東京も、住まいは世田谷区の住宅街が最も長く、そこは緑の多いエリアで、
朝は、小鳥の声で目を覚ましていたような暮らし。
緑と小鳥の声が当たり前にあったので、気が付かなかったのですが
それが途切れると飢えたように緑と小鳥と土の道が恋しくなります。
世田谷から転居した先のミッドタウン内の、リッツカールトン系レジデンスは
六本木と接して殺風景なところに位置はしていましたが、隣接して
檜町公園があり、そこから氷川神社に足を伸ばすとこんもり生い茂った
緑があり、ここでも緑と小鳥の声の不足はさして感じず過ごしていたのでした。
現在は、とても緑の少ないエリアで、ここで初めて自分がいかに緑と小鳥が
好きな人間なのかを悟ったのでした。
コメント欄で、ご紹介頂いた「国立科学博物館附属自然教育園」に本日
行って参りました。
瀟洒な白金台駅を出ると、道訊かずとも至近にこんもりと緑が見え、
1時間ほど、木々の放つフィトンチッドの息吹の中を散策して来ました。
好ましい緑の散歩道だったのですが、残念だったのは目黒通りに
隣接しているので、車の音がどうしても耳に届くこと。
あと、夥しいカラスの声に圧っされて小鳥のさえずりが聞こえなかったこと。
というわけで、本格的緑を味わいに来月はホテルに3泊して
山梨の渓谷の緑と温泉に身を浸してきます。
気が緩んで体重が下げ止まっているのもあり、3日間の断食旅行も
兼ねています。渓谷歩きのための、トレッキングシューズも
気が早く、もう用意しました。
そこから東京に戻ってすぐ、ミニ談話会・オフ会ですが、
何人かの方は随分、遠方からいらしてくださるようで
恐縮すると共に、心してお話させていただかねば、と
気を引き締めているところです。
緑といえば、昭和天皇が自然のまま放置しておくようにと言われていた吹上御苑の森を無残に伐採、今上陛下のお住いが56億円(民間ならもっと高くかかる)で建設されました。
昭和天皇皇后のお住いをリフォームなされば、十分お住いになれたものを、
と森の破壊を残念なことに思います。
両陛下のご意志ではない、と擁護する向きもありますが、今や憲法違反を
押してまで「生前退位」をご主張なさるだけの権勢をお持ちの今上陛下(と皇后陛下)で
いらっしゃるので、昭和天皇が残された森林伐採に否と答えることはおできに
なられたでしょう。樹齢300年のけやき、150年のくろまつなど、草花なども含めて刈り取られ、キジや他の小動物たちも追い立てられ、ねぐらを失いました。
吹上御所の湿度は、近くの測定値に比べ10%から20%高いとされていて、衛星で観測すると、吹上御苑他皇居の森から放たれる高湿度が大気を冷却させて、銀座や日本橋までその涼しさは及んで、ヒートアイランド化を防いでいるのだそうです。
また昭和天皇のお心は、都民が震災の時の避難場所として武蔵野の森が使えるように、との思いもおありだったようです。
そこが、壊されました。
そして建てられたのは、皇后陛下の信仰仲間でいらっしゃるカトリック教徒の建築家の手になるものですが・・・・何と申したらいいのか、決して美しい建物には見えません。
吹上御苑について調べていたら、
「5月4日(みどりの日,月)の皇居吹上御苑での自然観察会の申込要領」
という告知ページを見つけました。 http://www.kunaicho.go.jp/event/kansatsukai/h27-besshi3.html *誤変換、他は後ほど推敲致します。 *コメントの公開非公開はブログ主の任意です。 *非公開指定をなさっても、悪質なのは公開します。 *システムの不具合でコメントがこちらに、届かないケースもあります。