松島みどり法務大臣がうちわを配布した行為が公職選挙法の禁止する寄付行為に該当する、とこれは事実で、それを言を左右にして逃げる大臣の姿勢が美しくないと思った。しかも「法務」なのである。詭弁を弄して犯行を認めない犯人を見ているようだった。 潔く認め、折り目正しく謝罪すればどれほど人として清潔で、また多大に税金を費やして開かれる国会の時間を浪費することもなかった。 という意味のことを前に書いたが、今度は野党側の追求を「雑音」と発言、私はこの大臣もうだめだと思う。 雑音発言が言語道断である以上に、その釈明がみにくい。 「私自身に対する予算委員会でのご指摘や行動について、あたかもそれが雑音であるかのように受け取られる発言をいたしたことを陳謝いたします」 雑音と断言したのに、「かのように」とすり替える姑息と、糾弾されるに
決まっている事を口にする頭脳のレベル。 すり替えは「あれは資料であって、うちわではない」と答弁した詭弁と
同次元で、畢竟人間性に帰することであろう。 この方のお顔を初めてクローズアップで見たら、いや以上の「中身」の問題性がなければ、外見のみをあげつらいはせぬけれど、この方のメークはなんだろう。
あれはまつ毛エクステなのか、長いまつげをカールさせ、品のない・・・・・ いや率直に申せば異様な化粧。品性に欠けること著しい。
化粧には品性と教養がにじみ出る。
そして衣服も。 人はまず見かけ、次に中身がついてくると実は私は思っているが、新大臣紹介で階段に居並んだ時の、奇天烈な衣装に眉をひそめるとかなりの確率で
その大臣は仕事も人柄もいまいち。 安倍さんが何を基準にこの方を選ばれたのか不審である。
女性だからという理由でピックアップするのは本当に止めて頂きたい。
男女の比率は場によっては大事な要素ではあろうが、国の運営を託す
人物にゼンダーは関係ないだろう。
能力本位で、と言い切るほど政治がピュアなものでないことは
承知しているが、出来れば能力本位「に近く」人選して欲しいのである。 政治に男も女もあるものか。
敢えて過激に申せば、生殖器の差異が、政治にどんな関係がある。 この間も書いたように、性差による差別問題なら「人間として」の視線を
持てば見える。「女」を強調するから歪みが生じ、男を差別してしまうことになる。 後追い記述 今度は、小渕優子経済産業相の政治資金問題の浮上だ。 ほとほと「女だから」選ぶような、妙な基準の人事は止めて
もらえないだろうか。 適切な人材を選んだ結果が、全員男であったり女であったりしたとして
なんの不都合があるのだろう? 政治はお見合いパーティではない。