お中元に頂いた、米沢牛です。
一個一個が、ラッピングされた肉など、以前三田佳子さんから差し入れを
頂いた時以来の贅沢です。
これ、ひときれを伸ばすと極薄にスライスされた肉が、50センチ程度は
あるんです。
しゃぶしゃぶと、焼き肉、二通りで頂きました。
最盛期だった頃の職業柄の役得で、国内外随分身の程を超えた
舌の贅沢はさせて頂きましたが、最近は至って地味な食生活なので、
久々に舌のお祭りなんでした。
ちなみに私はことすき焼きに関しては、一流店の上品な仕立てより、
「そこそこ肉」で、あれこれ入れ込んで、あとうどんが食べられるような
下世話なほうが好きです。
赤坂のすき焼き一流店でしたが、卵の溶き方が独特でしばらく
真似していたことがあります。
それは白身のみをまず、メレンゲ状に泡立てるのです。
黄身は入れたまま泡立てて、泡だったら黄身をその中に
溶かし込みます。すると、やわらかな仕立てになるのです。
真似する時は黄身を入れたまま、白身をまず箸でホイップなどという
芸当は出来ないので、別々にしてたのですがそのうち面倒になって
止めました。
すき焼きの溶き卵も、ほどほどに生活感のある方が、おいしく感じます。
好奇心のある人は、白身を泡だて、そこに黄身を置いて軽く砕いて
使ってみてください。どんな感じですか?