秋の入口に仕立てた麻の着物。
袖を通すのは来年・・・・と思っていたのだけど、
昨日は、なまあったかく、これなら違和感がないだろう、と
透け感のある麻を着て打ち合わせに出かけたのでした。
年内着られるうちに大急ぎで着ておこうというのもあったのですが、
ドラマの主人公に、和洋折衷の衣装を着て欲しくて、「こんな感じで」と
演出の方に見せたかったのです。
画像では、でろんとしどけない風情ですが元々そういう作りで、
そのまま寝っ転がれそうな気楽感に惚れて、仕立てたのでしたが、
下にTシャツを着込んだり、スニーカをはいたり出来る作りでも
あります・・・・・が、私にはスニーカーや革靴は無理でした。
何だか、違和感なんです。
年齢のせいか、私の資質のせいか解りません。
かろうじて、Tシャツだけは着てみました。あと足袋ではなく、
足袋風のソックスで、ワンポイント柄が入ってるので、崩してみました。
後はベルト風の革の帯と。これも崩しの一環で金田一耕助みたいな、ヨレヨレ感が狙いなんですが。崩しきれてないかなぁ。
インナーがオレンジのTシャツです。
ドラマの主人公には、着物を尻っぱしょりしてステテコで
バイクをぶっ飛ばして欲しいと思っています。現場の条件で
どうなるか、解りませんが。
その役者さんから「先生はどのバイクの種類をお考えですか」
と質問がプロデユーサー経由で来ましたが、イメージにあるのは
衣装だけ、バイクのことは何も知りません。
登場人物は写真を撮るのが趣味とお伝えしたら、カメラは自分のを使いたいそうで、脚本もないうちから、役作りのイメージに入っているようです。
恥ずかしいのですが、着物の時は私、越中ふんどしにしました。
パンツのゴムに違和感を感じていたのが、すっと肌に馴染みます。
気恥ずかしいので避けていたのですが、昨今は女子のふんどしさえ
あるので、まあいいんじゃないの? と。
そしたら、着物に馴染むこと、肌に寄り添うこと、気持ちにフィットすること。
登場人物にも越中ふんどししてもらおうかな。
撮りに入る前にお会いするかもしれないので、その時提案
してみようかな・・・・。画面で見せるわけでは(たぶん)ないけれど、
心意気ってそれとなく感じるものなので。
和と洋の折衷を若者に流行らせたい思いもあり。
考えている主人公のキャラとも、職業設定ともあってるんじゃないか、
というのもあり。着物とブーツでバイクを飛ばす男のスカーフが風になびく、
というイメージ・・・・疾走感で出たいなぁ・・・・とか。
誤変換他、後ほど推敲致します。