Japan slave labour sites receive world heritage status
イギリスの「デイリー・テレグラフ」の記事の見出しです。
「性奴隷」の第2弾目を日本自らが発信してしまった、と
眉をひそめていたら、案の定「slave」(奴隷)という、言葉が
すかさず使われ始めました。
性奴隷と、労働奴隷。ペアで揃って、ざまありません。
労働奴隷を自ら口にしてしまうと、性奴隷も事実であったという
印象になりかねません。
記事内容はこちら。
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/11721164/Japan-slave-labour-sites-receive-world-heritage-status.html
「日本の奴隷労働施設が世界遺産認定 」
というタイトルです。
事実に反します。仕事は確かに苛酷ですが、それに見合う高給取りでした。
彼ら専用の遊郭も用意されてました。
この「遊郭」という、のどかな風情のある言葉が、英訳不可能で
あることが残念です。「遊郭吉田屋」といえば、日本人なら
即座にある雰囲気と光景が脳裏に浮かびます。
強制された労働者たちと遊郭ほど似つかわしくないものはありません。
政府は、強制労働と言ったことはないと否定していますが、
いや、言ってしまっています。
言ったことを言ってないというのも、もの凄まじい稚拙さで恥の上塗りでしょう。
言ったことにより賠償金が派生するかしないかということ以前に、
日本人の誇りの問題であり、史実改竄の問題です。
デイリー・テレグラフの記事で知ったのですが、日本軍により施設に送り込まれた英国人捕虜たちの遺族も、このたびの登録に反対していたのだとか。
全く筋合いが違いますが、強制労働という韓国側のロビー活動の勝利でしょう。
岸田文雄外相と、佐藤地ユネスコ大使は、河野洋平並みの売国、毀国を
やらかしてしまいました。あまりの愚かしさに、彼らが本当に愚かだから
やったのか、意図的に国を売ったのか判断がつきません。
菅官房長官がしきりに「トップレベル」という言葉を使うところを見ると、
あちらのユン外相と岸田外相との間では、おそらく話し合いは
ついていたのでしょう。でも密室でやりとりした「話し合い」など、あちら
簡単にひっくり返すこと、河野談話の時思い知ったはずでしょうに。
うかつな言質を与えてしまったのに加えて、佐藤地ユネスコ大使は
「韓国の要求への更なる譲歩として、日本は犠牲者追悼のための情報センターも設置する」(デイリー・テレグラフ記述)
いもしなかった犠牲者追悼施設まで、作ることを約束してしまいました。
情報センターを施設と取られても仕方ないです。出来事の文脈の中で
「情報センター」というなら、軍艦島に強制労働があったと発信する施設を
作るということになります。
佐藤地さん、正気なのでしょうか。その周りにいた人たちも。
この件で政府要人と接触した青山繁晴氏によると、今回の
発言は、官邸とは関係なく、現場で咄嗟にやったことだそうなのですが。
韓国では早速映画の準備にかかっていて、制作されれば年内か
来年には公開され、またなかったことがあったこと、とされてしまうのでしょう。
政府がどう抗弁しようと、デイリー・テレグラフの記事、
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「「1940年代に一部の施設で多数の朝鮮人やその他の人々が意に反して連れて来られて厳しい条件で働くことを強いられたことが理解されるような手段をとる用意がある」と述べた。
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この通り、佐藤地ユニセフ大使は言ってしまっています。
言い訳すれば、否定すれば、見苦しいだけの状況です。
さて、どうしたものか。
さしたる案も浮かばず、この分野には不案内で取るべき方法も
解りません。
さしあたって、政府と外務省には抗議を続けるべきでしょう。
「朝鮮人(Koreans)が1940年代に意に反して徴用されて厳しい条件での労働を強いられたという史実について日本が初めて言及した」
と海外では報道されています。
そしてそれは誤報ではなく、佐藤地ユニセフ大使が発した言葉のままなので、
抗議もなりません。
なぜなのか、どうして、と疑問符が頭を駆け巡り、これほど
頭脳優秀なグループが、結果を読めないはずもなく、
とすれば故意にやらかした? と堂々巡りの疑心暗鬼に
疲れます。
学校の成績の良い悪い次元の頭の良し悪しと、地頭のそれとは
無関係ではあるので・・・・・地頭の悪い人たちなのか?
と思ってみたり。
とにかく、昨日から疲弊しています。ある種の日本人のあまりの愚かしさ、
ないしは邪悪さに。
愚昧から出たことか、確信的邪悪な動機からなされたのか、判断が
つかないのです。挙句関係した人たちの「国籍」まで
疑念を抱くような現状・・・・・。