石原慎太郎氏が小池百合子氏に対して「厚化粧の大年増」やら「厚化粧の嘘つき」
と、罵っているさまが醜く、この方都政を放り出した時点で、表舞台から
姿を消すべきでしたね。保守の星であったのに、これでは晩節を汚すばかりです。
小池氏には生まれつき頬にアザがあり、それを隠すために塗りが厚くならざるを得ないということを知っての発言でしょうか。
小池氏は「今日は薄化粧で来ました」と、さらっと跳ね返し、さらにかつて石原氏に出馬要請をされたことは事実と明るい口調でばらされ、しかもその要請の理由が、猪瀬氏に潰された、四男のイベントに都の予算をつけてやったのだが、猪瀬氏に縮小された。それを復活させてやってくれ、が第一声だったとのこと。
「都の予算を付けたけれども。猪瀬さんになって、その予算が減らされたんだ。その予算を確保して欲しい。」(小池氏言葉)
都政を自分の息子救済のために使おうとしていたことを、小池氏は石原氏のように罵らず、さらっと「いいお父さんですね」と受け流し、このケンカ、器は小池氏が数倍大きかったようです。
石原さん、失礼ながら少々痴呆が始まっていらっしゃらないでしょうか。都政を投げ出した時点で、首をかしげていたのですが? 痴呆が言い過ぎなら、老齢による判断力劣化。都政を放り出して、ご自身にも周りにも何かいいことがありました?
言葉の暴力という意味で言うなら、福島みずほ氏も小池氏に対して「心は男」として「女装の男」呼ばわりを演説でしましたが、小池氏が子宮筋腫で子宮を全摘していらっしゃることをご存知での発言なのでしょうか。
鳥越氏は小池氏を「核武装に賛成」として非難していますが、これも真意を伝えない言葉の暴力です。
北朝鮮からの核の脅威、そしてアメリカが退いた時どうするかという設問がまずありきで、小池氏の正確な言葉はこうです。
「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装のニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官も言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」
これのどこが「核武装推進」ですか。「選択肢は十分にありうる」ということであり、国会で議論できる土壌づくりを、ということです。それは防衛を語る上での一つの考え方です。核保有が現実、核に対する最大の抑止力である以上、選択肢としては常に持っているべきであり、国会で話題にすること自体が周辺への「睨み」になる、「日本は持とうと思えばいつでも持てるのだから妙なことしなさんなよ」ということです。
「選択肢としてあり得る」がなぜ一足飛びに「東京に核配備」とやらに
すり替えられるのか。
実のところ「核は持たない」などと宣言してしまっては、侵略国の思う壺なのです。第一非核三原則など、守られているはずがないでしょうに。
言葉にはしかし、「言わない暴力」もあります。
小池氏の被災時の公約を紹介するのに、わざわざ瑣末なものを拾い上げて紹介、もっと抜本的公約、たとえば自衛隊との連携緊密化、警察・消防と結んだ対応力強化など隠して言わず、その代わりに「液体ミルク」などと大事だが、ささやかなことを紹介、矮小化するのです。
ほとほと、驚かされます。テレビの体質を知ってはいても、ここまでやるか・・・・・
ということですね。
自衛隊といえば、情報に間違いなければ小池氏は竹島にも触れたそうで
この方、何かがきっと心の中で弾けたのでしょう、本気で腹をくくられましたね。
私は命の心配をしています。祈ることしか出来ません。きっと守られるでしょう。
むしろ都知事になられてからでしょう。都民の一人としてお守りします。