「お手入れ系」の文章が案外好評なので、また・・・・
もう随分長くお会いしていなかった方(女性)に、思わぬ再会をして
驚いたことには、肌麗しく髪つややかで、若々しい。
私のことも激賞してくださり、二人で永遠の若さをー笑ー
讃え合ったのであるが、保つ秘訣を伺ったら、
思わぬことに私が教えたことをこの二十数年間
実践なさっているという。
それ、なんですか・・・・と訊いたら、少し声を潜め、
「お臍にオリーブオイルを垂らす、あれです」
思い出した。
私がその方法を知ったのは、丸尾長顕という日劇ミュージック・ホールの
演出をなさっていた方の書き物によってである。
裸をさらす踊り子さんたちの、とっておきの美容法として
丸尾長顕さんが授けたのは、オリーブオイルをお臍に1滴垂らし込み、
内部に浸透するように軽く揉みこむ、というものだ。
私は裸はさらしもせず、ナマ足ー笑ーを振り上げて踊りもせぬので、実践に至らなかったが、毎日湯上がりに二十年やり続けた方が輝かしい「成果」として
目の前に現れたのだった。
ついでにオリーブオイルは、手にも足にもすり込むとおっしゃるので、
「あーいやいや、手と足のオリーブオイルは体験済みだが今ひとつ。なんてたって、椿油他4種の混合オイルが至って良好。それぞれの箇所に1滴でよろし。経済にも、美化にも至福を得られるであろう」
と、わが手をサンプルとして差し出し、解説したのだった。
前稿を読まれた方はご承知だろうが、椿油他・・・・・というのは
椿油、米ぬか油、米胚芽油、クルミ油、ゴマ油のブレンドである。
ヘアオイルとして使ったついでに、ふと手足に伸ばしてみたら
効果は随喜の涙もの。・・・・・・・って、こういう時の定番で
体質によりけりだろうが、と「逃げ」の文言も書き添えておく。
・・・・・と書いて、ふと思ったのだが、オリーブオイルの臍使いで
卓効あるものなら、5種ブレンドオイルは尚更ではあるまいか?
ちなみに、ブレンドオイルはまったりと、感じの良い芳香を放っている。
かといって、しつこく残る香りではない。