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Channel: 井沢満ブログ
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「追憶」を観てきました

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家から、徒歩15分くらいで常時映画を8作品くらい上映している

映画館があるので、散歩がてらわりにまめに出かけます。

今日は降旗監督の「追憶」を観て来ました。

日蝕を背景に、少年たちの殺人から物語はいきなり

緊迫して始まります。

サスペンスの要素もあり、上々の娯楽作品でした。

ただ、編集段階であと5分間は刈り込んで欲しいと感じました。

よく練られた脚本と重厚な演出、いい役者たちで

「頭脳」のほうは退屈してないのですが、妙な言い方に聞こえるかも

しれませんが、仕事師としての生理が、5分ほど長過ぎると感じました。

「タイタニック」の時もお話しましたが、どの逸話や人物を削るというごとき

カットではなく、シーン終わりの数秒間を詰めるとか、その種の

細かい細かい切り方の次元です。数秒単位で切っていて、それが

トータル5分間になるような切り方。

と、どうしても技術的な見地から観てしまうのですが、作品としては

上出来の部類です。

主演の岡田准一くんとの初対面は、東山紀之くんに誘われて

事務所のどなたかがお使いのマンションに出かけた時、

まだ新人だったV6全員が挨拶に来てくれ、その中でも

突出して印象に残ったのが岡田くんでした。今でも、

最初に見た時の笑顔を覚えています。あれから

随分時が経ちますが、随分いい役者さんになったものです。

ちゃんこ鍋が終わった時は、深夜だったのですが

東くんがビデオの上映会をやると急に言い始め、それが

アニメ版の「美女と野獣」でした。私は途中でうつらうつらしてしまい、

メリーさんが手配して待たせてくれていた車で、家に帰ったのでした。

「追憶」のスタッフロールに、ジュリーさんのお名前もあり、ジュリーさんも

確かちゃんこ鍋の場にいたような気がします。

ジャニーズ「一家」の一員であったこともある昔が、ちょっと

不思議な気がします。面白い経験でした。

 

このところ、「ラ・ラ・ランド」「チアダン」「帝一の國」と、いい出来の

映画を観させてもらってますが、群を抜いているのがスコセッシ監督の

「沈黙」です。私のランキングでは、今年のたぶんナンバー1でしょう。

徒歩15分の映画館では、朝10時から昔の名作を上映してくれるのですが、

現在はヒッチコックの「裏窓」上映中。

明日、気が向いたら散歩の途中に寄ってみようかと考えています。

 

 

 


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