以下の投書をコメント欄に頂きました。コメ欄でお返事を書きかけたのですが、大事な問題なので、表の文章として書き記すことに致しました。
これは、やはり保守の分断作戦の結果ではないかと感じています。 (ゴン太)2017-06-07 23:07:37 井沢先生、こんばんは。先生のブログは、浅田真央さんがソチでフリーの演技を終えられた後くらいから、たまたま縁あってブログを拝見する機会に恵まれ、そうだ、本当にそう!と
膝を打つというか、凡人には表現できなかったことを、先生が見事に
表現して下さったその時以来、ずっとファンの一人として応援してきました。
数年前、先生が終戦の日に靖国神社で、日本会議主催の追悼式でご講演されるとお聞きして、当日和歌山から参加させていただいたこともあります。
稲田防衛大臣と一緒に来賓として参加されていた、例のイベントですね。このブログでも何度か取り上げていらっしゃいました。
先生のお話は非常に分かりやすかったし、気取りがなくて正直なお気持ちを表現をされるお言葉からは、誠実な人柄がにじみ出ていて、心の底から素晴らしいと感じました。
その他、先生が尊厳死協会の会員であったこと、矢作直樹先生を私淑されているという記述もありましたし、スピリチュアルな記述は私にとっては非常に心待ちにしている
分野でもあり、特に太陽拝のくだりは参考になることが多々あり、いつも
有り難く楽しみに読ませていただいております。太陽拝はなかなか自分では実行できていませんが。
こんなことを言って、お気を悪くされたら申し訳ありません。
天皇皇后両陛下のことに関しては、感じていることが少し違ったので、初めてコメントを投稿させていただきました。
天皇陛下も皇后陛下も日本のこころを正しく継承していきたいと思っていらっしゃると私は思います。宮内庁や昔であれば皇族の方々が学ばれた伝統的な学校、大学にまでもはや日本人ではない勢力がはびこっているのは間違いないと思いますが、憲法9条を守りたい派の人たちに賛同されているわけでは決してないと思います。
根拠は?それは、長年陛下がその時々で発せられるメッセージをリアルタイムで受け止めていくと、いくらマスコミが操作しようが、御製から感じられるメッセージは、そんなこと一つも仰っていないではないか…と何度も感じてきたという、そのことだけです。
例えば、両陛下は慰霊の旅にはこだわられていたと思います。
精根を込め戦ひし人未だ
地下に眠りて島は悲しき (天皇陛下)
慰霊地は今安らかに水をたたふ
如何ばかり君ら水を欲りけむ (皇后陛下)
天皇陛下の御歌は、栗林中将の辞世の句として有名な
国の為重き努を果たし得で
矢弾尽き果て散るぞ悲しき
への返歌だと思います。陛下が栗林中将(亡くなられた後は大将でしたか)たち、硫黄島で亡くなられた大勢の方々をずっと忘れずにいらっしゃったのだということを、竹本忠雄さんの「ル・武士道」で読みましたが、あまりに感動してただただ泣けてきました。(当時、梯久美子氏が著した「散るぞ悲しき」には、あまり心を動かされませんでしたが。)
それから、皇后陛下は2009年、「橋をかける; 子供時代の読書の思い出」という御本を著されました。同時に国際講演もなされたのをテレビで拝見しましたので、よく覚えています。
そのお話、御本の内容に感動して、当時自分の子供も幼かったので、美智子さまが感銘を受けられたという御本を片っ端から集めて、何とか自分の子供にも読んでもらいたいと思ったものです。
一番印象に残っているお言葉は、
「一国の神話や伝説は、正確な史実ではないかもしれませんが、不思議とその民族を象徴します。」と仰って、倭建御子と弟橘比売命の物語をとりあげていらっしゃいました。「いけにえ」という酷い運命を進んで受け入れた弟橘比売の悲しい美しさを学ばれた…、今手元に「橋をかける」の現物がないので、言葉は正確ではないかもしれませんが、「愛と犠牲」その2つのものがむしろひとつに感じられた、と表現されていました。すなわち「自己犠牲」、利他の精神こそが日本人の崇高な精神性だと仰られているようにも感じられたのです。
