政治家の言葉の選び方が拙劣で、ユネスコへの物言いも海外からはカネをチラつかせた恫喝としか捉えられないだろうと、先日書きました。
懸念はその通りで、中国韓国の反応は解りきっていたこととしてイギリス他も
「恫喝」として捉えていて、これは発信者の二階俊博氏、菅 義偉の責任です。
実に言葉が拙劣です。
海外に向けて発信する際には、それが英語仏語独語他に翻訳された時、
どういう文脈になるか配慮の上、発信しないと、てきめん
誤解を受けます。日本語は主語の割愛が可能ですが、他言語にそれはありません。
中国が、事実でもない歴史の虚偽を反日プロパガンダのためにユネスコを利用して登録して、歴史改竄をした、と明確に発信。それが虚偽であることを、これから日本は証拠を添えて世界に発信して行く、というぐらい明確に言葉を発すれば、とかく誤解を受けている部分に対して、世界に是正を求めるチャンスにも
なり得たのに、何という下手さでしょう。
歴史の虚偽にひっかけて、更に次の慰安婦登録に釘を差しつつ強制の慰安婦に関しても、その事実はないと発信すれば満点でしたが、政府と外務省対応は今回ゼロ点どころか、マイナスです。
慰安婦登録は、結局先の軍艦島登録でむざむざ韓国の奸計にひっかかった、佐藤地ユネスコ大使と岸田文雄外相が、日本を謀るのなど造作も無いと思わせた責任でもありますが、ご本人たちに自覚はおそらくないでしょう。
大変な頭の悪さです。
成績脳ではなく、地頭のほうの悪さですが。
次は、慰安婦の登録です。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20151013-OYT1T50071.html
【北京=竹腰雅彦、ソウル=宮崎健雄】中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は12日の定例記者会見で、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に中国が登録を申請し、今年の選考で見送られた「慰安婦に関する資料」について、「(ユネスコ側に)関係国との共同申請を奨励する意見があり、中国は真剣に考慮し検討する」と述べた。
馳浩文科省が、この件についてどこかで演説なさるような報道をちらっと読んだような気がするのですが、下手したら逆効果です。誰がどのような演説用作文をするかが、結局決め手でしょう。
安倍70年談話が、さまざまなカセをかいくぐりながら、見事でした。
物足りなく思う保守もいたでしょうが、現状では満点の作文です。
あのくらい満を持して臨んで頂きたいのです。
南京大虐殺にしろ、慰安婦にしろ中韓の捏造の重荷を担わせられるのは
子供たちです。
とても大事な局面です。