日本がお金だけ出して難民を引き受ける気がない、野蛮だ、未開だと
韓国で言いたい放題のようです。
安倍首相、難民支援に970億円提供も「受け入れはできない」・・韓国ネットは「そういう考え方で常任理事国は無理」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000041-xinhua-cn
しかしながら、済州島の自国民粛清(四・三事件)から逃れて大阪に主に住み着いた韓国の人々は政治難民だし、孫正義氏のお父さんが告白なさっているように、極貧から逃れて日本に密入国、不法滞在してそのまま、居着いた韓国の人たちは経済難民でしょう。
吉田茂首相がマッカーサーに宛てた「在日朝鮮人に対する措置」文書(1949年)にこうあります。
「朝鮮人居住者の問題に関しては、早急に解決をはからなければなりません。彼らは総数100万にちかく、その半数は不法入国であります。
私としては、これらすべての朝鮮人がその母国たる半島に帰還するよう期待するものであります」
しかし、吉田首相の嘆願は聞き入れられなかったというより、本国が受け取りを拒否したと記憶しています(再度調べて、記憶違いであれば記します)
ただいずれにせよ、密入国のまま、敗戦時の混乱に乗じて役場に偽の届けを出し、居着いている人たちが多いのは事実です。マルハンの韓昌祐会長も率直に語っていらっしゃいます。
孫正義氏の父上も時効なので、率直に週刊誌の取材に答えたのでしょう。週刊ポストの孫正義特集で読んだ記憶があります。
というわけで、日本はすでに大変な数の難民を受け入れているのです。
こういう経緯なのに「無理やり連れて来られた」等と言われると、せつないものがあります。
こういうこと言うと嫌がられるのでしょうが、言われっぱなしだと
あちら益々エスカレートして言い募るということを学習したのです。
言われたら、そのつどまめに反論すること。
しかし日本に文句を言う韓国が、難民を受け入れているかというと、ほぼ
受け入れていないに等しい状況です。
これで、日本はカネだけだして済ますと言われても。
受け入れずカネも出さない、お宅はなんでしょう、ということですね。
かつて三島由紀夫が「在日朝鮮人問題は、国際問題であり、リフュジー(難民)の問題」と喝破したことがありますが、つくづく慧眼でした。
*難民=refugees
「戦後の日本にとっては、真の民族問題はありえず、在日朝鮮人問題は、国際問題であり、リフュジー(難民)の問題であっても、日本国内の問題ではありえない。これを内部の問題であるかの如く扱う一部の扱いには、明らかに政治的意図があって、先進工業国における革命主体としての異民族の利用価値を認めたものに他ならない」
昭和43年にこれだけのことを、見抜いていた凄さ。
他にも、こんなことを述べています。
「左翼がいう、日本における朝鮮人問題、少数民族問題は欺瞞である。なぜなら、われわれはいま、朝鮮の政治状況の変化によって、多くの韓国人をかかえているが、彼らが問題にするのはこの韓国人ではなく、日本人が必ずしも歓迎しないにもかかわらず、日本に北朝鮮大学校をつくり、都知事の認可を得て、反日教育をほどこすような北鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである」
「彼らはすでに、人間性の疎外、民族的疎外の問題を、フィクションの上に置かざるを得なくなっている」
フィクション、つまりは自らの正当化のために、捏造を用いて被害者の位置に自らを置き、日本を批判出来る立ち位置を確保するということですね。
他に「日本ほど、平和主義が偽善の代名詞になった国はないと信じている」
という名言も残しています。
三島の小説家、戯曲家としてのそのきらびやかな修辞に幻惑されていた私が、その政治的発言の意味を理解するようになったのはつい、近年のことです。
鈍才がやっと超秀才が若くして達していた観察分析の域に追いついたのでしょう。三島さんの頭脳の回転速度の私は半分。
私がどうやら長生きの刑に処せられるのは、その鈍才故にだと得心するこの頃。学びが遅いものは長く生きて学ばせられるのかもしれません。
三島さんの韓国と韓国人に対するもっと率直な肉声を、三島さんと親交があった美輪明宏さんからうかがっていますが、それはまた機会があったらいずれ。
美輪さんといえば、いつもはこの季節には頂く秋の音楽会の招待状が来ないので、調べたらどうも今年は、そんなにたくさんの公演は持たれないご様子。
毎年覚悟はしていましたが、ついにその時が来たのかなと、いささか寂しい秋になりそうです。美輪さんも80歳。声の衰えは全く見せませんが、舞台から徐々に去る体制に入られたのか、今年のみ何かの都合なのか、電話してうかがってみる気もおきず、美輪明宏というもう一つの絢爛豪華な才能がない秋は、物悲しいのです。三島さんが去られたときも、光源が一つ消えたようでしたが。