日本の政界ですら、把握しているとは言えない私がアメリカの
政治力学など解かろうはずもありませんが、数年前に
来日した時から、この人が大統領になればいいな、と
漠然と思っていたのが、マルコ・ルビオ氏で、しかし
大した理由があるわけではなく、品が良さそう、知性がありそう、
「虫が好く」という次元です。
でもどうやら撤退のようで、妙にがっかりしているのは
単に、ファンとしてのミーハーレベルで、さして
意味はありません。しょせん対岸のことなので、
さほど真剣に考察しているわけでなし。
とはいえ、むろんアメリカの大統領が誰になるかは
日本にも重大事なのは当然のことですが、
どうも、盛り上がりません。個人的に、勝手に、ですが。
トランプ氏のあの大言壮語と敵味方を単純化した物言いも、
あの風貌も苦手であるし、かといってクリントン女史の
発情した雌鳥のような(まずいかな)ヒステリックな金切り声にも
へきえき、なんでもっと穏やかに語れないのか、と
思うのですが、彼女も肉食圏の白人で、あの顔と声に
馴染む日本人も余りいないような気がします。
相手に対するヘイトスピーチの際の形相が凄い。
いずれも単純に親日、反日という決め付けは出来ません。
ふたりとも強いて言えば「親米」、わが国アメリカが一番大事な
人たちでこれは、至極当然のことながら、日本では
必ずしも、当然ではありません。
自国が憎くて憎くて、叩き潰したい人達がいる
倒錯した国、それが戦後の病んだ日本です。
GHQの埋め込んだウィルスがいまだ増殖、活動しています。
トランプ氏とクリントン氏、いずれも受け入れがたいのですが、
しかし、トランプ氏の日本叩きはせいぜいが、日本はアメリカに防衛を
押し付けている、程度のことで根っこは浅い。
しかるに、クリントン氏は靖国には、周辺の国々を刺激しないように
参拝するなやら、どうも日本軍の性奴隷とやらを信じているらしい言動、
そしてあの、捏造本で南京大虐殺をでっちあげたアイリス・チャンとも
会ったことがあるそうな・・・・と聞けば、トランプ氏のほうが
まだましなのかもなあ、と思ってみたりもするのですが。
その一方、クリントン氏は尖閣に関しては日米同盟が機能すると
明言しているし。
しかし、いずれにしてもアメリカという自国が最も大切なのであって、
アメリカの国益に叶うとあれば中国に寄って行くし、必要とあれば
尖閣など見捨てるかもしれないし。
いずれにしても、100%の軍事依存をアメリカにしているのは
危険かもしれません。
平和憲法を、9条を護れという人達は中国と北朝鮮、あるいは韓国で言って頂きたいのです。あなた達も平和憲法を持つべきだ、と。
その言い分が通る世界情勢でしょうか?