当時、特攻隊で大勢の若者が亡くなったのを、犬死とまでは言わないにしても、無理やり行かされた可哀想な被害者という論調も多かった時代です。戦前戦中の何もかもが無理やり、悲惨という言葉で片付けてしまいそうになる中で、静かに運命を受け入れ私たち未来のまだ見ぬ子孫のために、誇りを持って戦争に赴いて行かれた多くの方々の存在に、光をあてられたのだと思いました。そんな皇后陛下が、陳腐な9条の精神になど、肩入れしているとは思えません。
すみません、あまりに長々と書き連ねすぎました。まだ、他にも自分が根拠と思っているエピソードはあるのですがコメントとしては長すぎるので、自分でも唖然としてしまいました。
申し訳ありません。こんなのは、削除して下さって結構です。
遅い時間に、乱文をお許しください。 お返事 (井沢満) 2017-06-08 05:35:53 ゴン太さん
お心を寄せてくださって、ありがとうございます。
天皇皇后両陛下については、物を言いづらい面が多々ありお返事をしにくいのですが・・・・
あなたが両陛下を擁護されたい気持ちは重々に解ります。しかしながら皇室問題は「心情」ではなく「事実」を検証しなければ実態を見逃してしまい、それが現在多くの保守が陥っている錯誤の陥穽です。
以下、ご自分でお勉強して頂きたいので、具体的に述べませんが(述べると膨大になります)
>天皇陛下も皇后陛下も日本のこころを正しく継承していきたいと思っていらっしゃると私は思います。
こころを正しく継承するその「こころ」が何か解りかねますが、お立場からして宮中に限定した「こころ」と仮にしてお答えしますね。
こころは継承なさってないと思います。
なさるなら、順徳天皇の遺訓をお大事に祭祀の放擲はあり得ず、またその身体的条件により祭祀不能の皇太子殿下を即位させることはなさらないでしょう。
皇太子殿下が天皇に即位されたら、宮中では天皇親修の祭祀が途絶えてしまいます。
「日本人のこころ」の断絶です。
・・・・・とここまで書いてきて、やはりこれはきちっと表の文章でお答えすべきと思い直しました。
書きますので、お読みください。 表での回答なので、ある程度長くなっても大丈夫。それゆえ冒頭に戻ってお答えしましょうね。まず、靖國さんまでわざわざ和歌山からお出ましになられたことに感謝申し上げます。
あの後、何人かの人に話しかけて頂きました。あなたも、いらっしゃれば歓迎致しましたのに。
わたくしの作品のファンではなく「言論」部分の支持者であるということですね。それだけに、今回のわたくしへの反論には随分悩み、それだけ両陛下への思いが深いのでしょう。 「生前退位」に賛成の九割の国民にあなたも属する方なのでしょうか。
それとも、わたくしが折りに触れ生前退位の不当については述べてまいりましたので、そこはご理解頂けているのでしょうか。 >これは、やはり保守の分断作戦の結果ではないかと 主語が不明ですが、「これ」は「井沢のような論調」が保守分断の結果ということでしょうか。もしそうなら、その保守分断を試みたのは誰でしょう。
少なくとも保守の皆さん(私も含めてもいいなら)ではありません。両陛下の平和憲法護持発言他を、支持しているのは共産党や民進党の皆さんであり、韓国でも評価されています。 いずれも、今上陛下の「ご思想」を褒め称えるのが、皇室の存在そのものを否定している人々であることに留意してください。 あるいは、保守分断作戦はマスコミであり、そのマスコミの操作によってわたくしなど、国民の1割でしかないにせよ両陛下を批判申し上げるようにななった、という意味でしょうか。 であれば、それも違います。マスコミ、とりわけ女性誌は基本で天皇、とりわけ皇后陛下と雅子妃の賛美者です。操作という観点から言えば、マスコミは皇室賛美論調のほうが圧倒的に多いのです。ここまで事実を曲げて美化するか、というほどにも提灯持ちの記事が多いのです。そして、汚点になることは決して筆にしません。購買者の反感が不買に結びつくことが怖いのです。収入の大きな部分を占める広告主への慮りもあります。
