鳩山さんが、ソウルの西大門刑務所歴史館を訪れぬかずいた際に、「花輪の用意など、私の来訪に対応するための費用の一部を自分で負担する」と言い、封筒に1万円札3枚と自分の名刺を入れて、相手に渡したという。
この報道を見て、「え、それっぽっち?」と思った人は私だけではないのではないだろうか。
こういう場合、元総理という格と、それから鳩山家の財産からして100万円が相場だと私は思うが。少なくて、30万円、せめて50万円というところか。
何しろ「子ども手当」と揶揄された、1500万円を母親の安子さんから毎月もらい続けていた人である。おまけに時効分はもらい得。鳩山さんの3万円は我々の3千円か、あるいは300円であろう。
私でも10万円は包む。(西大門インチキ展示場などそもそも行かないが)
気取らないというか、見栄を張らないというか・・・・
と思いつつ、ふと思い出したことがある。
鳩山夫人としばらくお付き合いがあり、夫人がアメリカから帰国された時に、拙宅を訪れて下さったことがある。その時のおみやげが、ソックス一足だったのだが、スーパーで1ドル40セント程度かなあという・・・・・
下品なことを申せば、実は少々驚いた。
鳩山家といえば、焚き火の火種にお札を数枚丸めて使ってもおかしくないほど、お札が金庫にうなっているところ。
それが、1ドルなにがしかのスーパー安売りソックス‥‥‥と、何となく微妙な心地がした。
むろん、贈ってくださるお気持ちはたとえナス一本でも有り難い、というのが前提の微妙な感慨であったのだが。
鳩山さんの3万円で、妙なことを思い出したものだ。ソックスは私は無地派であったし、幼児用のような模様が苦手で、せっかく頂戴したのに使わないままで申し訳ないことをした。
ちょっと話があるから出てきてと言われ、ホテルニューオータニの会員制のスパがある一画を訪れたことがある。さすが鳩山さん、会員になるにはステータスもお金も要る。そこに飲食できるエリアがあり、「食事を」と言われていた私は、お昼も抜き、お腹を空かして出かけたのであった。
フレンチのフルコースかな? それともニューオータニにはなだ万が入っているので、そこの会席か? ワインは赤なら、ラトゥール、白ならモンラッセだったらいいな、自腹ではなかなか飲めないし・・・などと、わくわくと出かけたのであったが・・・
出されたのが一人前に満たぬ小さな、何かしょんぼりとした丼もの。
空腹を更に刺激されただけで、夫人と話しながら、私は飢餓感に悩まされたのであった。
思えば、移動する際も私と一緒にバスに乗ったりなどなさっていた。
見栄はらず、質実でお金持ちというのはこれだから、ますます富み栄えるのだなあ、とまあ、そういうふうに改めて思ったわけです。
ちなみに、西大門刑務所における拷問とやらに証拠はない。
それに、李氏朝鮮以来の残虐な拷問を禁止させたのは、日本の朝鮮総督府である。それに、そこの官吏も他と同じくほとんどが現地の朝鮮の人々だった。
ついでに言えば、警察官もほとんどが現地の人。だから少女をかどわかして、性奴隷にしたなどということも、ほぼ起こり得なかったはず。でなければ、現地の警察官も男たちも、少女がかどわかされるのを黙ってみていたことになる。
それが何万人もいた? 朝鮮の男たちは何をしていたのだろう、という話になるが、むろん少女をかどわかして性奴隷などということは、なかった。
鳩山さんの土下座以降、日本人の来館者が増えているという。もともとここは日本からの修学旅行生たちが、連れて行かれる場所の1つではあった。
ありもしなかった拷問を、こうして多くの日本人が信じるのだろうか。
しかし、私とて自分の目で調べ、考えるまでは事実だと思い込み、韓国の人々に贖罪の念を抱いていた。
韓国側が言い立てるだけでなく、鳩山さんみたいに日本人の中にも贖罪意識を刷り込む人達がいるので、自力で目覚めぬ限りは韓国の好き放題の嘘を信じ込んだまま一生を終えてしまう。
無念なことである。