欲しいと思っていたマントを手に入れた。帽子と共にイタリア製である。
和服が多いのでボータイはほぼ使わないと思うが、たまに
白シャツを着た時にやってみたら面白いかもしれない。
蝶結びに結ぶやり方もある。
カシミアではないので、相当重たいがかえって明治大正期の
感覚がある。
明智小五郎は昭和の初期でしたっけ。
マントというと怪盗ルパンや、シャーロック・ホームズ、明智小五郎を思い出す。
そして、石畳の歩道、霧にぼうっと霞むガス灯。
朝テレビをぼんやり見ていたら、神田明神の近くにオープンしたという
メンズのきもの店が紹介されていた。
店主がまだ若く、和服に革靴など履いている。
反物が映った時価格を見たら、安い。若者ターゲットだからか。
若者は、最小限の基礎をとりあえず覚えたら、後は
自由に着ればいいと思う。さっこん、男の子がドルチェ&ガッバーナの
レディスを着たりするように、柔軟になって来ている。
私も、着物は男物が本当に平板でつまらないので、女性物の
反物で仕立てたりなどする。
時代劇の町人のような、もっと遊び心のある着物がないものか、と
思っているので、神田明神そばのショップは覗いてみたい。
若者にはぜひ勧めたいのが和服プラスアルファのお洒落である。
着物の下にセーターを着ても良いし、裾からげしてブーツも
多分面白い。
遊んでみて欲しいと思う。
紳士もののミンクのコートを昔仕立ててもらったことがあるのだが
さっぱり袖を通さなくなった。(今なら動物愛護の見地から絶対作らないけど)
ずっしり重いし、外出はほとんど和服になったからだ。
ひょっとして、和服に毛皮のコートも面白いのかな?
和服の色目や柄で合う合わないがあるのかもしれない。今度出かける前に
室内で試みてみよう。
重いが、暖かいのだ。
それに生き物の命を奪うことに加担しておいて、死蔵は尚更失礼だろう。
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