小説の著者稿がPDFで送られてきたのだが、不具合で開けない。
別の方法で再送して頂いたのだが、これがまたダメ。
著者稿というのは、編集者が加わった校正の後、更に
著者による校正(チェック)なのだが、さして直しはないと
思うから急ぎではないのだが、一応締め切りはあるので困ったことだ。
「後書き」を書いたのだが、編集の方から内容のタッチから
「あとがき的な」はどうか、と言っていらして、むむ、お主出来るな、
と。そう、今回私が用いた構成や文体は「後書き」と四角四面に
掲げるようなものではなく、まさしく「的な」がふさわしい。
なので、じゃあ「たとえば、あとがき的な?」はどうでしょう、と
打ち返したら、たいそう喜んで頂けた。
センスのある編集の方と巡りあうと、仕事がラクである。
たまに、物凄い人もいて、失礼ながらこの方、単に
「就職」として入った縁故入社? と思うことがある。
テレビの現場にもドラマを解ってそこにいる、というわけでも
ない人が、まれにだがいてそれは「職人」としての匂いを
発散していないので、言葉の端々から即察知できる。
・・・・・とよしなしごとを書いているが、世の中あれもこれも
ざわついていて、いくらでも書く材料はあるのだが、心を尖らせたくないので、
しばらくは、小説の世界に集中していたい。
浮世はあれもこれも、腹立たしいことが多すぎる。