Quantcast
Channel: 井沢満ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1913

東京ラビリンス

$
0
0

某局のプロデューサー氏数名の方々にお目にかかるため
向かったのが帝国ホテル。昨日の午後。

相変わらず陽はうらうらと照り渡り、あの界隈さすがというべきか
皇居と日比谷公園の緑のおかげもあり、大気もきれい。

銀座、日本橋、永田町と並んで東京でも極上の界隈。
きげんよく歩くのだが、さて珍しい現象ではないながら
歩き慣れた道が突如消滅。

病的な方向音痴なので随分、早めに家を出て30分は
時間を潰さねばならぬのが通例。しかし、道とともに
帝国ホテルも消え失せ、周辺のビル、日比谷公園は
従来の姿なるも、帝国ホテルだけがない。

約束の時間は迫っているし、さてどうしよう。
早く着きすぎるとお相手を恐縮させてしまうので、
ぎぎぎりまで日比谷公園を散策し、1分ほど前に
ホテルのラウンジに行けばいいかと考えていた
プランニングなど雲散霧消。

とうとう、日比谷公園脇の交番で聞いた。
帝国ホテルなど多分、計30回は訪れているしそれどころか
宿泊もしたというのに、方向音痴というこの宿痾。

じゃっかん言い訳すれば、ホテルに連なる建物が工事中の
塀で覆われ、景観が様変わりしてわたくしの脆弱な
方向感覚をなお狂わせていた。

何とか間に合って、プロデューサー諸氏とは楽しく歓談。
中に某著名ドラマを手がけていらっしゃるプロデューサも
演出家もいらして、しかし、あとで思えばわたくしだけがほぼ喋っていた
ようで。
ジントニック一杯きりだが、普段飲まないのでこれが効く。

独りで乗るタクシーが不得手なので、なるべく電車に乗るのだがさて
有楽町の駅が今度は忽然と消え失せている。
なんというシュールな日であろう。

これも原因はあり、有楽町駅ならこちらの出口からと案内され
入ってきたのとは違う玄関。さて、そうなるとわたくしの脳内磁石は無造作に壊れ、
どう表現すればいいのか、それまで何とか立体で組み立てられていた脳内の
町並みが、べたーっと平面になった感じ。

呆然と、そして軽微な酔いで陶然とさまよい歩くうち、どこぞのサブウェイの駅に
到着。改札口を抜けたら「izawaせんせ!」と呼びかけられ、
お顔を見るのだが記憶になく、この間オフ会にいらした方だったら
失礼もいいところ。焦って記憶をたどる私にその婦人、
「今日初めてお目にかかります」。

お陰で車内の会話の相手が出来て、退屈せず。おまけに着ていた
着物を褒めて頂いた。珍しく帯だけが白い苧麻(ちょま・からむし)の、
他は羽織紐まで黒と鼠色づくし。

そんなふうで、ユネスコに朝鮮通信使が登録されそうで、怒っていることを
書こうと思っていたのだが、紙幅が尽きた。

帰宅後、適度の歩行とジントニックで強烈な眠気。着物をスルスルと脱ぎ捨て
足袋と長襦袢のままベッドに倒れ込み、気がつくと深夜、つけっぱなしの
テレビで、マツコ・デラックスさんと有吉さんが全国のプリンを
食べていて、即コンビニに走り全国の特選プリントは格が違う
定番プリンを2種類も買って、2つとも食べてしまったという
おそ松。

ところでお粗末と当然、最初に変換されるであろうと踏んだのに
最初に出てきたのが「おそ松」。

おそるべし赤塚不二夫。

マツコ・デラックスもそのまま、出て来る。

井沢満。あ、自分のも一発変換だったが、これは別に私という個の名前では
ないものなぁ。

余談だが、北の将軍の名前は一発変換で出てくるのに、日本の
尊い著名人のお名前が出ないという時代があったなぁ、それ確か
韓国製の何かだったような。

何か、って方向とともに機械もわからないんだもの。

 

 

誤変換他、後ほど。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1913

Trending Articles