何度か、ここでも触れて来たと思いますが・・・・
「生前退位」は憲法違反です。
国民にそれと気取られぬよう、安倍内閣は苦慮して天皇陛下を
かばって来たわけですが、ここへ来て内閣法制局が宮内庁の
考えている「退位儀式」を「違憲の恐れ」と判断せざるを得ない状況に
立ち至ったようです。
今まで、国民に生前退位が違憲であることがばれぬよう、当たらず触らず的
やり方で、有識者会議を置き一見公開性の姿をとりながらも、
ある意味ゲリラ的にことは運ばれていたのに、宮内庁がここへ来て、
法的整合性を欠く生前退位に「儀式」ということを言い始めために
「寝た子を起こして」しまった形です。
以下、記事抜粋。
https://mainichi.jp/articles/20170423/ddm/003/040/057000c
(抜粋) 天皇陛下の退位に伴う儀式について、内閣法制局が、天皇の国政関与を禁じた憲法4条などとの整合性から実施に否定的な見解を示していることが分かった。宮内庁は江戸時代以前の儀式の先例を研究しているが、現憲法下で初の退位となるため、実施の有無や形式が議論になりそうだ。
ーーーーー抜粋ここまでーーーーー
記憶によると、天皇陛下のお気持ち表明を即受けて、内閣が動くと
違憲だという印象を与えるので(いや、違憲なのですが)、内閣が動き出すまで、
わずかながらのタイムラグを設けた・・・・・つまり、陛下のお言葉を即受けて、
動いたのではないぞ、というアリバイを作るために、「お気持ち」表明から、
いったん時間を置いて、検討を始めた・・・・
と、最初に種明かしを見せられた手品を見ているような、白々しさ
なのでした。
そして、国民の九割が「高齢でお疲れなのだから」と理解を示した、という
成り行きなのですが、高齢でお大変なら「摂政」制が合法的に
あるのですから、何も「特措法」など苦肉の策を打ち出さなくとも、
合法的リタイアがお出来になるわけです。
そして陛下はと言えば、安倍内閣がお庇い(かばい)立てした挙句の
苦慮の「特措法」にいたくご不満であらせられるという・・・・・
なんとも、スッキリしない経過を辿った挙句に、このたびの法制局の見解です。
今、宮内庁にはというよりもっと上のほうに、激震が走っているのでは
ないでしょうか。
やすやすと運ばれてきた憲法違反のオブラートくるみが、ここへ来て突如国民に
ばらされてしまった、とそういう流れなのですから。
もう一度皆さんには立ち止まり考えて頂きたいのですが、摂政という合法的
制度を用いるに、何か不都合がありますか?
摂政は好ましくないという、理由を納得出来ていますか?
申し上げるにはばかることながら、摂政を立てたところでたかだか
数年・・・・せいぜい10年間のわずかな代理期間で、代理である摂政は
当然皇太子殿下がお務めになり、その後は皇太子の即位となるわけです。
摂政は実質的天皇なのであり、そのまま即位へと連なるのだから、
何をそう、皇太子殿下の即位じたいを急がれているのでしょうね。
国民はさしたる情報を与えられぬまま、摂政がいかなるものか
考える暇とてなく、あれよという間になし崩し的にことは
運ばれ、天皇の国政関与を禁じた憲法4条との整合性も無きままです。
現在までの成り行きを見れば、法制局が
示す難色の壁もなし崩し的に突破、このままでは違憲のまま
来年2018年の末に退位の儀式が執り行われ、2019年の年明けに
即位の儀が行われます。
はて、この国の憲法とはこうもやすやすと、違反が許される程度の
いいかげんなものだったでしょうか。
国民が憲法違反すれば処罰の対象です。
「平和憲法護持」を訴える人たちは、なぜ黙しているのでしょう。
他ならぬ天皇陛下(と皇后陛下、そして皇太子殿下)が、「平和憲法護持」の
お立場なのですが。生前退位にのみ、違憲が許されるというのは
道理に叶いません。
宮内庁では、江戸時代の儀式を渉猟(しょうりょう)しているようですが、
江戸時代にいかに先例があろうと、戦後GHQにより押し付けられた形では
ありますが、現憲法下では禁じられていることに変わりはありません。
