和牛から日本刀まで、韓国起源だとする国なので
少々のことには驚かないのですが、「日本列島は、本来韓国の
領土である」とまで言い始めています。
その理由というのは、「言葉が似通っているから」だそうで、
要するに日本語は本来韓国語である。
従って、日本は韓国の領土である、という言い分です。
さてその似通う言葉の例に上げられているのが・・・・
数詞「3(みっつ)、5(いつつ)、7(ななつ)、10(とお)」が、
古代高句麗語の「3(ミル)、5(ウジャ)、7(ナヌン)、10(トォク)」と
同語源だというのです。
じゃあ、残りの1,2,4,6,8,9は? と問い返したくなりますね。
しかも、5の(ウジャ)が日本語とどう関係あるのでしょうか?
10までの数え方のうち、日本語と似ているといえるのは、せいぜい
2つ、おまけして3つ。これで韓国発祥だと言われてもなあ。
それに高句麗を即、韓国とすることにも無理があるでしょう。
日本語の記者を韓国ではキジャと言い、ヤクザをヤクジャと
言います。明らかに併合時代に韓国に入り込んだ日本語ですね。
写真をサジンと言いますがこれも、日本の統治下にあった頃の
名残りではないでしょうか。
ちなみに、韓国人は「さ行」の発音が苦手で「産業」が「残業」に
なるそうです。記者のキジャ、ヤクザのヤクジャ、と同じことでしょうか。
これをしも、日本語は韓国起源の証明にさせられてしまうのでしょうか。
ならば、これはいかが。
国民、自由、平等、権利、民権、人権、討論、社会、政府・・・ほか多数
日本に西欧の概念が入り込んできた時、日本ではすみやかに
それらを自家薬籠中のものとして取り入れ、日本語として
定着させました。
それらの言語をそのまま使っているのが韓国と中国です。
さすがにこれは、韓国発祥だとは言わないだろう・・・・と
思っていたのが、花札です。韓国ドラマでは頻繁に
登場します。
花札の絵柄の小野道風があるので、日本発祥であると
認めざるを得ないだろうと思っていたのですが、甘かったようです。
小野道風は、韓服を来た韓国人に差し替えられているのです。
考えてみれば、イエスキリストに韓服を着せ、聖母マリアに
チマチョゴリを着せて平然としているお国柄なのでした。
花札の語源は、札に四季折々の花があしらわれているからで、
韓国でも花闘(ファトゥ)と言います。
その中の一つが藤。韓国花札でもうっかり描かれていますが、藤は
日本が原産地です。日本の固有種です。
花札が韓国発祥なら、藤はないでしょう。
あと菖蒲の絵柄に、池にしつらえられている木の橋のごときもの、
これ呼び名を知らないのですが、どなたかご存知でしょうか。
これも日本独自だと思いますが? 中国由来かなあ?
(中国で見たような、見ないような記憶が曖昧)
名称は「渡り板」かもしれません・・・・・。
中には小野道風の顔がドラえもんに置き換えられているのもあり、
二重のパクリで、あっぱれです。
ドラえもんのアニメも、登場人物のお祖母ちゃんはチマチョゴリに
なっています。だから来日して、ドラえもんが実は日本発であることに
驚く韓国人も多いのです。
花札には桜に幔幕もありますが、この幔幕も日本独自のもの。
韓国版ではどのように、処理しているのか見てみたら
当たらずとも遠からず、という感じの幕が描かれていました。
花札が、ポルトガル人のもたらしたトランプに由来するのは
事実ですが、絵柄も遊び方も異なるので
ポルトガル発祥は言い過ぎ・・・・・トランプに触発されて
開発されたのが花札である、が正確でしょう。
そのうち神道まで韓国発祥だと言われそうなので、先手を
打っておきますが、諏訪大社の祭祀は縄文時代の
儀式から来ています。
縄文時代に韓国という国はありません。
・・・・・・と結んで、ふと「よもや」と思いながらも、調べたら
「神道も神社も韓国起源」という説は、すでにあるようです。
なんてこった。
そのうち太陽も韓国起源になるのでしょう。
しかしながら、考えてみればこれぞ韓国発祥、とされるものがありません。
オンドルは他国にあるし、マッコリもいわばどぶろく、菌は
日本から戦後韓国人により持ち帰られたものが使われて
います。
キムチも、秀吉軍がもたらした唐辛子がなければ生まれて
いないし。
朝鮮白磁が唯一オリジナルでしょうが、陶磁器というくくりで
行くなら、韓国に限ったことではありません。
結局「何もない」のです。ないから、全部自分のところで生まれた、と
言い張りたくなるのかもしれません。
オリジナルといえば、トンスル(糞便酒)がありますが、これを
あげつらうのは、いささかお気の毒。