できるお金にならないか。
わけのわからないODAも同じく、やめて頂きたい。
出すなら国民に大きな声で主旨を伝え、また相手国には
日本が援助した旨、国民にアナウンスすること条件に、
その上で、橋なり物なりに、日本の国名を記すことを守らせたい。
しかしこのたびの余りにも度を越した軽率さ、愚かさ、常識では
有り得ない。確信犯の国賊どもに日本はやられてはいないのだろうか。
私は河野洋平氏も疑っている。客観証拠を目前に置かれてもなお、
談話は正しいと言い張るのは、単に性格と人間性に帰することなのだろうか。
自らの談話が、韓国との事前談合でなされ、しかし韓国側が
嘘をつき裏切ったことを、自らが一番良く知りながら、なおシラを
切り続ける醜さ。
このところ、河野氏が村山富市氏と結託している姿に、私は
日本という国にネバネバとまとわりつくゾンビを見る思いをする。
ちなみに、私の母方の祖母が軍艦島に髪結として渡っていたが、
島で強制連行の朝鮮人が虐待されていたなど、聞いたこともない。
母も確か端島の小学校に通っていたような気がするのだが、
高齢で言葉が不自由で、聞き直せない。よもや、こんなことになるなら
じっくり話を聞き出しておくのだった。
今現在の端島の廃墟から連想する姿とは違い、端島は当時
時代の最先端の高度に文明化された、近代的な島だった。
今思い出したがNHKの連ドラを書いた時、加藤治子さんに私の
祖母を演じていただき、そういえば小舟で端島に髪結の仕事に
出かけるシーンを書いた記憶がある。
そういうわけで、端島は祖母の家の縁側から幼児期に見た風景の
一部であり、今回の一件、切実に許せぬ。
岸田文雄外相と、佐藤地(くに)ユネスコ大使はいかなる理由で
韓国側の捏造による言いがかりに言質を与えるようなことをして、
その上、その捏造の情報センターを置くとまで国際的に
公言してしまったのか。意図的に国を壊したい人たちなのか。
絶対に許さない。
菅官房長官は、トップレベル(外相同士)の話し合いを上げ、
これによって、請求権は生じないとおっしゃっているが、
銭金の問題ではなかろうに。
銭金の問題ならまだいい。ことは先祖の名誉の問題である。
しかも言っておくが、いかに外相同士の話し合いなったとはいえ、
韓国は賠償を必ず言って来る。あの国に、約束を守ることを期待するほうが
どうかしている。