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Channel: 井沢満ブログ
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秀才というバカ

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もう皆さん少し落ち着かれた頃でしょうか、私はまだ怒っています。
全容とまでは行きませんが、90%ぐらいは事情が俯瞰で
見えてきて、すると外務省の人々の愚かさに、改めてふつふつと
憤りが湧くのです。

河野談話の二の舞いをやらかしかねないことを自覚もしていず、けろっと
していることにも腹が立ちます。なぜ国民が騒いでいるのかやっと今頃、
解っていると思いますが。海外の報道も目にはしているだろうし。

岸田外務相が「強制労働とは言ってない」と澄ました顔で
言っていて、何をこの人言ってるんだろうといぶかしかったのですが、
要するに国際法という法の場に出た時、法的にひっかかる
言葉は使っていません、ということらしいですが、言葉足らず、
説明不足もいいところ。

岸田さんの話を聴いて、国際法の網の目はくぐり抜けたから大丈夫と
いう意味なんだな、と解る国民が一体何人いたでしょうか。

岸田さんたちが問題点を理解していないのは、国際法にひっかかる
「forced labor」は使ってなくてもーーーここからが大事ーーーforced to workとagainst their willは、

【朝鮮語や日本語その他に訳された時は、等しく強制労働となってしまう】

のです。

これさえ、岸田さんや佐藤ユネスコ大使は、読めてなかったのです。
秀才たちの何という頭の悪さでしょうか。
官僚脳の典型例を見せつけられた思いがします。

法的言語としては危険な言葉は使ってないから大丈夫、なのではなくて
世界に配信された時、翻訳されたらまずい言葉を口にしてしまったのです。

その上、徴用者をvictim(犠牲者)と言ってしまったから、
どう申し開きようもありません。

外務省は世界へ向けて「あれはそういう意味ではありません」という文章を作成していると聞くと、また日本語のできない人たちが、何をやらかすのかと、ぞっとします。恥の上塗りをしなければいいけれど。
あれだけ言っておいて、それを覆すのが可能でしょうか。

国際法の観点から説明は出来るとしても「犠牲者」と言ってしまった箇所は、修正可能とも思えないのですが? どうする気なのかお手並み拝見。

ショックだったのは、河野談話の大失敗から政治家も官僚も何も学んでいないことを見せつけられたことです。

・・・・・・・話題一転、9月に尾崎記念館における咢堂塾にまた話に
参ります。9月の第一土曜日5日です。演目タイトルは「日本語は国の防波堤」で、今回の外務省発言のこともあるし、言葉の大切さを日本語の豊穣さと絡めながら、語ってみたいと思っています。

昨年も受講希望の方がいらっしゃいましたが、会員にならないと入室出来ません。

http://www.ozakiyukio.jp/gakudojuku/main.html

 

固い話ばかりが続きました。体重計ですが今朝ついに体年齢、マイナス15歳に
達しました。

勝ち虫で揃えた夏着物の出番がありません。海島綿の肌襦袢と共に、
せっかく7月で着時なのに。
谷口賢志さんのところから、お芝居のお誘いを頂いたのですが、次の仕事の
準備中で行けませんでした。行けたらその時着られたのですが。

今日次回ドラマの打ち合わせなので、着てみようと思います。画像が撮れたら、後ほど。

・・・・・・とせっかく、日常話題に戻したのだけど、中国の株が異様なことになってますね。経済は疎いのでよく解りませんが、韓国にも飛び火しそうな?
ギリシャの債権を大量に保持しているそうだし。それに加えてまだ終息していないMERS.(これは、発表より相当深刻な状態のようです)

韓国が救けを求めてきても安易に手を差し伸べぬよう、見張っていないと。


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