甥夫婦と久々に会食。
甥にとっては祖父に当たる父の形見の大島を着ていくつもりで
出していたのをさっぱり忘れて、蜻蛉柄の着物。
根付も扇子も印伝も草履の鼻緒も、蜻蛉柄でまとめました。
長襦袢の襟も蜻蛉のがあるのですが、途中で面倒くさくなって
ぱっと出せた長襦袢にしました。
甥夫婦が獺祭を飲みたいと言い、しかし磨きの度合いで
二種類があるのです。
獺祭 磨き二割三部 磨き三割九分
遠心分離にかけて「磨く」のだそうですが、数値が低いほうが
原型を残しているんでしたっけ。
忘れました。
酒を「磨く」という感性がいかにも日本です。
甥夫婦は、一種類ずつそれぞれに取って飲み比べていましたが、
感想はどちらも「味はとびきり美味しいが、違いは解らない」とのこと。
だったら、今度から安い方の獺祭にしなさいね、とケチなおじさんは
言い渡したのでした。・・・・・冗談です。好きなのなんでもガンガンお飲み、
というのが私の流儀です。