頼んであった着物が仕立て上がったというので、神田明神下の
メンズ着物の店に受け取りに行ってきた。
秋葉原駅から歩くのだが、歩行者天国で車がないので
人混みは相変わらずだが、のどかである。
昼飯を界隈で済ませ男坂を上り詰め、そ
れから本殿にご挨拶してから女坂にある
お店に向かうのがパターンだが、今日は日曜日なので
参拝の列が長く出来ていて、わたくしは離れたところから
二礼二拍手一礼でご挨拶させて頂いた。
混んでいて嫌だとは全く思わず、神社の隆盛ぶりを嬉しいことに思う。
和服と共に神社も日本人の心の在りどころなので。しかも
秋葉原で中国からの群衆を目にしながら来たので。
お金を落としてくれるのはいいが・・・・・まぁ、ねぇ・・・・・・。
マナーの悪さをあげつらうのは、もう飽きた。
店には男たちが来ていて、なかんずく若者の姿があったのが
嬉しかった。会話が聞こえてくるのだが、結婚間近の
カップルであるらしかった。
こうして少しでも着物が時代に引き継がれて行って欲しい。
着物は単に衣類ではなく、日本の精神が宿っている。
心意気が、情緒が。しごきを引き抜く時の衣擦れの音は洋服にはない。
若者が求めた長襦袢を、ちらっと見たら半襟が白だった。
男の白は素人衆はまずいというのは常識であったが
今はゆるやかになっているようだ。
私も白襟の長襦袢が好きで着るのだが、もし言われたら
「時代劇で雷蔵さんも着ているし」と、言い訳を
用意していたのだが、もうそれも必要ないようだ。
わたくしのほうは、ベロアレースと言ったかなあ、洋服の
カーディガンとしても使えそうな生地で、黒い羽織を
長めの丈で仕立てて頂くことにした。
相変わらずデジカメのコードが見つからないので画像は
アップできないのだが。いずれ。
この店の会長さんの写真を拝見したら、60お幾つだというが、
着物に革靴は珍しくもないとして、下にワイシャツを着込んで
蝶タイを締めていらっしゃるのは、流石に驚いたが不自然ではない。
こういう遊び心の横溢した店をわたくしは、ずっと探していた。
しかも、男物が隅に追いやられているのが常なのに、
こちらは男物専門店なのである。
女性もかえって、ここの反物で仕立てられたら斬新ではなかろうか。
選び方では、粋になるのではないかなあ。
明日は「わが家」で頂戴した芸術祭優秀賞の授賞式で、この間
誂えた木綿の、ちょっと面白い着物にベルベットの黒の
羽織で行くつもりでいたのだが、ふと店長さんに相談してみたら、
そういう場に、木綿はやはり・・・・・ということで、急遽
本日受け取った絹物にすることにした。
亜麻色・・・・ともう一つ和名が該当しそうな微妙な色合いの
着物である。こういう、色と色のはざかいをゆらゆら揺曳しているような
色が着物にはある。洋服にはない、夢めく色。
幅広の、地色とは少し違う色合いのほのかな縞が乱調子に入った紬である。
幸四郎さんも確か個人で受賞なさっていたかと思う。もし、いらしたら、
木綿はやはり物知らずだと思われそうな。
羽織は黒のベルベットでもいいのか、それとも絹の濃緑のにするか・・・
黒のベルベットは、裏地が朱に銀鼠の縦縞である。そう指定させて
頂いた。裏地は華やぎたい。
さてコメント欄に日韓併合前の韓国の橋は、いかなるもので
あったか、と書き込みを頂いたが以下のごとくである。
お江戸日本橋とか、そういうのと比べると落差が激しいですね。
日本には太鼓橋などというものも、すでにありました。
明治期の亀戸天神の橋。
江戸末期の日本の橋。
朝鮮通信使が日本に来て、聞くと見るでは大違い、日本の
豊かさと文明の高さに仰天するのですが、その際、
彼らは日本の水車の技術を持ち帰り、作ろうとするのですが、
技術が追いつかないのです。
以下は、李氏朝鮮の貴族(リャンパン)の画像ですが・・・・・
天蓋もない、一輪車です。
輪を均等に作る技術がなかったのです。
日本には平安時代にすでに、天蓋付き、漆塗りの二輪車である牛車が
ありましたね。
日本は8世紀にすでに、これ。朝鮮では19世紀になっても、
上記の石炭運びの猫車のような、それです。
朝鮮の文化のことを言うと、少し気が滅入ります。
貶めたくて言っているわけではないのに、普通に
事実を述べれば述べるほど、貧相な景色しか
描けないのが韓国という国です。
日本と比べたいわけでもありません。比べ物になるとも
思っていません。
ただ、朝鮮通信使は文化の高い韓国から、文化度の低い日本に
請われて教えに来てやったというような嘘つきたちに
黙っていることはよくないと、思っています。
わたくしたちの先祖の謂れもない悪口を言われ、築き上げてきた
世界に誇る文化も日本由来ではない、となどと言い触らされるのは
無礼だし、きちっとお返しすべきでしょう。
日本が併合した時に、なぜ韓国が世界の最貧国の一つであったのか、
冷静に考えてみればよいのです。貧困に中にあったのが恥ずかしいのではなく、大変富んで近代的であったと嘘をつくほうが恥ずかしい。
もう一つ、過激なようで実は当たり前のことを言ってしまいますが、
中国に長年、奴隷国として虐げられ搾取され、美女を貢がせられて
来た国がなぜ、近代化の礎を築いてあげた日韓併合を、悪しざまに罵るのでしょうね。
細部で齟齬はあったでしょうが、清の隷属国状態から比べれば、
天国であったはずなのに?
感情的に面白くなくても事実は事実。武力で占領したわけではなく、
国際法にもとったわけでもなく、ことさら悪政を敷いたわけでもなく、
日本から持ちだしてせっせと援助したのが事実です。
清に隷属していなければ、ロシアの圧政下に置かれる運命にありました。
穏やかで良心的な日本でよかったではないか、というのは傲慢なのでしょうか。
事実だとわたくしは思っておりますが。