30日にダウンして、今日までほとんどベッドの中。
お陰でテレビとDVD浸りで多少の勉強にはなった。
向井理くんが「わが家」の番宣のため、バラエティに出るのは知っていたが
番組名も日も失念していたのが、つけっぱなしだったテレビで
たまたま見ることができた。
「いいセリフがいっぱい」と宣伝してくれていて、まあそれって脚本のことだよね、
と「瀕死の床」でいささか血色が蘇る思いだった。向井くんありがとう。
明日のオンエアは出来れば、健康な状態で全国の見てくださっている方々と
思いを共有しながら見たいと願っていたのだが、この調子だと
放送の夜9時までには本調子に戻りそうだ。
ベッドを離れたのが、本日の午後。
風邪も一晩寝れば峠を越すような至って健康には恵まれここ20年間ほどは
過ごして来たので、健康のありがたみを改めて思い知った。
以前、入退院を繰り返していた頃病院で巡りあった青年の
「なぜオレだけがこんなつらい目にあって、死ぬんです?」
という言葉と表情がいまだ、耳に目に残っている。
抱きしめたかったが、私の心も躰も強張って、出来ずに終わった。
自身の体験と思いの井戸から汲み取りながら物を書き、
またこの世界の生きとし生けるもの全てから、時には動物と
植物をも含め思いの波動を共有しながら、私は物を書かせて
頂いている。
たぶんあと24年間、私は書き続ける。
一心に努めれば少しは進化もし、神の片鱗と触れ合うごとき
作品を一つは世の中にお届け出来るかも知れぬと、
それを励みに修行しようと思う。
「花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける」 古今和歌集 紀貫之