飲んだ翌日、珍しく二日酔い気味なので、なんでかなあ、と考えたら
夕食は摂らぬまま夜8時から明け方たぶん4時頃まで、延々飲み続けて
いたのでした。
仮眠のためホテル泊して、11時のチェックアウトで追い出され
自宅までタクシーに揺られたら降りた途端、気持ち悪くなってしまいました。
こういう時、助かるのがしじみ鍋のために冷蔵庫に蓄えている
真空パックのしじみで、味噌汁にして飲んだらすっきり。
お酒は好きではないので普段は飲みませんが、いったん外に出て
お付き合いで飲み始めると延々・・・・というヘキがあります。
飲むと、嫌いなのを、麻痺して忘れるみたいなのです。
嫌いは言い過ぎですが、全く美味しいと思ったことがありません。
なのに、強いのはある程度強いので飲んじまう。
このところ、2週間にいっぺん深酒しているのは、その頻度で通っている
漢方の先生の場所が盛り場至近なんですよ。しかも馴染みの店が
何軒かある盛り場。
飲むとてきめん、蕁麻疹が凄くなるのだけど、これから
飲みに行くと、そう先生に言ったら
サービスで、2回分そのための漢方を処方してくださり、
飲んだら、蕁麻疹は全く大丈夫でした。
漢方はそのつど様子を見ながら、中身を変えて行くので根気が
要ります。もうどのくらい通ったのか・・・・ようやく、回復気味です。
その先生は行けば1時間ほど面談といおうか、おおむね
雑談なのですが、言葉のやり取りから心因性のその心因を
探りだしているようで、プラス時々霊感が作動するようで、
面白い先生です。
お昼に家に帰ってから、こんこんと眠り、それから夜はこのところ
見続けている、「たけし映画」。北野武監督の「アウトレイジ」を観ました。
OUTRAGEというのは、憤怒、不法(というよりは極道と訳すべきか)、
その2つを掛け合わせたとごときニュアンスで、上手いネーミングだと
思いました。
この映画にも個人的にご縁のある役者さんが出ています。
三浦友和さん。連ドラでご一緒しました。その番宣をかねて
テレビでの対談で、ちょっとお話させていただいたのですが、
奥様とは全く喧嘩なさらないそうで、穏やかな物静かな
方でした。最後に勝ちを取るやくざを計算してよく演じられたなあ、と
感心しました。とりわけ、素の友和さんが絶対なさらない凶悪な目つき。
あと杉本哲太さん。仕事は共にしていませんが、ある役者さんに
連れられて、拙宅に遊びに来てくれたことがあります。
哲太さんも、人懐っこい笑顔の人で、役者とはそういう仕事とはいえ、
凄みのあるヤクザをよく演れるなあ、と感心するのです。
誰の心のなかにもネガティブなものは潜むので、それを
拡大して演じているような気がします。
美輪さんがあんまり心がきれいになって神様のほうに近づくと
演じられなくなるので、人間のほうに戻すとおっしゃっていたのは
そういうことかもしれません。
人の心は複雑で何が潜んでいるかもしれません。