当選直後の小池さんに早速、追い落とし発言が続いています。
私は不勉強なタレントに、政治に関するコメントを語らせるべきではないと
思っていますが、今日も今日とてあるテレビ番組で小籔という人が、
「これからは、小池さんdisりを始めんと。内田さんが悪者にされてしもうた」
と、とくとくと語っていて軽い吐き気を催しました。
disりに関してはさすがに別のタレントが注意していましたが、森本総理とつるんだ土建屋利権の内田さんのあれこれを、小籔という人は知らないまま語っているのでしょう。それにしても、理由もなく内田氏を代表とする都議会の腐敗利権構造を小池氏が言挙げしたのだと、思っているのでしょうか?
あの女、都議会をdisりやがって、その挙句内田いうおっちゃんが悪者にさせられてしもうたやんけ、今度は自分の番やで、待っとけ、という如き感性なのでしょうか?
内田さんのあれこれを、承知での発言でしょうか。
内田さん告発は、都議会議員をいじめで死に追いやったことなど含めて
猪瀬さんが急先鋒ですが、とりあえず内田氏の全貌をまとめてあるサイトで
こちらがコンパクトだと思うので、ご紹介します。
h ttp://mikarin1215.com/seijika/8770/
小藪さんのような幼いdisりを含め、小池さんがあたかも移民の大量受け入れの無条件推進者であるかのようなことを言い立てている人もいます。
小池さんは安倍さんにご注進したほうなのですが、無条件はよろしくない、と。
限定条件付きでの移民受け入れ賛成者であるのは事実です。
移民には大反対のこの私でさえ、限定付きの移民受け入れまでは拒否できません。データとして日本の将来の人口激減対策として具体的代案を持たぬからです。限定付きの移民に反対の人は、代案を提示せねばなりません。
ただただ小池憎しで揚げ足取りが多いのです。
都議会の冒頭解散も然り。小池さんほどのお方が、都知事に無条件解散の権利があるなどと思ってはいませんよ。あれは、小池さんを反感で迎えるに決まっている都議会への先制攻撃です。もし不信任案をいきなり突きつけるなら、私は都議会解散を迷いません、という。不信任案を出された時の都知事には、解散権があります。
ことほどさように、根拠のない小池貶めがまだ登庁一日目だというのに
盛んに続けられています。
鳥越さんにも困ったもので、負け犬の遠吠えとしか私には思えないのですが
小池さんがあたかも核の積極的導入者であるかのような批判の仕方をいまだになさっていることに驚かされます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00000002-wordleafv-pol
「雑誌の中で核武装の選択肢は十分にありえると述べられていた。本当に今でも怒りの気持ち。核武装があり得るというような人が都知事になっていいのかと思っている。都知事になられた後の言動には注意を払っていきたい」
ーーー転載ここまでーーー
以前から私の周辺では「鳥越さんって、頭が良くないよね、なんで?」と
不思議がられていました。それなりの学校もお出になっているようなのに。
いわゆる受験脳と「地頭」の良し悪しは別ではありますが、それにしても
ジャーナリストとしてテレビでしじゅうコメントを出されているのに、語る内容が鈍重で見当はずれのことが多いのです。
「核武装があり得る」などという言い方では、小池さんの真意が伝わらず、
都民や国民をミスリードします。
小池さんの核に関する発言はVOICE2003年3月号、田久保忠衛、西岡力両氏との鼎談記事の中です。
“東京核ミサイル配備”は田久保氏の「日米同盟か、核武装か」という問題提起から始まり、北朝鮮の核保有と日米安保がメインテーマです。
ここでの小池氏の発言は、こうです。
「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装のニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官も言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」
これは読んだそのままであり、何も核武装を早急にせよとか、東京に核ミサイルを設置せよとか、一言だって言ってはいません。
要旨は「核武装含めて防衛に関する議論は、国会で言論封殺してはいけません」です。
鳥越氏はテレビでも、これに関して小池氏に食ってかかり、小池氏に「日本語がお読みになれるなら、そうは読みません」(大意)と、口ぶりはおだやかながら、ものすごい言葉で打ち返していましたが、鳥越さんには理解できなかったようで、今も誤読したまま「小池氏は、核武装論者だ」などと短絡してご発言です。
日米同盟の安定性については、最近揺らぎが見られとりわけもし、トランプ氏が大統領になれば、いっそう日米同盟自体の無力化が想定されるわけで、となれば核を日本が保持するかどうかの「議論」は当然、国防上なされなければなりません。
日本の戦後71年間の平和を守ってきたのは九条ではなく、アメリカの核の抑止力のおかげなのですから。(本当に平和だったかというと、それもまた錯誤であり、北による拉致、竹島の不法占拠、それに伴い4千人近くの漁師の拉致と虐待、死傷者もありました)
誰がいかなる意図でリークしたのか、させたのか、安倍政権が憲法改正が物理的に可能になったとたん「生前退位」の一報が唐突に流され、とあまりのタイミングに、改憲妨害のための策ではないかという、意見すらあるぐらいです。
女帝擁立のための前段階ではないか、という見方と共に。
話が逸れました。
小池百合子氏の戦う相手の余りにも大きさ、危険さに、もともと敵対している人たちの足引っ張りは余儀ないこととして、この日本を少しでもよくしようとする意識のある人達が、他の足引っ張り屋と結果的に一緒になって、小池さんdisりは悲しい光景です。