退位の儀式が無きまま、即位の儀となると確かにいかにも
流れが不自然で、ぎくしゃく致します。
しかし、事の本質がそもそも土台を欠いているのです。
皇太子殿下の即位がかくも急がれるには、相応の理由があるでしょう。
そして、脈絡もないのに唐突に言われ始めた愛子さま天皇擁立論。
その脇で、秋篠宮殿下、悠仁親王殿下排斥のたくらみ。
即位の儀というものは神道の粋のごときで今上陛下の即位の儀典は一部が
公開され、その厳かな神秘性に世界が打たれました。
日本ここにあり、皇室ここにおわす、という存在感には
なみなみならぬものがあったのです。
儀式には新皇后たる皇太子妃が、高御座(たかみくら)に佇まなければ
陰陽の拮抗が取れぬのですが、しかしながら唐突に出たり出なかったり、
その行動に安定性を著しく欠く雅子妃が宮中最大の神事に
果たしてお出ましになれるのか。
これまでのドタキャンとは違い、相手は世界各国から参集する
王族、国家元首たちおよそ120カ国です。
甚だ心もとないので、宮内庁にどうするつもりですかと2度問い合わせたら、
一人目は「私どもも困っています」
事態がより深刻に進行しているので、その後再度問うてみたら、
「雅子さまご欠席の場合は、雅子さま抜きで即位の儀は執り行います」
という、こともなげなお返事に虚脱しました。
憲法がいともあっさり軽んじられたかと思えば、今度は宮中祭祀の
伝統があっさり覆される・・・・・・。
数トンの高御座が新天皇と新皇后のために京都御所から宮中へと
運び込まれ、皇室最大の神事である即位の儀の運びは、
新皇后がいらっしゃることを前提に組み立てられています。
それを「ご体調の波」に委ね、寸前まで新皇后のお出ましが
あるやらないやら、危ぶまれるとは、いったい皇室の安定性は
どこに行ったのでしょう。そして小和田恒氏の姿は昨年来、日本国内に
ありません。
北の脅威が日々に増す中、北と親密な辻元清美氏と皇太子殿下との
ひんぱんな交際、そして祭祀がお出来になられぬであろうご健康状態はじめ、
書くにはばかる危惧がまだまだございます。
いずこへ向かうのか、皇室。
悠仁親王殿下の奇跡的なご誕生を思い出してはこの国の
神の采配を願うのです。率直に申せば、拙宅にしつらえた
神棚に毎朝願うのは、国土安泰、世界平和、それに添えて
皇室浄化であり、これは願いながら不敬なのであろうかと
省みもするのですが、しかし祈らざるを得ない現実を
知ってしまった国民の一人が、私です。生前退位に反対の
一割の国民に属するのでしょう。
北と言えば、ミサイルが打ち込まれる確率が言われていますが、無意味です。
確率で言うならゼロ%か100%のいずれかしか、ありません。
九条が日本の護りの手足を縛っている中、本来なら要らざる生前退位と
それにまつわる煩瑣な諸手続き・議論で、長期政権そして
憲法改正に踏み切ろうとしている安倍内閣のエネルギーと時間を削ぐごとき
一連の皇室の流れを、不遜ながら憂慮申し上げています。
さて、オフ会+談話会について世話人さんからコメント欄に書き込みがあったので、転載しておきます。
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*当初10人程度でやりましょうというミニオフ会に思いかけず多数のご応募頂きありがとうございました。現時点で希望者の方が50人を超えて、会場の定員が最大25名という事で予約しておりますので、人数超過の場合残念ですが無作為の抽選とさせて頂きます。
私から詳細な待ち合わせ時間の場所の案内メールが届いた方は「当たり」で確定です。
それ以外の方は人数調整しておりますので今少々お待ちくださいませ。(幹事isakas) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お受けできなかった皆様には、まことに申し訳なくお詫び申し上げます。
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