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五輪は二流国が開催する

のっけに、挑発的タイトルを掲げましたが・・・・・
それなりに理由がないわけではありません。

イタリアで今、幕を上げている拙作の版権管理をお願いしている
会社の社長さんと会食しました。

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珍しく羽織を着てません。蒸し暑く着る気になれなかったのです。
熱中症で子供たちや老人がすでに、5月ごろから倒れていますね。

8月の酷暑、どうするのか、って話です。ええ、東京五輪。
嘘八百で招致した、のっけから裏工作と利権の腐臭漂う
東京五輪です。

出だしから、考えられない失態続きでそれもある種の臭いが共通の
失態。そして、舛添さんが五輪に執念を燃やすほどに、なおさら
東京五輪には腐臭が更に付加され世界に発信されました。
舛添さんの不可解な担ぎだされかた自体が、ひょっとしたら
裏交渉に絡んでいたのではないかとさえ、私は妄想することも
あるのです。

東京招致の裏に隠されたいかがわしさの代表例として、招致委員会が
作成した招致書の酷い文言を、何度か紹介しました。

 

招致委員会が作成した立候補ファイルの文言。7月24日~8月9日の大会期間について

 

「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」

こんな嘘というより、詐欺がやすやすと通るほどにはいかがわしい招致なのです。(詐欺と言わずして、これをなんといいます? こんな文言、民間で通りますか? 不動産屋にしろ、観光業にしろ。温暖とは、どの口で言う。降水量もマドリッドに比べ遥かに多く、また台風シーズンにかぶってます)

もはや、五輪は一流国は避ける大茶番と成り果てました。

まず開催国が、同じアジアの狭い一地域に団子になって固まっている事実が
おかしいでしょう? 韓国と日本間なんて最短50キロメートル弱ですよ。
羽田上海間が、わずか3時間のフライト。3時間なんて、アメリカ国内でNYからマイアミです。国内移動時間です。

ソウル五輪(1988年)
長野五輪(1998年)
北京五輪(2008年)
東京五輪(2020年)
北京五輪(2022年)

東京がなんでまた、ソウルと対等に競うんです? 今時五輪なんて、必死にやりたいところに譲ればいいのです。

北京の冬季五輪が雪が降らないのに? と疑問視されているのは、
平昌五輪と同じくです。その土地が最適かどうかの価値判断ではなく、
炎熱地獄の東京五輪も含めて、明らかに「別の思惑」で決められています。

大体、招致に熱心でさんざん都税をドブに捨ててきた石原都知事の時の
IOC評価は「国民に招致の熱意が薄い」でした。
それが、舛添さんの時にいきなり都民、国民の熱度が上がったわけでなし、
おかしいと思いませんか。マドリードは、皇太子まで招致に参加なさってたんですよ? その他ほとんどの条件が東京を上回っていました。気候状態も調べましたが、マドリードが圧倒的に上です。

夏の気温は、東京とさして変わらぬのですが湿度が低いので快適、室内では冷房さえ要らぬこともある。マドリッドでは7月と8月をあわせて6日間程度の降水、しかも一日中降り続くこともなく常時晴れ渡った青空。戸外も快適なので、オープンテラスが多いのです。

アスリートのことを考えるなら、100%マドリードであるべきでした。

 

方や東京はあの時期放射能、直下型地震、洪水、台風、そして両陛下のご高齢で、万が一のことあらば延期や中止の可能性・・・・・安定性でマドリードより遥かに劣ります。それでも・・・・・なぜか・・・・東京に、来た・・・・・。

■2022年の北京冬季五輪 「数千トンの人工雪…これ以上の茶番があるか」と英紙酷評

http://www.sankei.com/world/news/150810/wor1508100015-n1.html

英紙の記事は、「08年五輪当時、中国政府が約束した人権状況や大気汚染の改善は一つとして達成されていない」

と容赦なく斬り捨てています。十分な降雪が危ぶまれるのは平昌も同じくですね。
平昌に決まった経緯も不透明です。雪が降らぬところが、なぜ冬季五輪なんですか。理由は想像できますが自粛します。

雪処理を技術含めてどうするのか知りませんが、日本が尻拭いさせられぬよう願いたいものです。
代理店社長さんもおっしゃっていましたが、中国は深刻な水不足に
悩まされていて、今後極端な日照りと水飢饉が言われています。
それゆえ、日本の井戸がある土地が狙われていて買われ始めていると、
元某大商社の商社マンであった社長さんは語っていましたが。

チベットへの人権弾圧的行為を批判され聖火リレー妨害ということが
行われましたが、あの時長野には中国人留学生が集結、五星紅旗が
不気味な赤い炎のごとく風にはためきました。
この時、多くの日本人が思い知ったはずです。彼らは
人道上の大義では動きません。中国共産党の指し示す指の
方向にいっせいに紅い旗を持って動きます。

北京五輪では、インフラ整備のために150万人市民が追い立てを
くらいました。五輪って、何ですか? 国民にしわ寄せして、何の
五輪憲章でしょうか、偽善のカラ文句に成り果てています。

憲章6 オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある。

乾いた笑いが漏れませんか。

オスロは、五輪委員会が突きつける要求のアホらしさに
上げた手を下ろしました。ボストンも住民支持が得られず、
撤退しています。

それほど五輪がやりたけりゃ、永遠に北京とソウルで交互開催すればよろしい。

今や国威発揚にもならず、経済効果も概ねマイナスになることが指摘されています。加えて、人が大量に集まるところテロの可能性が日々、増している時代です。

むろん、五輪にかける選手たちの思いは解るし、私とて種目によっては楽しませて貰っています。でも、五輪である必要があるでしょうか?
自国開催である必然性があるでしょうか。

五輪は図体が大きくなり過ぎ、利権で腐敗しています。

各種目単独で、世界大会を清潔に誠実に開けばよろしいと思います。

今なお、何とか返上ならぬかと願っています。このまま進行、開催に漕ぎ着けても更に、恥かき要素が待ち構えている、と“予言”しておきます。お詫びと反省の弁と共に、返上という形で欲望と謀略うごめく「から騒ぎ」連鎖をそこで断ち切ってしまったらいかがでしょうか。

「東京の7,8月は温暖でアスリートには最高」とついた大嘘は、遠からず世界の軽蔑とバッシングを浴びます。今、撤退する潔さと勇気を。

 

以下は五輪絡みの拙文です。

 

■日本の恥さらし大会か、東京五輪

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/f5a0f57ceb4782e566d285872eb14ce8

■やはり要らない五輪 

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/130eb4ec4628889fb4ad54a1fb4fc38f

■穢れた五輪など潰してしまえ

http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/6dd81c57b84aca2c0b7af03acc682430

 


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