台湾の学生たちが、死による抗議や座り込み抗議をしています。
学校の指導要綱が、台湾独自の歴史から中国主体の歴史へと
視点が移行したことによる抗議です。
安倍総理は、次世代の党の和田政宗議員の質疑に答えて台湾との
関係を次のように述べました。
「非政府間の実務関係として維持するというのが我が国の立場です」
「台湾は基本的価値観を共有する我が国の重要なパートナーであり、大切な友人です」
中国に遠慮、これまで発言しなかった領域に踏み込んだようです。
私は亡き親友が台湾の人であり、生前の思いを知っていることもあり、
台湾を大切に思っています。
死を賭しては欲しくありませんが、学生たちの気骨にエールを送ります。
その反面、日本における学生たちの安保法制案反対のパーフォーマンスの
色合いが濃い派手なデモを横目に、台湾の若者たちの
愛国を基盤にした反対運動を見ると、複雑な心境です。
以下が台湾の学生たちに関する記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00000002-asahi-int
抜粋
台湾高校生、座り込み抗議 「中国史観」指導要領が施行
台湾で中国とのつながりを強調する「中国史観」への揺り戻しとして批判が出ている新たな高校の学習指導要領が1日、施行日を迎えた。反発する高校生ら約100人が台北市の教育部敷地内に座り込み、新要領撤回と教育部長(教育相)の辞任を求めている。
略
生徒らが特に批判しているのは、台湾史の要領改訂だ。17世紀に清朝と戦った鄭成功一族による台湾統治を、「鄭氏統治時期」との表現から、明朝とのつながりを示す「明鄭統治時期」に変更するなどした。台湾では若い世代を中心に「台湾は台湾独自の歴史を歩んできた」との思いが強まっており、反発を招いた。
略
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一方日本。教科書によっては、誤記というくらい酷い偏向記述のある日本の教科書に抗議をする高校生たちがいないことを、寂しく思います。
でも、心の中で否定し反発している高校生たちはいるかもしれませんね。
SNSの発達で真相を知る若者が増えてきました。
入試でも、学力に自信のある子は誘導的反日質問に対して、
バツをもらうのを承知で、自分の信念に基づく答えにマークを
つけたり、そういう抵抗をしていると聞きました。
よほど、成績のいい子で何点か捨てても、合格するだけの自信が
あるのでしょうね。