夜、喫茶店で待ち合わせいていた知人が「千代田区長選挙広報」を
持って来てくれたので、一読。
感想は「なんだ、こりゃ。若手二人に、ビジョンと覇気のないこと」
でした。
現役である石川まさみ(広報表記ママ)氏が、経験則を活かしてこれまでの成果と今後の政策を述べていらっしゃるのに対して、若者たち(といっても41歳だから)の、言葉の乏しさ。
石川まさみ氏
これまでも これからも 区民のために
*住みたい街 No1 H22~27年の人口増加率全国1位。他。
*子育てのしやすさ 23区唯一3つのゼロ達成堅持。 保育園、学童クラブなどの待機ゼロ。高校生までの医療費ゼロ。
*路上禁煙の条例化 全国初
*ネコ殺処分ゼロ 全国唯一
*高齢者・障害者の安心・安全拡充
*健全で透明な区政
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以上、千代田区ならではの特殊性に寄っかかった上での実績もある、とは思いますが、とりあえず細部に渡って具体例が示されています。
それが・・・・
よさのまこと氏(広報表記ママ)
日本一の千代田に!
*日本一、住民が安心安全を感じられるまち
*日本一、国際化の進んだまち
*日本一、新旧の文化が花開くまち
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項目にはそれぞれ、とりあえず説明書きが添えられてありますが、漠然と「から題目」の羅列と、私は感じました。
*日本一、国際化の進んだまち これには「子どもから大人まで英語に慣れ親しめるまち」とありますが・・・・・具体的にどうなさる気でしょうか?
全部についた「日本一」の言葉。なんですかねぇ・・・・
何と比較しての日本一なのでしょうか。
「これまでも これからも 区民のために」とターゲットを区に絞り込んだ、石川まさみ氏に比して風呂敷の広げすぎだし・・・・・具体的にどうするんでしょうね。
移民問題で世界規模でナーバスになっている時期に「国際化」だの「外国人に開かれたまち」というキャッチフレーズを使用するセンスも、いかがなものか。
ただでさえ千代田区は秋葉原界隈を中心に、外国人が合法か不法滞在か解らぬ形で激増していると言われています。そういう問題をねぐったまま、国際化と言われても。
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いがらし朝青氏(広報表記ママ)
もっと。よくなる。千代田。
*劇場型から参加型の区政へ!
*女性が輝けるマチへ!
*誰もがツナガリを感じられるマチへ!
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いがらし氏は、それぞれのキャッチコピーに具体的説明すらついていず、
何をなさりたいのか、さっぱり。
女性が輝けるマチへ?
たとえば、どういうことをなさるおつもりか。
それに「マチ」とか「ツナガリ」とか、カタカナ表記の意図が不明。
与謝野氏の「まち」という表記にも、やや抵抗を感じますが・・・
以上、広報を読んでの感想でした。膝を詰めてお話を伺えば、もっと具体的な区政についての抱負が聴けるのかもしれませんが、とりあえず広報で書かれたことが、多くの区民にはほぼ全ての情報ではないでしょうか。
秋葉原を中心に増え続けていると聞く、「外国人」に対してどうするのか、実は区の特殊性を最も現している現象に対して、三者ともに無言であることに歯がゆい思いを抱きます。
「人道的見地から」(厚労省)外国人へ生活保護を与えるそうですが、その一方で「おにぎりが食べたい」と餓死する日本人に保護がなされていません。
どこかの自治体が、ジャンバーにある文言を書いて問題となりましたが、
生活保護の実態を聞けば、彼らの気持ちのほうが私は解ります。
その生活保護の裏の実態を報道せず、ただ保護を受けている人々に心遣いがない、という観点のみの報道が、病的です。
・・・・・・・にしても、広報におけるよさのまこと氏と、いがらし朝青氏の、熱気のなさ迫力の希薄さが気になります。あるいは、勝つ戦ではないのを承知で、次の1ステップへの立候補か。
こんな全国的に知名度と注目度の高い都議選なんて、全国初だし顔と名を売るための場としては最高ではあります。
ふたりとも国政狙いなら、よさの氏は当然自民党から。いがらし氏は野党の、あそこかな・・・・?
●誤変換他、後ほど推敲致します。