雅子妃のお父上の、スイスにおけるある大不祥事・・・・雅子妃の皇后即位さえ、危うくなるほどの一件など週刊誌はとっくに掴んでいますが、一行たりと報道していません。 そして、そのことをご存知でありながら天皇陛下は、雅子妃の速やかなる即位を望まれ「生前退位」という憲法違反の禁じ手に打って出られました。 ここでまた留意して頂きたいのですが、その天皇皇后賛美の週刊誌が、軒並みアンチ安倍政権である、という事実です。
女性誌に限らず、男性誌で売国史観に傾いた男性誌も、天皇陛下擁護、返す刀で安倍政権批判です。 あなたは女性宮家に賛成の立場ですか?保守と皇室尊崇者を自負する人なら等しく、女性宮家とそれに続く女性天皇擁立から女系天皇への皇統の変換、それがとりもなおさず男系y遺伝子の断絶を意味し、すなわち皇統が途絶え、皇室が終焉することを知悉しています。 そして、まずあなたにお解り頂きたいのは女性宮家創設にこだわられ、それを「妨害」した安倍総理を疎んじていらっしゃるのは、両陛下だということです。 皇后陛下が「皇統は東宮の血脈から」と望んでいらっしゃり、それに天皇陛下も同意であることは、ほぼ事実でしょう。おそばでお話をうかがった方からの情報であり、それがもし間違いであるなら、こんな皇統に関わることへの誤情報は宮内庁レベルで、即刻抗議訂正を求めているところです。→ 具体的な文言は調べて、後ほど追加しておきます。 皇后陛下が日頃より、報道各紙誌を細かくチェック、意に染まぬ報道があれば、宮内庁長官をお呼びになると、これも側近の方の言葉です。 これが正しい情報かどうかは、保証の限りではありませんが、しかし皇統という基本問題に誤情報が流れたら、宮内庁が抗議するということは理解して頂けますね?しかし、抗議の形跡は皆無です。 愛子さまを天皇として擁立しても、そこに正当な男系遺伝子を有する男子を婿に迎えればいい、という説もないではないのですが、危険です。皇統に関して背後にうごめく勢力が、そうはさせないと思うからです。 後述 「具体的文言」については、2つ資料が見つかりました。
「美智子も親王の誕生を大変喜んでおりますが、美智子はやはり皇太子の系譜に皇統を継がせたいと申しているんですよ」
(2006/9/28 週刊新潮)
上記のお言葉の信憑性を裏付けるのは、自民党の当時の武部幹事長です。
「皇室典範改正(直系長子継承)は陛下のご意思だ」
(週刊新潮2006/02/09号)
2006年9月28日の記事だということは、悠仁親王殿下お誕生のほぼ直後ではなかったでしょうか。
やっと、男系男子が誕生したというのに天皇陛下のお慶びの薄さが、いぶかしく思われます。
平成18年(2006年)天皇陛下お誕生日談話の、悠仁親王殿下お誕生の際の天皇陛下の冷淡さが、ひどく印象に残っています。
記者の代表質問
「問1 秋篠宮ご夫妻に,皇室にとって41年ぶりの親王となる悠仁様が誕生されました」
感想を問われて、天皇陛下は、
「十分にお答えができないといけないと思いますので,書いてきたものを読みながらお答えしたいと思います」
初の男の孫にして、皇位継承者のお誕生になにゆえ、用意の原稿を読み上げる慎重さが必要なのでしょうか?
「初めて会った時には立派な新生児だと感じました」。
「最近の悠仁の様子として目に浮かぶのは,私の近くでじっとこちらを見つめているときの顔です」
たった、これだけの感想です。「立派な新生児」という言葉の冷淡さ。
「皇太子殿下の長子」である愛子さま天皇を望まれていらっしゃる皇后陛下の不機嫌の反映ではなかろうか、とわたくしは種々の考察から思っています。
秋篠宮殿下のお言葉のはしばしから、産児制限を秋篠宮家に課していらしたのは皇后陛下でいらっしゃると、わたくしは読んでいます。もしそうなら、現在の皇統危機の一端は、皇后陛下が担われていた、と言わざるを得ません。
紀子妃のご年齢に安心され、ご懐妊を許可なさったが、よもや生まれるはずもないと、たかをくくっていたら、まさかの出産、よもやの男子。
それへの感情がこもったのが、悠仁親王へ贈り物としてわざわざ、表から見えるようにラッピングもしていない片方だけの不吉な靴ではなかったのか、とそういう物語もあり得ます。
ーーー続く
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